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光殺菌とは

 更新日:2023/03/27

光殺菌とは

歯科における光殺菌とは、細菌に感染した歯や歯肉に特殊な光を照射することにより殺菌し、歯や歯肉を回復させる治療を指します。
歯の根っこの治療や歯周病治療、インプラント周囲炎の治療などで用いられることが多く、特に欧米では広く普及している治療方法と言えます。
仕組みとしては、歯や歯肉に光感受性ジェルを注入し、光を照射することにより活性酸素が発生します。この活性酸素の働きによって抗生物質を使わずに殺菌が可能となります。感染の再発防止にも役立つため、治療の終盤に仕上げとして用いられることもあります。歯周病やインプラントの定期健診や矯正治療中のメンテナンスなどで、予防を目的に光殺菌が行われることも多いです。

メリット

・痛みがほぼ無い
・副作用が少ない
・抗生物質を使用しないため耐性菌(薬に耐性を持った細菌)の発生を防げる

デメリット/副作用

・処置中は若干の熱と振動を感じる
・歯周病は予防のための定期的な処置が基本で、光殺菌による完治はむずかしい
・光過敏症の方には対応できない

治療期間

1回の治療は20分程度とされています。定期的に継続することで歯周病予防の効果が期待できます。

費用相場

歯科における光殺菌は保険適応外の治療となり、1カ所につき2千円程度とされています。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修歯科医師