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マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違いは?それぞれのメリット・デメリットも解説

 公開日:2024/04/30
マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違いは?それぞれのメリット・デメリットも解説

きれいな歯並びは笑顔をより魅力的にするとともに、食事・会話を快適にし生活の質を上げます。

歯並びをきれいにする歯列矯正の代表的な方法には、マウスピース型矯正とワイヤー矯正があります。どちらが自分に合っているかを検討するうえで、違いを知るのは大切です。

この記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。歯列矯正をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

薄井 陽平

監修歯科医師
薄井 陽平(歯科・矯正歯科GOOD SMILE)

プロフィールをもっと見る
2001年3月 松本歯科大学歯学部卒業
2001年4月 歯科医師免許取得
2001年4月 松本歯科大学 歯科矯正学講座入局
2001年4月 松本歯科大学 歯科矯正学講座医員
2003年4月 松本歯科大学 歯科矯正学講座助手
2004年4月 松本歯科大学 硬組織疾患制御再建学講座
臨床病態評価学博士課程入学
2007年4月 松本歯科大学 歯科矯正学講座助教
2009年6月 学位取得(歯学博士)
2012年4月 松本歯科大学 歯科矯正学講座助教 教任期満了
2015年10月 松本歯科大学 小児科学講座 非常勤講師就任

マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違い

マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違い
歯列矯正は、歯並びを整える目的で行われる治療です。
しかし目的は同じでも、マウスピース型矯正とワイヤー矯正では特徴が大きく異なります。違いを知っておくと、どちらを選択するか決めやすくなるでしょう。
マウスピース型矯正とワイヤー矯正の矯正装置・矯正期間・費用の違いをみてみましょう。

矯正装置の違い

マウスピース型矯正は、口腔内を3Dスキャンデータをもとに患者さん一人ひとりに応じてオーダーメイドされたマウスピースによって治療を行うのが特徴です。歯並びにフィットするように作られており、簡単に装着できます。
対するワイヤー矯正は歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を取り付け、そこにワイヤーを通して固定する治療方法です。付け外しはできませんが、全体の歯並びを直したい方から一部分のみ直したい方まで対応しやすい特徴があります。

矯正期間の違い

一般的に、歯列矯正約1〜3年の矯正期間で完了します。
マウスピースは0.2〜0.3ミリメートルずつゆっくりと歯を動かすため、矯正期間が長くなりやすいです。とはいえ、動かす範囲が小さければ早く終えられる患者さんもいます。
一方、ワイヤー矯正はワイヤーの力により大きく歯を移動させることが可能です。しかし口腔内の状態によっては、長い期間が必要になる場合もあります。
どちらの方法を選ぶにしても、部分矯正なら1年前後、全体矯正なら数年かかることを頭に入れておくとよいでしょう。

費用の違い

歯列矯正は自由診療のため歯科医院によって費用のバラつきがあるとともに、患者さんの口腔内の状態および用いる治療方法によっても費用は大きく変動します。
マウスピース型矯正の場合、費800,000〜1,200,000円(税込)前後です。部分矯正であれば400,000円(税込)程度となることもあります。ただし、治療中にマウスピースを破損した場合はさらに費用がかかります。
一方、ワイヤー矯正の場合は全体矯正で700,000〜1,000,000円(税込)程です。こちらも部分矯正では費用を抑えられますが、歯並びの状態が悪ければ1,000,000円以上かかる可能性もあります。
実際にかかる費用は、治療予定の歯科医院でよく確認しておきましょう。

マウスピース型矯正のメリット・デメリット

マウスピース型矯正のメリット・デメリット
ここからはマウスピース型矯正のメリット・デメリットを取り上げます。
マウスピース型矯正はワイヤー矯正よりも新しい治療方法であり、ワイヤー矯正のデメリットを解消するのに役立ってきました。
主なメリット・デメリットを2点ずつ解説します。

メリット:透明な装置なので目立ちにくい

歯列矯正に用いられるマウスピースは、プラスチック製の薄く透明な素材でできています。透明な装置のため目立ちにくく、普段装着していても周囲から歯列矯正中だと知られにくい点が魅力です。
特に接客業・営業職など、人と接する機会が多い方は歯列矯正の見た目が気になるでしょう。マウスピースなら一見自然な歯に見え、歯列矯正をしていることに気付かれずに治療が進められるのがよい点です。また、マウスピースは自由に付け外しができるため、気になる場合は外すことができるという点もメリットといえるでしょう。

メリット:通院の間隔が長め

歯列矯正を行う際は、定期的に歯科医院に通院して経過観察や調整を行う必要があります。
ワイヤー矯正では、4〜6週間に1回通院しなければなりません。
しかしマウスピース型矯正の場合は6〜12週間に1回と、通院間隔が長くなります。
さらに、1回の処置時間も15〜30分と短めです。仕事や家事などで通院する時間がなかなか取れない、または治療を受けたい歯科医院が遠い方にも選択しやすい治療方法でしょう。

デメリット:マウスピースを紛失する危険がある

マウスピース型矯正の取り外しができる便利さは、一方で紛失するリスクを伴います。また、透明で見えにくい点も見失いやすい原因です。
例えば矯正装置を装着したまま食事・歯磨きができないため、外食時に外して紛失してしまう可能性が考えられます。外したら専用のケースに入れる習慣をつけるのが大切です。ただし、保管場所を決めていないとケースごと紛失する恐れがあるため、いつも決まった場所に保管するようにしましょう。

デメリット:適用できない症例がある

マウスピース型矯正は希望すれば誰でも受けられるわけではなく、適用できない症例があることも覚えておきましょう。特に治療が難しいのは、歯の生え方が著しく凸凹しており歯並びの乱れが大きい症例です。
このような場合、歯並びを整えるためには歯を大きく動かす必要が生じます。しかし、マウスピースではそこまで大きく歯を動かすことが難しく、希望の仕上がりにならない恐れがあります。
また、上下の顎の位置が前後左右にズレてい場合は、顎の骨格に問題が生じているためマウスピース型矯正では対応できません。
さらにお子さんの小児矯正をご希望の場合、第2大臼歯が生えていない状態では効果が十分得られない可能性があるため、マウスピース型矯正は避けた方がよいでしょう。

ワイヤー矯正のメリット・デメリット

ワイヤー矯正のメリット・デメリット
ワイヤー矯正は、19世紀末から急速に広がった歯列矯正のなかでも初期に登場したエッジワイズ法をもとに確立されました。
マウスピース型矯正とは異なるメリット・デメリットを2点ずつ解説します。

メリット:難しい症例にも適用しやすい

ワイヤー矯正は歯に強い力をかけて動かすため、マウスピース型矯正では対応できない複雑な症例にも適応できる点がメリットです。歯並び全体がガタガタしている方と一部分の歯の傾きが気になる方のように歯並びの状態が大きく異なる場合も、症例に合わせた治療を行えます。
また、抜歯を伴う症例にも十分対応でき、大幅な歯並びのズレも治療できます。さらに歯列矯正終盤の細かな調整も行いやすく、患者さんが訴える違和感・噛み合わせの状態に応じて対応することが可能です。

メリット:付け外しの必要がなく管理が楽

ワイヤー矯正は固定式のため、食事・歯磨きの際にも付け外しする必要がありません。
治療中も歯科医院で装置を調整し、調整時にメンテナンスも行ってもらえるため特別な自己管理は不要です。取り外さないので専用のケースを持ち運ぶ必要もありません。
マウスピースの管理や紛失が心配な方は、ワイヤー矯正の方が合っているでしょう。

デメリット:矯正装置が目立つ

歯列矯正を検討している患者さんがワイヤー矯正をためらう理由に、矯正装置が目立つ点があります。歯の表面に金属などの矯正装置を取り付けるため、笑ったり話したりすると周囲に見えてしまいます。また、矯正装置は常に付けた状態のため、食事や歯磨きがしにくい点も扱いにくく感じる要因です。磨き残しによって、矯正装置の周囲がむし歯・歯周病となるリスクもあります。
ただし見た目が気になる方は、歯の裏側(舌側)に矯正装置を取り付ける裏側矯正舌側矯正)も選択可能です。このようにして見た目のデメリットを回避できる場合もあります。

デメリット:治療中に痛みを感じやすい

ワイヤー矯正のブラケットおよびワイヤーは、歯に直接取り付けられます。そのため、矯正装置の摩擦・歯の移動に基づく炎症によって痛みを感じやすいです。
またブラケットは凹凸があり、ワイヤーは尖った形状をしています。それらが普段の生活で口腔内の粘膜を刺激し、痛みが生じるケースもあるでしょう。
とはいえ、治療中の痛みは治療開始の数日〜数週間で緩和される傾向にあります。どうしても痛みが続くときには、歯科医師に相談しましょう。

歯列矯正の流れ

歯列矯正の流れ
歯列矯正は患者さんの年齢および口腔内の状態により、適切な治療方法が異なります。そのため、まずは歯科医師との問診で歯並び・噛み合わせの悩み、治療の希望を相談しましょう。
それから写真・レントゲン撮影により口腔内の状態を検査・診断し、適切な治療方法が提案されます。患者さんも納得できる治療方法が決定したら、それぞれの症例に合わせて治療を進めます。

歯列矯正は歯並びが改善されたら終わりではありません。矯正装置を用いた治療が終わった後も美しく健康的な歯を維持するために、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。

歯列矯正のことなら歯科・矯正歯科GOOD SMILEにご相談を

歯科・矯正歯科GOOD SMILE 外観
歯列矯正を希望する通りに成功させるには、治療方法を検討するだけでなく治療を受ける歯科医院選びも大切です。

歯列矯正を受けたい方は、山梨県甲府市にある歯科・矯正歯科GOOD SMILEにご相談ください。歯科・矯正歯科GOOD SMILEの3つのポイントをご紹介します。

ワイヤー矯正・マウスピース型矯正に対応し症例も豊富な歯科医院

上記で紹介したように、歯列矯正方法にはマウスピース型矯正とワイヤー矯正があります。歯科・矯正歯科GOOD SMILEは、ワイヤー矯正・マウスピース型矯正のどちらにも対応しています。

これまでさまざまな症例に対応してきた豊富な経験をもとに、患者さんの希望にできる限り寄り添った歯列矯正を提案してくれる歯科医院です。

初診相談料は0円のため、「歯列矯正をしてみたいけど不安」と感じている方も、まずは一度相談してみてはいかがでしょうか。

小児矯正にも対応

歯列矯正に注力する歯科・矯正歯科GOOD SMILEは、小児矯正にも対応しています。取り扱っている主な種類は、拡大床・咬合誘導装置(ムーシールドです。

なお、乳歯期のお子さんの受け口を治療するのに使用されるムーシールドの費用は165,000円(税込)です。

さらに、お子さんがリラックスして診療・通院できるための配慮も行き届いています。診療の際には子ども用診療チェアが使用され、アニメを楽しみながら診療を受けられるモニターも完備されています。キッズスペースもあり、待ち時間の不安も軽減されるでしょう。

日本矯正歯科学会 認定医・指導医である理事長による質の高い矯正治療

歯科・矯正歯科GOOD SMILE 院長
歯科・矯正歯科GOOD SMILEは、各種治療のさまざまなトラブルに対応できる専門分野の歯科医師が治療してくれる歯科医院です。なかでも歯列矯正は、日本矯正歯科学会認定医・指導医の薄井陽平先生による質の高い治療を受けられます。

また患者さんに対するインフォームドコンセントも大切にし、専門用語を使わずわかりやすく伝えるよう心がけておられます。

長期的な治療となる歯列矯正だからこそ、落ち着いた気持ちで治療を行える環境が整っている歯科・矯正歯科GOOD SMILEで治療をしてみてはいかがでしょうか。

歯科・矯正歯科GOOD SMILEの基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用

JR中央本線・JR身延線 甲府駅 車で7分

山梨県甲府市徳行1-4-1

診療時間
9:00~13:00
15:00〜19:00

▲:14:30~18:00
※予約制

【費用(税込)】
 相談料 0円
 診断料 38,500円
 処置料 5,500円
 マウスピース型矯正装置インビザライン(※1))
 インビザライン・インビザラインfull/lite・インビザラインteen・インビザラインfirst:495,000~1,045,000円
 ワイヤーで行う矯正治療:165,000~803,000円
 歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド):165,000円
(※1)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

この記事の監修歯科医師