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前歯のインプラントで歯科医院を選ぶポイントは?前歯のインプラントが難しい理由は?前歯のインプラントのメリットや注意点を紹介

 更新日:2024/04/19
前歯のインプラントで歯科医院を選ぶポイントは?前歯のインプラントが難しい理由は?前歯のインプラントのメリットや注意点を紹介

インプラントにはさまざまなメリットがあるため、治療を受けるか検討している方もいるでしょう。ただし、もし前歯のインプラント治療を考えているのであれば注意が必要です。

なぜなら、前歯のインプラント治療奥歯やそのほかの歯に比べて難しいからです。

本記事では、前歯のインプラントが難しい理由から、インプラントのメリットや注意点、歯科医院を選ぶポイントを紹介します。

瀬尾 徹

監修歯科医師
瀬尾 徹(医療法人社団愛聖会 瀬尾デンタルクリニック)

プロフィールをもっと見る
広島県出身、鶴見大学歯学部卒業。
神奈川県と埼玉県の歯科医院勤務を経た後の2000年、横浜市関内の地に瀬尾デンタルクリニック開院。2010年には医療法人社団愛聖会を設立。
その特徴は、理想的な口腔内の在り方をめざしてさまざまな治療を一つ一つ行っていくフルマウス治療と、一人の医師が責任をもって全体を管理するコンダクター方式。
「患者様の口を守る最後の砦でありたい」を旨に、オールマイティな歯科治療を20年以上続けている。日本歯科審美学会、日本口腔インプラント学会各会所属。

前歯のインプラント治療が難しいといわれる理由

前歯のインプラント治療が難しいといわれる理由
前歯のインプラント治療が難しいといわれる理由には次のようなものがあります。

  • 審美性が重視される
  • 顎の骨が薄く安定させるのが難しい
  • 前歯部分と神経の位置が近い

それぞれの理由を詳しく解説します。

審美性が重視される

前歯のインプラント治療が難しいといわれるのは、ほかの歯に比べて審美性が重視されるからです。
歯のなかで特に目立つ位置にあるため、見た目の印象に大きな影響があります。前歯にインプラントを埋め込む場合、どのような角度で埋め込むかによって見た目が大きく変わります。
また、インプラントの形状や色が天然の歯と大きく異なる仕上がりになった場合、違和感を覚えやすいでしょう。さらに歯茎が薄い人の場合、インプラントの土台であるアバットメントが透けて見えることがあり、審美性を損なう可能性があります。

顎の骨が薄く安定させるのが難しい

前歯のインプラント治療は、顎の骨が薄く安定させるのが難しいといわれています。顎の骨の厚さは歯の位置によって大きく異なり、奥歯の方に行く程噛み合わせたときの力が強いため、顎の骨は厚くなります。
前歯は噛み合わせたときの負荷がそれ程大きくないことから、顎の骨が薄いのが特徴です。インプラント治療では顎の骨に直接インプラントを埋め込むため、骨が薄いと安定させることが難しくなります。骨が薄い場合は補強する目的で骨造成の手術が必要になる場合もあるでしょう。

前歯部分と神経の位置が近い

前歯部分と神経の位置が近いことも、前歯のインプラント治療を難しくする原因です。前歯がある箇所の神経は口の中の表面に近いところにあるため、インプラント治療中に誤って傷付けてしまうリスクがあります。
もし神経が傷付くと感覚がなくなったり、痛みやしびれなどの症状が生じる可能性があるでしょう。神経を傷付けないようにするため、骨を増やす処置が必要になる場合もあります。

前歯をインプラントにするメリット

前歯をインプラントにするメリット
前歯をインプラントにすることにはさまざまなメリットがあります。
それぞれのメリットを詳しく紹介します。

天然の歯に近い自然な見た目になる

1つ目のメリットは、天然の歯に近い自然な見た目になることです。
前歯の治療で部分入れ歯やブリッジなど保険適用の治療法を選択した場合、歯の部分はセラミックジルコニアなど天然歯に近いものは使用できません。
一方、インプラントの人工歯の部分はセラミックで作れるため、歯を失う前と同じかそれ以上の美しさを手に入れられます。

しっかり噛める

2つ目のメリットは、しっかり噛めることです。
インプラント顎の骨に直接埋め込む治療を行うため、土台がしっかりしていて、噛む力も天然歯とほとんど変わりません。
前歯は食べ物を噛み切る役割があり、ある程度食べ物を小さくしてから奥歯で細かく噛み砕きます。そのため、前歯の噛む力が不足していると、咀嚼や消化に支障が出ます。

まわりの歯に負担がかからない

3つ目のメリットは、まわりの歯に負担がかからないことです。
部分入れ歯やブリッジの場合、両隣の健康な歯を削ってから入れることになり、負担がかかります。
インプラントは骨に直接インプラント体を埋め込んでから人工歯を装着するため、1本1本の歯が独立しており、まわりの歯に負担をかけることはありません。

メンテナンス次第で長く使える

最後のメリットとして、インプラントはメンテナンス次第で長く使えることも挙げられます。
インプラントの素材は金属部分がチタンでできているほか、人工歯もセラミックです。
どちらも非常に丈夫で長持ちする素材が用いられているため、メンテナンスを欠かさなければ、入れ歯やブリッジよりも長く使える可能性があります。

前歯をインプラントにするデメリットと注意点

前歯をインプラントにするデメリットと注意点
前歯をインプラントにする場合、次のようなデメリットや注意点もあります。
デメリットや注意点を詳しく解説します。

歯茎が下がらないように別の治療が必要な場合がある

前歯の顎の骨は奥歯よりも薄いために痩せやすく、インプラント治療を行った後に歯茎下がりと呼ばれる状態を引き起こす可能性があります。歯茎下がりとは、顎の骨が痩せると、骨を覆っている歯茎も後退する状態です。
結果としてインプラントの結合部が露出して審美性が悪くなるほか、きれいにしにくくなり衛生的にも好ましくありません。歯茎下がりに対応するため、歯肉を移植する治療が必要になる場合があるでしょう。

顎の骨が薄いと骨の造成が必要な場合がある

インプラントは、顎の骨に直接埋め込む治療方法です。そのため顎の骨が薄い場合、骨の量を増やす目的で、骨の造成が必要となる場合があります。骨の造成にはさまざまな方法がありますが、骨が不足している箇所に自分の骨や人工的な材料を充填し、人工膜で覆った後に骨の再生を待つ方法が一般的です。
骨の造成はすべての歯科医院で対応しているわけではありません。そのため、骨造成に対応している歯科医院を探す必要があります。

治療期間が長くなりやすい

前歯をインプラントにする別の注意点として、治療期間が長くなりやすいことも挙げられます。インプラント治療はそのほかの歯科治療に比べて治療期間が長めです。インプラント治療では手術が必要になり、一回法や二回法などの方法があります。どのような方法を取るかにより治療期間も変わってきますが、短くて1ヵ月半、長くなると半年程はかかるでしょう。
また、顎の骨が薄くて骨造成が必要になる場合、さらに治療期間が長くなります。

費用が高額になりやすい

前歯に限りませんが、インプラント治療自由診療で保険が適用されないため、費用が高額になりやすいことにも注意が必要です。
具体的な相場としては、インプラント1本に付き400,000~500,000円(税込)程かかります。また、骨の造成が必要になる場合はさらに追加で費用がかかるでしょう。インプラント治療で保険が適用されるケースもありますが、先天的な病気や事故で歯や顎の骨を失うケースなどとなります。

前歯のインプラント治療を受ける歯科医院の選び方

前歯のインプラント治療を受ける歯科医院の選び方
ここまで見てきたように前歯のインプラント治療は難易度が高いため、治療を受ける歯科医院をどのように選ぶかは重要です。
次に挙げる5つのポイントを考慮しながら歯科医院を選ぶとよいでしょう。

デメリットやリスクについても説明してくれるか

前歯のインプラント治療にはメリットもありますが、デメリットやリスクもあります。
メリットだけでなく、デメリットやリスクをしっかり説明してくれる歯科医院を選ぶようにしましょう。

機能性も考慮した適切な治療方針を提案してくれるか

前歯のインプラント治療は審美性も大切な要素ですが、機能性も重要となります。前歯は会話する際や食べる際に重要な役割を果たすため、機能性を無視した治療だと後で困ります。機能性を考慮した治療方針を提案してくれるかも考慮しましょう。

担当する歯科医師の経験が豊富で技術力が高いか

前歯のインプラント治療は難しい治療です。そのため、担当する歯科医師の経験が豊富で技術力が高いかも確認したいポイントです。
インプラントの技術力は経験の積み重ねにより磨かれます。多くの症例の経験がある歯科医師は技術力も高いと考えられます。

検査や治療の設備が整っているか

検査や治療の設備が整っている歯科医院かどうかも確認しましょう。
インプラント治療では、骨の厚み・神経の位置・血管の状態・噛み合わせの状態などを正確に検査する必要があります。歯科用CTや口腔内スキャナーなどがある歯科医院が望ましいでしょう。

骨造成に対応しているか

前歯のインプラント治療では骨が薄い場合に骨造成を行う必要があります。インプラント治療を受ける歯科医院が骨造成に対応していないと、新たに歯科医院を探す必要があります。そのため、骨造成に対応している歯科医院か確認するとよいでしょう。

前歯のインプラントなら瀬尾デンタルクリニックにご相談を

瀬尾デンタルクリニック
前歯のインプラント治療を検討している人は瀬尾デンタルクリニックに相談してはいかがでしょうか。

瀬尾デンタルクリニックは神奈川県横浜市中区にある歯科医院で、インプラント治療をはじめ、一般歯科や矯正歯科など幅広く対応されています。

保証は、上部構造物(歯)に関して5年保証が用意されているため、トラブルが起きたときも対応可能です。瀬尾デンタルクリニックの特徴を紹介します。

経験豊富な歯科医師がしっかり治療計画を提示

瀬尾デンタルクリニック先生
瀬尾デンタルクリニックでは、インプラント治療の経験豊富な歯科医師がしっかり治療計画を提案されています。

前歯のインプラント治療は、お口のなかでも目立つ箇所で口元の印象を決定付けるため、経験豊富な歯科医師による施術がおすすめです。

瀬尾デンタルクリニックでは、患者さんの状態に合わせて、一回法と二回法のどちらか適切な方法を選ばれています。また骨が薄くなっているケースでは、骨造成法を用いた治療で対応されています。

痛みの少ない迅速なインプラント手術

瀬尾デンタルクリニックでは、短時間で痛みの少ない迅速なインプラント手術を心がけているそうです。

インプラント治療は痛いものと考えている方も多いですが、実際には親知らずを抜く方が痛いといわれています。インプラント体を埋め込む手術の後は多少痛みを伴う場合がありますが、腫れるケースは少ないでしょう。

痛みが心配な方には、麻酔による痛みの少ないインプラント手術にも対応されています。気になる方は相談してみましょう。

審美性・機能性も考慮したインプラント治療を提供

前歯のインプラント治療では、審美性や機能性も考慮した治療が重要です。食事のときに前歯でしっかり噛めるようにするためには、機能性も重視した治療が必要になります。

瀬尾デンタルクリニックでは、歯科用CTで精密な撮影を行い、骨の状態を把握したうえで治療方針を決定しているそうです。また、必要に応じて模型を作製し、説明されています。

仮歯を作製し、噛み合わせの状態を調整してから本歯の作製を行われているため、機能性も重視した治療です。

瀬尾デンタルクリニックでは、生涯を見据えた治療を提供されています。患者さんの歯の状態から将来を予測し、健康な状態で歯を残すことを目指されているそうです。健康な歯であり続けたいとお考えの方は、瀬尾デンタルクリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

瀬尾デンタルクリニックの基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療回数・治療期間

JR根岸線・横浜市営地下鉄 関内駅より徒歩2分
東急みなとみらい線 馬車道駅より徒歩7分

神奈川県横浜市中区尾上町5-76 明治屋尾上町ビル2F

診療時間
10:30〜13:30 ※1
15:00〜21:00 ※2

▲ 水曜午後、金曜午後は20時まで
※1=9:30~13:30
※2=14:00~18:00

【費用(税込)】歯1本あたり440,000円
【治療回数】2回
【治療期間】最短で1ヵ月半、長くて半年

この記事の監修歯科医師