歯列矯正を早く終わらせるには？矯正治療期間を短縮する方法や矯正歯科の選び方

歯はどのようにどれくらい動く？

歯列矯正は、歯に適切な力を加えて少しずつ動かし、理想的な位置へと導く治療法です。
この仕組みは、矯正装置を使って歯を支える骨（歯槽骨）に圧力をかけることで、骨が吸収・再生を繰り返しながら歯を動かすという自然な生体反応を利用しています。
装置による持続的な力が歯に加わることで、ゆっくりと歯が移動していきます。治療期間は、人によって異なりますが約2〜3年程度で、軽度の不正咬合であれば半年程度といわれています。

歯列矯正方法には、ワイヤーとブラケットを歯の表側につける表側矯正や、表側と裏側を組み合わせたハーフリンガル矯正、裏側につけるフルリンガル矯正、マウスピース型矯正などがあります。歯列矯正のメリットは、口元の見た目を改善することができることや、歯磨きなどのメンテナンスがしやすくなること、噛み合わせが改善することなどがあります。デメリットは基本的に自由診療のため費用がかかることや、治療中は歯磨きがしづらくなること、歯科医師の技量によって結果が変わってくるなどがあります。
費用相場は表側矯正で500,000〜1,200,000円(税込)、ハーフリンガル矯正で800,000〜1,300,000円(税込)、フルリンガル矯正で800,000〜1,500,000円(税込)、マウスピース型矯正で600,000〜1,000,000円(税込)程です。

歯列矯正が早く終わる人の特徴

矯正治療期間には個人差があり、早く終わる方もいれば時間がかかる方もいます。ただし、治療が早く終わるからといって、必ずしも元の歯並びや条件がよいとは限りません。
ここでは、歯列矯正が早く終わる人の特徴を紹介します。

成長期の子ども

成長期にある子どもは、身体の発達とともに歯や骨も柔軟に変化しやすい時期です。そのため、発達段階で歯が移動しやすいという特性があり、治療期間が大人に比べて短くなる傾向があります。これは、歯列矯正において歯を動かすための圧力に対する反応が良好で、骨の成長に合わせて歯がスムーズに動くためです。
さらに、歯が移動しやすいことで、矯正器具を装着した際の違和感や痛みも短期間で軽減されることが特徴です。大人の場合、矯正初期に感じる痛みが長引くこともありますが、成長期の子どもではその負担が少なく済む場合が多いです。

軽度の不正咬合

歯並びや噛み合わせの乱れが軽度な場合、簡単な治療で改善できることが多く、通常の歯列矯正よりも治療期間が短くなる傾向があります。早い方は半年程度で治療が終わるため、まずは歯科医院で現在の歯の状態を確認してもらうことが大切です。

舌や口周りの悪習癖がない

舌や口周りの悪習癖とは、普段から舌で唇をなめたり、幼少期に頻繁に指しゃぶりをしていたりなどがあります。これらは口周りの形が変形するため、歯列矯正時に適切な位置に戻すまで時間がかかるとされています。
そのため、普段から舌が正しい位置にあり、呼吸や咀嚼が正常に行われている方は、歯列矯正がスムーズに進みやすいといえるでしょう。

治療計画を守れる

治療計画をきちんと守れる患者さんは、計画通りにスケジュールを進めることができるため、予定通りに歯列矯正を終えることができます。一方で、無断キャンセルや予約時間の遅刻などがある場合、適切な治療を受けられなくなって治療が長引いてしまう可能性があります。スムーズに治療を進めるためにも、治療計画を守ることが大切です。

矯正治療期間を短縮する方法

早く終わる人の特徴に当てはまらない場合でも、日頃の意識や口腔環境のケア、治療方法によって治療期間を短縮できる可能性があります。

治療をスムーズに進められるよう歯科医師の指示を守る

治療期間を短縮するためには、歯科医師の指示やスケジュールをしっかりと守ることが大切です。基本的に治療は、事前のカウンセリングで計画を立て、適切な期間内で治療を終えるように進められています。そのため、予約を守らなかったり、歯科医師からの指示を怠ったりすると、治療期間が延びてしまう可能性があります。治療を早く終えたい方は、歯科医師の指示をきちんと守りましょう。

むし歯にならないよう口腔衛生とケアに注意する

歯列矯正期間中は歯列矯正器具の隙間を磨けないため、むし歯のリスクが高まります。そのため、通常よりも丁寧な歯磨き・お手入れが大切です。矯正治療中にむし歯になると追加で治療を受ける必要があるため、治療が長期化する可能性があります。
むし歯にならないために、日々の歯磨きだけでなく、定期的な歯科検診やクリーニングを受けるとよいでしょう。

治療期間短縮につながる装置を用いる

通常の歯列矯正に加えて、光加速矯正装置(PBM)(※1)という期間短縮に効果的な装置による治療を受ける方法もあります。
光加速矯正装置(PBM)とは、光エネルギーを利用して患部と周囲の細胞を活性化させる治療方法です。以下のようなメリットがあります。

• 歯列矯正治療期間の大幅な短縮
• 痛みを軽減する効果
• 口腔環境悪化の抑制

マウスピースと光加速矯正装置(PBM)を用いた実験では、約1年治療期間が短縮されたという報告もあるそうです。
デメリットは、治療期間を短縮するために歯に加える圧力を強める場合があり、一時的に歯の痛みや不快感を感じることがあったり、元々の歯並びによっては対応できない場合があるなどです。
費用相場は、通常の矯正費用にプラスして100,000〜150,000円(税込)程度かかることがあります。
(※1)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

歯列矯正を早く終わらせるための矯正歯科の選び方

歯列矯正を早く終わらせるには、矯正歯科医院選びも重要なポイントです。

歯列矯正の症例が豊富か

歯列矯正の症例が豊富な歯科医院は多くの経験や知識があるため、精度の高い治療計画の作成が期待できます。過去の豊富な症例から、治療を短期間で終わらせるノウハウを持っている可能性もあり、患者さんの希望に沿った対応が期待できます。
歯科医院によっては、実際の症例数を提示していたり、SNSで症例を紹介していることもあるので、参考にしてみるとよいでしょう。

歯列矯正の経験が豊富な歯科医師が在籍しているか

歯列矯正に精通した歯科医師が在籍している歯科医院は、あらゆる観点から症状を確認し、適切な治療を提案してくれるでしょう。
歯列矯正には複数の治療方法があり、患者さんのニーズや悩みに合わせた治療方法の提案が期待できるため、効果的に治療を進められるでしょう。

デメリットも含めた詳しい説明をしてくれるか

歯列矯正には複数の治療方法がありますが、それぞれメリット・デメリットがあり、治療期間も異なります。そのため、治療の途中経過や終える状態なども踏まえて適切に説明してくれる歯科医院であれば、納得して矯正治療を進められるでしょう。

治療期間短縮につながる治療方法があるか

矯正治療を受ける歯科医院で光加速矯正装置(PBM)などが受けられるかによって、治療期間が大幅に変わります。そのため、歯列矯正を早く終えたい方は、光加速矯正装置(PBM)を取り入れている歯科医院を選ぶとよいでしょう。
光加速矯正装置(PBM)は、治療時間の短縮だけでなく治療の質の向上にも効果的な方法です。歯科医院選びの1つの指標になるでしょう。

矯正治療なら赤坂B&S歯科・矯正歯科にご相談を

赤坂B&S歯科・矯正歯科は、子どもから大人まで幅広い世代の歯列矯正に対応している歯科医院です。

赤坂見附駅から徒歩1分の距離にあり、当日予約・急患・保険診療も可能なため、仕事終わりや買い物のついでなどにも気軽に利用できます。

ここからは、赤坂B&S歯科・矯正歯科の特徴を紹介します。

経験豊富な歯科医師による歯列矯正

歯列矯正に対して、歯を抜いたり強い痛みを伴ったりするイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし、赤坂B&S歯科・矯正歯科には経験豊富な歯科医師が在籍しており、その豊富な経験と新しい技術を活用して患者さん一人ひとりに適切な治療計画と治療方法を提供しています。

患者さんの歯の状態や歯並びに合わせた治療が行われ、満足度の高い歯列矯正を実現しているそうです。

さらに、患者さんが安心感を持って治療を受けられるよう、先進的な3Dデジタル診断を導入して歯列矯正後の状態をより正確にシミュレーションしています。治療の進行状況や最終的な仕上がりを事前に確認できることで、患者さんの不安を軽減しているといいます。
ほかにも、なるべく抜かない治療やスピード矯正、痛みの少ない矯正治療など、こだわりの矯正治療を提供しています。

矯正治療期間の短縮を目指したスピード矯正

歯全体の歯列矯正は、一般的に約2〜3年の治療期間が必要とされ、時間をかけてゆっくり進める治療というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

しかし、赤坂B&S歯科・矯正歯科では少しでも早く治療を終えられるよう、患者さんに光加速矯正装置(PBM)によるスピード矯正法を採用しています。この光加速矯正装置(PBM)は標準オプションのため追加料金がかからず、費用を抑えながら短期間での治療を目指します。

スピード矯正は、患者さんのライフスタイルに合わせて設定するため、成人式やブライダルなどのイベント前でも治療を進めることが可能です。複数の処理を組み合わせることで、安全に治療期間の短縮を目指すそうです。

治療期間は半年〜1年半程度に短縮できる可能性があり、通院の手間や歯列矯正によるストレスを軽減することが期待できます。

美しさと機能性を重視した包括的な治療

赤坂B&S歯科・矯正歯科では、歯列矯正中の見た目にも配慮してさまざまな矯正装置を取り扱っています。
クリアワイヤーや裏側に矯正装置を固定するフルリンガル矯正、表側と裏側を組み合わせたハーフリンガル矯正、透明なマウスピース型矯正などに対応しており、日常生活で人と話す際にも装置が目立ちにくい治療を受けることができるでしょう。
赤坂B&S歯科・矯正歯科では、歯列矯正を開始する前にカウンセリングを実施し、患者さん一人ひとりのライフスタイルやご希望に応じたカスタマイズ治療を提供しているそうです。矯正治療と審美的な歯科治療を組み合わせ、また、先進的な矯正技術を駆使して、患者さんにとって適切な治療法を見つけられるようサポートしています。

治療期間を短縮したい方や、通院回数を減らしながら歯並びを整えたい方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

赤坂B&S歯科・矯正歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数