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失敗しない矯正歯科の選び方|矯正歯科と一般歯科の違いや矯正治療の種類

 公開日:2024/08/29
失敗しない矯正歯科の選び方

大人になって歯並びや噛み合わせが悪いと、他人の視線が気になって大きくお口を開けることができない方もいるのではないでしょうか。

また、噛み合わせに異常があると発音や咀嚼に支障がでて、むし歯や胃腸障害などのリスクが上昇します。

歯列矯正は顎が発達途上の状態で行う方も少なくありませんが、成人してからも治療は可能です。小児期に比べ、成人してからの歯列矯正は治療期間が長かったり費用が高額になるなどの負担が増えるため、失敗したくないと思う方も少なくないでしょう。

今回は、矯正歯科の選び方や矯正治療の種類などを解説します。歯列や不正咬合で矯正治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

近藤 光

監修歯科医師
近藤 光(赤坂B&S歯科・矯正歯科)

プロフィールをもっと見る
2015年 東京歯科大学 卒業
2015年 医療法人社団歯友会赤羽歯科 単独型臨床研修
2016年 同法人池袋診療所 入局
2016年 医療法人スマイルコンセプト 非常勤勤務
2016年 赤羽歯科 退職
2017年 高田歯科インプラントセンター 非常勤勤務
2017年 しんみ歯科 非常勤勤務
2018年 高田歯科 退職
2019年 フリーランス矯正歯科医となる
2019年 医療法人社団優綾会カメアリデンタル 矯正歯科担当医
2019年 デンタルクリニックピュア恵比寿 矯正歯科担当医
2020年 しんみ歯科 退職
2020年 医療法人社団角理会 茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科 矯正歯科担当医
2021年 医療法人恵優会フォルテはにゅうモール歯科 矯正歯科担当医
2021年 舞浜マーメイド歯科 矯正歯科担当医
2022年 医療法人恵優会かすかべモール歯科 矯正歯科担当医
2022年 レフィーノデンタルクリニック 矯正歯科担当医
2022年 医療法人社団カムイ会柏なかよし矯正歯科・小児歯科 矯正歯科担当医
現在に至る

矯正歯科と一般歯科の違い

矯正歯科と一般歯科の違い
矯正歯科とは、歯列が整っていない場合や噛み合わせが悪い場合に矯正装置を用いて治療を行う歯科医院です。
対して、一般歯科は、むし歯や歯周病の治療および義歯の製作などを主に提供している歯科医院のことです。
歯科医師免許があれば、専門分野の教育を受けていなくても診療科目に矯正歯科を加えることは可能です。そのため、一般歯科でも矯正治療を受けられることがあります。ただし、矯正歯科の方が治療経験が豊富であったり、歯列矯正専用の設備が整っているため、さまざまな症例に対応できるでしょう。

矯正治療の種類

矯正治療の種類
矯正治療長期間矯正装置を装着して、少しずつ歯列をきれいな状態にする治療です。矯正治療には種類があります。それぞれの特徴を紹介します。

表側矯正

表側矯正とは、歯の一つひとつの表面にマルチブラケット装置を装着してから、ワイヤーを通して全体をつなげる方法です。ワイヤーの引っ張る力を利用した治療方法で大きな移動にも対応可能です。また、ほかの治療方法に比べると治療期間が短縮できるメリットがあります。
一度装着すると治療終了まで取り外すことができないため、歯の清掃が不十分だとむし歯のリスクが高まる点は注意が必要です。装着に慣れるまでは食事や会話に違和感を感じることもありますが、段々と慣れてくるでしょう。なお、見た目が気になる人や金属アレルギーのある人は材質の変更もできます。
費用相場は500,000〜1,200,000円(税込)程度です。

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正舌側矯正)は、マルチブラケット装置やワイヤーを歯の裏面に装着する方法です。表面に装置がないため、装着を知られたくない方や歯に直接打撃をうけるようなスポーツ選手に向いています。ただし、施術には技術が必要なため表側矯正よりも費用が高額になったり、裏側矯正舌側矯正)を行わない歯科医院もあるため確認しておきましょう。
また、舌が装置に触れるため、舌が傷ついたり発音しづらかったりするなどのデメリットがあります。歯の裏の清掃が難しくなるため、むし歯や歯石が溜まりやすくなってしまう点にも注意が必要です。
費用相場は600,000〜1,500,000円(税込)程度です。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は、取り外しが可能なマウスピース型の装置を装着して矯正治療を行う方法です。透明な素材のため目立ちにくいのがメリットです。
移動する目標をシミュレーションして、少しずつ形を変えたマウスピース型を作成し、約2週間毎に新しいものに取り換えながら歯を移動させます。マウスピースは自宅で交換できるため、定期検査以外で通院する必要がありません。取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際は外すことができますが、1日の装着時間(20〜22時間以上)を守らないと治療の期間が長くなります。
なお、矯正力が弱いという特徴もあるため、大きな移動には不向きとなっています。
費用相場は600,000〜1,000,000円(税込)程です。

部分矯正

矯正治療は全範囲の歯列を矯正するのが一般的ですが、前歯の隙間や八重歯などの部分的な歯並びの治療には部分矯正で対応できる場合があります。全体の歯列矯正と比べると移動の痛みが軽減されたり、矯正期間や費用を抑えたりすることが可能です。
ただし、奥歯の移動や咬合の状態によっては部分矯正では対応できないこともあります。また、部分矯正は全体矯正に比べて仕上がりが劣る場合もあるため注意が必要です。
費用相場は一般的なワイヤー矯正で100,000〜800,000円(税込)程度、マウスピース型矯正で300,000〜900,000円(税込)程度です。

失敗しない矯正歯科選びのポイント

失敗しない矯正歯科選びのポイント
矯正歯科選びを失敗しないためには、いくつかの条件があります。矯正歯科選びのポイントを紹介します。

歯列矯正の症例が豊富か

矯正歯科を診療科目に掲げるのは、矯正治療の経験がなくても可能です。しかし、歯列矯正は一般的な歯科治療とは異なり、精密な治療計画が重要となります。また、歯並びや噛み合わせは一人ひとり異なるため、豊富な症例数があるということは、それだけさまざまな症例に対応することが可能です。
矯正治療に特化した歯科医院は豊富な矯正治療の症例数があるため、適切な治療に対応できることが期待されます。症例数は、公式ホームページに載っていることがあるため、確認するとよいでしょう。

歯列矯正の経験が豊富な歯科医師が在籍しているか

矯正治療を実施する歯科医師は、専門的な知識がなくても施術自体を行うことは可能です。しかし、矯正治療対応する歯科医師によって仕上がりが大きく異なります。患者さん一人ひとりに合わせた治療を提供できるかが、矯正治療を成功させるカギとなります。歯科医師の経験が豊富か、さまざまな症例に対応できるのか、事前にしっかり確認しましょう。

矯正治療の種類が豊富で自分に合った治療が選べるか

経済面や生活環境などで矯正装置の選別が必要な場合があります。もちろん、歯の状態によっては希望する装置での治療が難しい場合もありますが、希望に沿った治療方法を選ぶことができれば長期間かかるストレスを軽減できるでしょう。そのため、偏った治療方法しか実施できない歯科医院を選ぶより、選択肢が豊富にある歯科医院を選ぶことは大変重要です。
また、子どもの歯列矯正を行いたい場合は、小児矯正を行える歯科医院かどうかも確認しましょう。

デメリットも含めた詳しい説明をしてくれるか

矯正治療にはメリットとデメリットの両面があります。治療を成功させるためには詳細な説明を行う歯科医院を選びましょう。

  • わかりやすい治療計画
  • 患者さんに適した矯正装置や治療期間
  • 保定・後戻り・治療のメリットやデメリット
  • 抜歯や非抜歯の可能性
  • 治療費用(治療費・調整料・支払方法など)

矯正治療は、検査結果に基づいて治療計画が立てられます。治療開始前の説明時に不明点や不安なことはしっかり確認するようにしましょう。

院内が清潔で設備が整っているか

歯の治療では、細菌感染が起こる可能性があります。細菌感染を防ぐためには、器具の洗浄や院内の清掃が行き届いているかが重要です。
また、歯列矯正では施術前の精密な検査が重要なため、セファログラム(頭部X腺)や歯科用CTなど、矯正治療に必要な先進的な設備がある歯科医院を選びましょう。

矯正治療を成功させるために重要なこと

矯正治療を成功させるために重要なこと
ここまで、矯正治療を成功させるためには歯科医院の選別が重要なことを解説しました。以下の項目は日本臨床矯正歯科医会が推奨している6つの治療指針です。

  • セファログラム検査の実施=顎骨の形状や歯根の状態を把握する検査
  • 診断のための検査の実施=口腔内検査・顎や咬合の機能検査・顎の形状検査・筋機能検査・歯型模型の分析
  • 治療計画・治療費用の詳細な説明
  • 治療中の転医や清算の説明
  • 常勤の矯正歯科医の在籍の有無
  • 矯正治療の専門的な知識のある衛生士やスタッフの在籍の有無

上記の条件をすべて満たしているクリニックは、高い治療成果を提供できることが期待されます。
矯正治療は、どこで矯正治療を受けるのがよいか・どの矯正装置がよいのか・誰が矯正をやるかを考慮して、歯科医院を選ぶことが重要になります。

歯列矯正のことなら赤坂B&S歯科・矯正歯科にご相談を

赤坂B&S歯科・矯正歯科
歯並びや噛み合わせを治したいと考えている方は、赤坂B&S歯科・矯正歯科に相談してみてはいかがでしょうか。

赤坂B&S歯科・矯正歯科は、矯正歯科を中心として総合的な歯科診療を実施している歯科医院です。

待合室や診察室は落ち着いた色調で統一されていて高級ホテルのような雰囲気となっており、赤坂見附駅から徒歩1分という立地にあり会社帰りや買い物のついでに通院しやすいです。また、診療予約はインターネットで行えます。

歯列矯正の経験が豊富な矯正歯科

歯の状態は人それぞれで、まったく同じ症例ということはありません。そのため、矯正治療の技術は経験が豊富なほどさまざまな症例に対応することができ、治療効果が高いことが期待できます。

赤坂B&S歯科・矯正歯科は豊富な治療経験を持つ歯科医師が在籍しているため、さまざまな症状の治療が行えます。個々の患者さんの状態に合わせた精度の高い治療計画を考え、患者さんの希望を取り入れながらよりよい治療を提供しているそうです。

また、矯正治療のほかホワイトニング審美治療、噛み合わせ治療、一般歯科にも対応しているため、むし歯や歯周病の治療など幅広いお口の悩みが相談できます。

3D口腔内スキャナーiTeroなど歯列矯正の設備が充実

赤坂B&S歯科・矯正歯科 治療
赤坂B&S歯科・矯正歯科は、新しい設備を積極的に導入している歯科医院です。

矯正治療では、治療に入る前に歯科用CTやiTeroなどを使用して精密な計画を立てています。

また、フェイシャルスキャナーやセファログラムも使用し、患者さんの顔面や歯並びの状態の詳細を把握して治療計画に活かされています。

精密な計画は痛みを軽減し、希望した仕上がりに近づけられるでしょう。

スピード矯正で矯正期間の短縮を目指した治療を提供

矯正治療は時間がかかるため、躊躇してしまう方もいるのではないでしょうか。そんな方のために、赤坂B&S歯科・矯正歯科ではスピード矯正を提供しています。これは、患者さんの歯の状態や治療目的に合わせて適切な矯正方法を選択し、安全に治療期間を縮めることを目指す治療です。

レーザー治療を利用した矯正治療や、LEDを応用した治療装置、サイクリックフォース(※)を利用した矯正治療、外科的なスピード矯正など、患者さんに合わせて適切な方法を提供されているそうです。ただし、治療期間を短縮することで歯に急激な負担がかかり、痛みなどの不快感が生じてしまう場合もあります。治療を検討する際はデメリットも十分に考慮する必要があります。

さまざまな矯正治療を提供する赤坂B&S歯科・矯正歯科は、なるべく抜かない治療や痛みの少ない治療、3Dデジタル診断など、こだわりの矯正治療を行われています。自分に適した矯正治療を探している方は、赤坂B&S歯科・矯正歯科に相談してみてはいかがでしょうか。

(※)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

赤坂B&S歯科・矯正歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

東京メトロ銀座線・丸ノ内線 赤坂見附駅より徒歩1分

東京都港区赤坂3丁目2-2 日総第24ビル1階

診療時間
10:00~19:00

【費用(税込)】
精密検査:33,000円
保定装置(リテーナー)(片顎):44,000円
表側矯正(ステンレス):705,100円
表側矯正(プラスチック):793,100円
表側矯正(ファインセラ):828,300円
表側矯正(クリアワイヤー):932,140円
裏側矯正(リンガル):1,356,300円
裏側矯正(ハーフリンガル):1,163,800円
マウスピース型矯正(フル):1,080,200円
マウスピース型矯正(モデレート):660,000円
マウスピース型矯正(ライト):550,000円
スピード矯正:165,000~220,000円

【治療期間】1~3年
【治療回数】2〜3ヵ月毎に1度

この記事の監修歯科医師