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小児矯正のメリットは?始めるタイミング・受診のポイントについて詳しく解説します

 更新日:2024/11/23
笑顔の歯

矯正治療を子供のうちから始めるべきなのか、悩んでいる保護者の方は多いのではないでしょうか。

矯正治療は時間がかかったり矯正装置による不快感があったりなど、大人でも大変です。そのため、「大人になってからでいいのでは」と考える方もいるでしょう。

そこで今回は、小児矯正のメリットを紹介します。メリットを知れば、子供の矯正治療に対する不安・悩みを解消できるでしょう。

始めるタイミング・受診のポイントについても解説しますので、参考にしてください。

前田 隆

監修歯科医師
前田 隆(みどり区役所前矯正歯科クリニック)

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昭和60年県立千葉北高校卒業。平成5年日本歯科大学新潟歯学部卒業。日本歯科大学新潟歯学部 歯科矯正学教室入局。平成9年日本歯科大学大学院卒業 博士(歯学)の学位取得。日本歯科大学新潟学部付属病院 歯科矯正科勤務。日本歯科大学新潟歯学部付属病院 歯科矯正科退職。平成16年みどり区役所前矯正歯科クリニック開業。

小児矯正のメリットは?

メリット
小児矯正の主なメリットは次の4つです。

  • 歯を抜かずに顎の成長に合わせた矯正が可能
  • 顎の骨のバランスを整えやすい
  • 口の機能の発達を高められる
  • 早くから虫歯や歯周病予防の知識が身につく

下記ではこれらのメリットについて解説していきます。

歯を抜かずに顎の成長に合わせた矯正が可能

小児矯正ではほとんど抜歯は行われません。顎が狭い場合、歯が入りきらないため抜歯が必要です。しかし子供の顎の骨は柔らかいため、顎が狭くても広げられます。そのため、歯の大きさに合わせて顎の大きさを変えることができます。
なので、小児矯正ではほとんど抜歯が行われないのです。歯と顎の骨の大きさが合っているかはレントゲンやCTを使って検査します。レントゲンやCTを使うことにより顎の骨を立体的に見ることができます。

顎の骨のバランスを整えやすい

先述したように、子供の顎の骨は柔らかいため顎の骨のバランスも整えやすいです。歯並び・かみ合わせの悪さの原因は歯だけにあると思っている方は多いでしょう。
しかし実際には、顎にも問題がある場合が多いです。大人になると顎の骨を広げることはできないため、場合によっては外科手術も必要になってきます。
しかし子供なら、上下の顎の成長を抑制したり促進したりすることで治せる可能性が高いです。歯並びだけでなく、骨格も一緒に治しやすいのです。

口の機能の発達を高められる

子供のうちに矯正治療を始めることで、口の機能の発達を高められます。指しゃぶり・口呼吸などの癖は、歯並びだけでなく発音・食べ方・飲み方に影響を与えます。
小児矯正でこれらの癖を改善し、口の機能の発達を高めることが可能になるのです。

早くから虫歯や歯周病予防の知識が身につく

矯正治療期間中は定期的に歯科医院へ通わなくてはいけません。歯科医院では治療の進捗状況の確認だけでなく、虫歯・歯周病にならないようにケアも同時に行われます。そのため、自然と虫歯・歯周病に対する予防の知識が身につきます。

非抜歯
先ほど小児矯正では抜歯はほとんど行われないと説明しましたが、これはワイヤー治療をする先生によって異なります。親知らずの方向に歯を動かすタイプの先生ですと非抜歯での矯正治療が可能になります。ワイヤー治療は先生によって違いますのでよく質問してください。
また、大人の矯正治療でもできるだけ抜歯を行わない方針の歯科医院があります。それは治療後の人生のことも考えているからです。抜歯をすると残っている歯に負担がかかります。
それでは治療をした意味がないと考え、できるだけ歯を抜かずに歯並び・かみ合わせを改善できる治療法を提案しています。

矯正を始めるタイミングはいつがいい?

口を大きく開ける男の子
矯正を始めるのに適したタイミングはいつなのでしょうか。結論から申し上げますと、正解はありません。歯並び・噛み合わせが気になったら歯科医院へ相談しましょう。

幼児期から定期的に経過を観察するのが理想

矯正治療を始めるタイミングに正解はありませんが、理想的なのは幼児期から定期的に観察をすることです。歯並び・かみ合わせは顎の大きさ・形にも影響しているため、顎の骨が成長段階である幼児期から観察するのが適切なのです。
まだ永久歯が生えていない時期や永久歯と乳歯が混じり合っている時期に、顎の成長を見ながら矯正治療を行うことを「早期治療」といいます。
永久歯が揃い顎の骨の成長が予測できるようになったら、「本格治療」のスタートです。本格治療では矯正装置を使用します。

6歳~12歳ごろから始めるケースが多い

小児矯正を始めるタイミングとして多いのは、6歳~12歳ごろです。6歳~12歳ごろは顎の成長期であり、永久歯に生え変わる時期でもあります。
全ての歯が永久歯に生え変わってから矯正治療を始めると、場合によっては抜歯や手術が必要になる場合もあります。そのため、抜歯をしなくても矯正治療ができる6歳~12歳ごろに始める方が多いのです。

抜歯を避けるためには早めに相談するのがおすすめ

抜歯を避けるためには早めの相談がおすすめです。顎の骨が柔らかい成長期なら、歯の大きさに合わせて顎を適切な大きさにできます。そのため、顎が狭くても歯を抜かずに治療できる可能性が広がります。
歯並び・かみ合わせはそのままにしておくと、身体の健康にも影響を与えます。少しでも気になる症状があったら、早めに歯科医院へ相談してください。

小児矯正の受診のポイント

ポイント
小児矯正を受診する際のポイントは次の4つです。

  • 事前にメリットもデメリットも説明してくれる医院を選ぶ
  • 治療を無理強いしない医院を選ぶ
  • 歯を抜かない治療も可能かどうか確認する
  • 精密検査用の機器が充実しているかどうか確認する

下記ではこれら4つのポイントについて詳しくみていきます。

事前にメリットもデメリットも説明してくれる医院を選ぶ

矯正治療にはメリットだけでなく、デメリットもあります。矯正装置を使うため、痛みや違和感などを覚える子もいます。子供でも理解できるように、これらのデメリットについてもきちんと説明してくれる歯科医院を選ぶのがおすすめです。

治療を無理強いしない医院を選ぶ

矯正治療の方法は歯科医院によって異なります。場合によっては自分のイメージ・要望と合わない場合もあるでしょう。イメージ・要望に合わないのに治療を続けるのはストレスになるだけです。治療法を提示し、患者に考える時間を与えてくれる歯科医院を選びましょう。
とくに子供の場合、治療を無理強いされると歯科医院そのものを嫌いになってしまいます。そうなると治療を続けるのが大変です。小児矯正を始めるときは、子供も納得した上で治療を進めることが大事です。

歯を抜かない治療も可能かどうか確認する

ほとんどの歯科医院では、治療を始める前にカウンセリングをしています。カウンセリングのときに、歯を抜かない治療もできるのか確認してみましょう。
事前に希望する治療法を伝えることはとても大事です。自身が希望する治療法を伝えることで、医師と患者の認識の相違を防げます。

精密検査用の機器が充実しているかどうか確認する

小児矯正では、顎の成長具合などを調べてから治療計画を立てます。そのためには、正確な検査結果が必要です。
検査が不十分だと診断ミスや矯正治療の失敗が起こる可能性もあります。正確な検査結果を得るためには、精密検査用の機器が欠かせません。どの機器でどのような検査をするのかは患者では分かりにくいので、医師もしくはスタッフに確認してみるのがおすすめです。

小児矯正のリスク・副作用

リスク・副作用
最後に小児矯正のリスク・副作用を解説します。矯正治療をするとき、事前にリスク・副作用を把握しておくことで治療中の不安・悩みを軽減できます。

子供が矯正装置や通院を嫌がりスムーズに進まないケースがある

矯正装置は装着時に痛みが出たり、違和感を覚えたりすることがあります。また、矯正装置による見た目を気にする子供もいるでしょう。歯科医院が苦手な子供や通院を面倒と感じる子供は、通院を嫌がる可能性もあります。
しかし矯正装置を嫌がり装着しなかったり通院をしなかったりすると、矯正治療を思うように進められません。子供が治療を拒否した場合は、早めに担当医に相談してください。今後の治療計画を考えてもらいましょう。
矯正装置が合わない場合は、作り直してもらうことも可能です。

金属アレルギーが起こることがある

矯正治療にはワイヤーを使った矯正治療もあります。
しかしワイヤー矯正では、金属アレルギーが起きる可能性もあります。金属アレルギーのある子供や心配な子供は、事前に皮膚科で検査を受けてください。その結果を担当医に伝えましょう。
もし治療中にアレルギー症状がでた場合はすぐに担当医に相談してください。

小児矯正ならみどり区役所前矯正歯科クリニックへ相談を

院長
小児矯正で永久歯を抜歯する場合のデメリットを少しでも減らしたいときには、以下のポイントを満たしている歯科医院がおすすめです。

  • 治療期間の説明が丁寧である
  • 小児矯正に詳しい専門の医師である
  • ドクターの技術力に定評がある
  • 抜歯を行わない治療方法が提案できる

千葉市緑区のJR鎌取駅より歩いて約5分の場所にあるみどり区役所前矯正歯科クリニックでは、長年お子様から大人の方までその方にあった矯正治療の提案をしてきました。
みどり区役所前矯正歯科クリニックは近くにショッピングセンターや公園があり、お子様とのお出かけのついでに立ち寄りやすいです。駐車場も完備されていて、車での通院もできます。
みどり区役所前矯正歯科クリニックでは永久歯が生え揃った後であっても歯を抜かずに治療する治療を目指しているため、お子様の抜歯に不安を感じるときにも相談してみるとよいでしょう。
初診の際には、無料でCT撮影やレントゲン撮影を行います。さらに費用・期間・治療方針についても丁寧な説明があります。治療するかどうか悩むときには、一度自宅で治療するか相談して決めることも可能です。
みどり区役所前矯正歯科クリニックに相談すると抜歯によるデメリットをなるべく避けて、お子様にとって理想の歯並びを目指せるでしょう。

小児矯正治療で非抜歯矯正は可能か

みどり区役所前矯正歯科クリニック
小児矯正治療は非抜歯矯正が可能な場合があります。
小児矯正治療をすることにより、顎の成長をコントロールすることができます。すなわち、歯を並べるスペースを確保することができます。また、上下の顎のズレを成長期に治すことによって出っ歯や受け口のコントロールをすることができます。
みどり区役所前矯正歯科クリニックでは、成長期のコントロールをしたうえで非抜歯矯正法であるMEAW法の提案が可能です。
MEAWとはMultiloop Edgewise Arch Wireマルチループアーチワイヤーのことで、特殊なワイヤーを使い歯の移動をコントロールする歯科矯正方法で、一般的な矯正方法よりも短めです。さらに他の矯正法と併用することで、治療期間を短縮できます。
注意点としては、お口の状況によってはMEAW法が利用できない方もいます。非抜歯矯正に興味のある方は、まずは相談してみてください。

小児矯正治療は何歳からできますか

小児矯正治療は何歳からできますか
小児矯正治療は、6歳頃から始められます。12歳ぐらいまでは、自宅のみで使用する取り外し可能な装置を利用する治療方法が主流です。早い年齢から矯正治療を始める場合は顎のスペースを確保して、永久歯が理想的な歯並びになることを目指します。
お子様の歯並びが気になっている方はなるべく早く相談すると、大人よりも短期間で治療できるといったメリットがあります。歯並びに不安を感じたら、まずはみどり区役所前矯正歯科クリニックにご相談ください。初診相談やカウンセリングを無料で実施しています。

小児矯正治療でお悩みの方はみどり区役所前矯正歯科クリニックへ

みどり区役所前矯正歯科クリニック
みどり区役所前矯正歯科クリニックでは、お子様や保護者の方と十分に打ち合わせをしたうえで治療を開始します。
そのため、小児矯正治療のメリットやデメリットを確認したうえで、矯正治療をすすめられるでしょう。
お子様の歯並びが心配・小児矯正で永久歯を抜歯することに不安を感じる保護者の方は、歯を抜かない治療方針であるみどり区役所前矯正歯科クリニックにぜひ相談してみてください。

みどり区役所前矯正歯科クリニック

アクセス・住所・診療時間

JR外房線 鎌取駅 南口 徒歩5分

千葉県千葉市緑区おゆみ野3-19-4 オーシャンビュー壱番館

診療時間
10:30~12:30
14:30~20:00

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土日診療時間(9:00~13:00/14:00~17:00)

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