FGG（遊離歯肉移植術）とは

FGG（遊離歯肉移植術）とは

FGG（Free GingivalGraft）とは、遊離歯肉移植術とも呼ばれ歯茎の足りない部分を補うために他の歯肉組織を移植する手術です。
歯周病等により歯茎が健康な状態から下がってしまい、インプラント治療などにおいて障害となる場合に行われます。
口蓋部分から切り取った歯肉の表層組織と内部組織を丸ごと移植するため、同様の処置であるCTG（結合組織移植術）と比べて簡単に行うことが可能です。
歯肉を移植することで見た目が良くなるだけでなく、ブラッシングもしやすくなるため口内環境の健康を維持する目的もあります。

メリット

・歯肉を増強することで歯やインプラントが長持ちする
・歯肉の露出が改善するので、見た目が良くなる
・歯磨き等のセルフケアがしやすくなる

デメリット/副作用

・保険適応外の治療のため費用負担が大きい
・移植部分に痛みを感じたり、感染症が起こるリスクがある
・必ずしも希望通りに歯肉が定着するわけではない

治療期間

歯肉の移植自体は、基本的に1度の治療で完了します。歯肉が移植部に定着するまでは1～2ヶ月ほどかかります。

費用相場

FGG（遊離歯肉移植術）は保険適応外の治療となっており、1部位につき5～10万円程度とされています。

注意点

治療期間や費用は、治療方法などによって大きく異なる場合があります。