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PRF法とは

 更新日:2023/03/27

PRF法とは

PRF法とは、Platelet Rich Fibrin(多血小板フィブリン)法の略で、歯周再生療法の一種です。
採血した血液を遠心分離器を使用して血液と血小板に分離させ、血小板濃縮技術を用いて傷の治癒や骨または歯周組織に対して再生・回復を促します。
止血や鎮痛、感染予防の効果が期待でき、さらには骨形成のスピードを早くしたり、傷の治りが早いという点で、歯科などのインプラントオペで使用されることがあります。

メリット

・術後の感染を抑える
・再生・回復効果で治癒を早める
・患者本人の血液を使用するため安全性が高い
・抜歯後などの腫れや痛みを抑える

デメリット

・症状が大きいと治療期間が長くなる
・費用が高額になることが多い
・採血の際の不快感や恐怖感がある
・血腫形成、皮下出血斑、神経損傷、感染のリスクが稀にある

治療期間

骨を形成する割合が大きいほど治療期間は長くなり、長ければ半年以上かかる場合もあります。PRF法を用いた場合、骨形成までのスピードが早くなるので、早期治療を目指すことができます。通常よりも4ヶ月期間を短縮できるという研究結果も出ています。

費用相場

PRF法を用いた治療費用の相場は約3万円前後です。中にはインプラント費用に含まれていたり、無料にしている医療機関もあります。また、骨補填材の使用状況や手術の程度によって金額が変動します。

この記事の監修歯科医師