インビザライン(マウスピース型矯正)のメリット|治療期間や費用相場も解説
公開日:2025/04/30

インビザライン(※1)は、マウスピース型の矯正装置で歯並びを改善する治療方法の一種です。 歯列矯正はさまざまな方法があるため、インビザラインを選ぶべきか迷う方もいるでしょう。 今回の記事では、インビザラインのメリットやデメリット、注意点などを解説します。また、費用相場や治療期間も紹介するので、インビザラインを検討している方は参考にしてみてください。

監修歯科医師:
牧田 恭右(ミール歯科クリニック東小金井)
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平成24年成蹊高等学校 卒業
平成30年東京歯科大学 卒業
平成30年神奈川歯科大学附属横浜クリニック研修センター 入局
令和元年医療法人社団翔舞会 エムズ歯科クリニック 入社
令和6年医療法人社団翔舞会 エムズ歯科クリニック 退社
ミール歯科クリニック東小金井 開業
平成30年東京歯科大学 卒業
平成30年神奈川歯科大学附属横浜クリニック研修センター 入局
令和元年医療法人社団翔舞会 エムズ歯科クリニック 入社
令和6年医療法人社団翔舞会 エムズ歯科クリニック 退社
ミール歯科クリニック東小金井 開業
目次 -INDEX-
インビザラインのメリット
早速、インビザラインのメリットを見ていきましょう。
矯正装置が目立ちにくい
インビザラインは、透明なマウスピースを使う歯列矯正方法です。ワイヤーを使った歯列矯正と比べて目立ちにくく、外見に大きな変化を与えません。 特に、人前に立つことが多い方は「矯正装置が目立つから、歯列矯正に踏み出せない」と感じる場合もあるでしょう。インビザラインであれば歯列矯正をしていると周囲に気付かれにくいため、口元を気にすることなく日常生活を送れます。治療中や治療後のシミュレーションができる
インビザラインによる歯列矯正は、3Dスキャンを使ってシミュレーションを行うことが可能です。歯列矯正中の歯並びを段階的にシミュレーションできるだけでなく、治療後のきれいになった歯並びも事前に確認できます。 シミュレーションを見ながら歯科医師と相談し、患者さんが十分に納得したうえで治療に進めるため、安心感を持って歯列矯正を行えるのではないでしょうか。痛みが少ない
マウスピースを使った歯列矯正は、ワイヤー矯正と比べて痛みが少ないといわれています。 ワイヤー矯正の場合、矯正装置がお口に当たったり、口内炎ができたりして痛みを感じることや、歯が大きく動くために痛みを感じる方も少なくありません。しかし、インビザラインのマウスピースは患者さんの歯にフィットするように作られており、歯と歯茎の接点もトリミングされているため、歯列矯正中も快適に過ごせるでしょう。 ただし、人によってはマウスピースでも痛みを感じることがあります。また、新しいマウスピースに交換した直後は締め付けられるような違和感が出ることがありますが、時間の経過とともに和らぐでしょう。通院頻度が少ない
インビザラインの通院頻度は、1〜2ヶ月に1回です。 治療開始直後は、マウスピースをきちんと装着できていないこともあるため、装着の状態を確かめるために1ヶ月に1回程の通院が必要です。その後は、トラブルがなければ2ヶ月に1回程の通院になるでしょう。 頻繁に歯科医院へ行く必要がないので、忙しくてなかなか通院の時間を取れない方も気軽にインビザラインを始められます。自分で取り外しができる
マウスピースは、必要なときに自分で取り外せます。普段どおりにフロスや歯ブラシを使えるため、清潔な口腔環境を保ちやすいでしょう。また、食事の際もマウスピースを外せるので、矯正装置に食べ物が詰まるなどもなく、いつもと変わらずに食事を楽しめます。 取り外したマウスピースは、歯ブラシや専用の洗浄剤で洗います。インビザラインのデメリットや注意点
インビザラインはメリットがある一方で、気をつけたいポイントもいくつかあります。ここでは、主なデメリットや注意点を確認しましょう。
症例によっては適応できない場合がある
インビザラインは、歯並びがでこぼことした乱ぐい歯や、著しい出っ歯などには不適合とされています。また、抜歯が必要な症例では、予想外の治療経過が生じる可能性があるでしょう。 事前にカウンセリングを受け、自分の症例にインビザラインが適応するかを確認したうえで治療を受けることが大切です。装着時間が短いと効果を得られにくくなる
インビザラインは、複数のマウスピースを1〜2週間ごとに取り替えて少しずつ歯を動かす歯列矯正方法です。シミュレーションどおりに歯並びを整えるためには、1日20時間以上マウスピースを装着する必要があります。 決められた装着時間を守らないと、適切に歯が動かない可能性があるでしょう。マウスピースは自分で自由に外せるため、食事や歯磨きの後に装着を忘れると、1日20時間を下回るリスクが高まります。装着時間も意識したうえで、普段の生活を送ることが重要です。インビザラインの費用相場
インビザラインをはじめとする歯列矯正は、基本的に保険適用外の自費診療です。費用は、お口の状態や治療期間によって異なり、歯科医院が提供する支払いプランも異なります。費用が気になる場合は、まず歯科医院へ相談しましょう。インビザラインは、症状に合わせて4つのパッケージを提供しています。ここでは、一般的な費用相場を紹介します。
コンプリヘンシブ
コンプリヘンシブは重度の症例に向けて作られており、さまざまな歯列の悩みに適応しているのが特徴です。マウスピースの使用枚数に制限がなく、治療期間も長くなりやすいことから、費用は高くなる傾向にあります。 また、治療期間は5年までと限られている点にも注意が必要です。計画どおりにマウスピースを装着しないと、歯並びが改善しないまま期間を超えてしまい、治療を完了できない可能性があります。 一般的な費用相場は、700,000〜1,200,000円(税込)程です。モデレート
モデレートは、大きく噛み合わせを変えない中度の症状に適応したパッケージです。マウスピースの使用可能枚数は片顎につき26枚とされています。 枚数に制限があるため、奥歯の噛み合わせが大きくズレている症例や、複雑な歯の移動が必要な症例には適応できません。 一般的な費用相場は、700,000~900,000円(税込)程です。ライト
ライトは、軽微な噛み合わせの問題や少しガタガタした歯並びに適応したパッケージです。マウスピースの使用可能枚数は片顎につき14枚で、歯並びを部分的に改善したい場合によいとされています。全体的な噛み合わせを変えなければならない症例には適応できません。 一般的な費用相場は、250,000〜500,000円(税込)程です。エクスプレス
エクスプレスは、ごく軽度の症状に適応したパッケージです。前歯にわずかなズレがあったり、前歯に少し隙間があったりした場合の歯列矯正に使われます。マウスピースの使用可能枚数は片顎7枚までとなっており、1〜2本の歯を動かして歯並びを改善したい場合によいでしょう。 ただし、マウスピースの数が限られている分、調整の自由度は下がります。例えば、7枚すべてのマウスピースを使う治療計画を立てた場合、歯列矯正後に微調整が必要になっても追加のマウスピースは製作できません。事前に緻密な治療計画を立てる必要があります。 一般的な費用相場は、200,000〜400,000円(税込)程です。インビザラインGO
インビザラインGOは、前歯の歯列矯正を中心とした治療システムです。インビザラインはすべての歯を対象としているのに対し、インビザラインGOは奥歯以外の計20本を対象としています。 前歯の隙間や、前歯だけ噛み合わない開咬などの症状に使われるのが特徴です。奥歯の噛み合わせに問題があったり、抜歯が必要だったりする場合には適していません。 一般的な費用相場は、350,000〜600,000円(税込)程です。調整にかかる費用
インビザラインの治療中は、定期的な調整が必要です。調整では、治療の進捗を確認し、必要に応じて治療計画の更新も行います。フィット感を上げるため、マウスピースを調整することもあるでしょう。 一般的な費用相場は1回あたり3,000〜6,000円(税込)ですが、歯科医院によっては治療費に含まれている場合もあります。事前に、追加で調整費用が発生するか確認するのがおすすめです。保定にかかる費用(ビベラリテーナー)
インビザラインの治療後は、歯並びの後戻りを防ぐために保定期間を設けます。保定期間中は、歯並びの経過観察費と保定装置(リテーナー)費が発生します。 一般的な費用相場は、観察費3,000~6,000円(税込)、保定装置費40,000〜60,000円(税込)です。調整費と同様に治療費に含まれている場合があるため、事前に確認するとよいでしょう。インビザラインの治療期間
インビザラインの治療期間は、歯科医師の治療計画や治療方針によって変わります。患者さんのお口の状態によっても変動するため、事前に歯科医院へ相談しましょう。ここでは、一般的な治療期間を紹介します。
- コンプリヘンシブ:約1年6ヶ月〜3年
- モデレート:約1年6ヶ月
- ライト:約1年
- エクスプレス:約3〜4ヶ月
- インビザラインGO:約6ヶ月
インビザラインのことならミール歯科クリニック東小金井にご相談を
インビザラインのメリットやデメリットのほか、費用相場や治療期間について解説してきました。
インビザラインを検討している方に、東京都小金井市のミール歯科クリニック東小金井を紹介します。
一生おいしい食事をするためのマウスピース型矯正
ミール歯科クリニック東小金井という医院名には、歯の治療や予防を通じ、すべての方に楽しく食事(meal)をとってもらいたいとの思いが込められています。マウスピース型矯正では、きれいな歯並びによって自分の歯を守り、いつまでもおいしく食事ができるようになることを重視しているそうです。
子どもの食育や成人・高齢の方の栄養に関する話を伝えることで、食事の大切さも知ってもらいたいという思いで歯科医療を提供されています。
審美面のみならず機能性や噛み合わせも考慮した治療
ミール歯科クリニック東小金井は、審美面はもちろんのこと機能性や噛み合わせも考慮したマウスピース型矯正を行っています。 前歯の歯並びは、笑顔の印象を決めるだけでなく奥歯の健康にも影響を与えかねません。前歯の歯並びが悪く、うまく噛み合わせができていないと、奥歯への負担が大きくなります。結果的に奥歯が割れたり、歯周病やむし歯のリスクが高まったりなどの事態も考えられるでしょう。歯列矯正は、歯の健康を守り、食事をおいしく食べるためにも必要な治療です。 また、マウスピース型矯正治療の結果は、型取りの精度によって左右されます。ミール歯科クリニック東小金井では、3DスキャナのiTero 5D plusで精密な型取りを行い、矯正中や治療後の詳細なシミュレーションをしたうえでマウスピースを作製しているそうです。そのため、患者さんの口腔状態にふさわしい歯列矯正を提供できるでしょう。子どもからご高齢の方まで親しみやすい歯科医院を目指す
ミール歯科クリニック東小金井は、歯列矯正以外に一般歯科や小児歯科、根管治療、インプラント治療など幅広い診療に対応しています。 院内にはキッズスペースやバリアフリー設計を採用し、幅広い年齢の患者さんが通院しやすい環境を整えています。通院が難しい方のために、訪問歯科診療にも対応しています。 また、治療時にはモニターで画像や動画を使って説明したうえで、患者さんが気軽に相談や質問ができるように配慮しているそうです。 子どもからご高齢の方まで幅広い年齢の患者さんに親しみやすい歯科医院を目指しているので、お口に関する小さな悩みも気軽に相談してみてはいかがでしょうか。 (※1)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。ミール歯科クリニック東小金井の基本情報
アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数
JR中央線 東小金井駅 徒歩3分
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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| 9:00-13:00 | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | - |
| 14:30-18:00 | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | - |
モデレート 660,000円
調整料(1ヶ月に1度程度)3,300~5,500円
【治療期間】 1年半~3年程度
【治療回数】 10~30回
参考文献


