インプラントとは?失った歯を取り戻すインプラント治療を徹底解説
公開日:2025/08/28

歯を失ったとき、「もう一度しっかり噛めるようになりたい」「自然な見た目を取り戻したい」と考える方もいるでしょう。そのようなとき、自然な見た目と噛み心地を取り戻せる治療法としてインプラント治療があります。 本記事では、インプラントとは何か、その魅力や治療の流れを詳しく解説します。

監修歯科医師:
近藤 光(赤坂B&S歯科・矯正歯科)
プロフィールをもっと見る
2015年 東京歯科大学 卒業
2015年 医療法人社団歯友会赤羽歯科 単独型臨床研修
2016年 同法人池袋診療所 入局
2016年 医療法人スマイルコンセプト 非常勤勤務
2016年 赤羽歯科 退職
2017年 高田歯科インプラントセンター 非常勤勤務
2017年 しんみ歯科 非常勤勤務
2018年 高田歯科 退職
2019年 フリーランス矯正歯科医となる
2019年 医療法人社団優綾会カメアリデンタル 矯正歯科担当医
2019年 デンタルクリニックピュア恵比寿 矯正歯科担当医
2020年 しんみ歯科 退職
2020年 医療法人社団角理会 茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科 矯正歯科担当医
2021年 医療法人恵優会フォルテはにゅうモール歯科 矯正歯科担当医
2021年 舞浜マーメイド歯科 矯正歯科担当医
2022年 医療法人恵優会かすかべモール歯科 矯正歯科担当医
2022年 レフィーノデンタルクリニック 矯正歯科担当医
2022年 医療法人社団カムイ会柏なかよし矯正歯科・小児歯科 矯正歯科担当医
現在に至る
2015年 医療法人社団歯友会赤羽歯科 単独型臨床研修
2016年 同法人池袋診療所 入局
2016年 医療法人スマイルコンセプト 非常勤勤務
2016年 赤羽歯科 退職
2017年 高田歯科インプラントセンター 非常勤勤務
2017年 しんみ歯科 非常勤勤務
2018年 高田歯科 退職
2019年 フリーランス矯正歯科医となる
2019年 医療法人社団優綾会カメアリデンタル 矯正歯科担当医
2019年 デンタルクリニックピュア恵比寿 矯正歯科担当医
2020年 しんみ歯科 退職
2020年 医療法人社団角理会 茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科 矯正歯科担当医
2021年 医療法人恵優会フォルテはにゅうモール歯科 矯正歯科担当医
2021年 舞浜マーメイド歯科 矯正歯科担当医
2022年 医療法人恵優会かすかべモール歯科 矯正歯科担当医
2022年 レフィーノデンタルクリニック 矯正歯科担当医
2022年 医療法人社団カムイ会柏なかよし矯正歯科・小児歯科 矯正歯科担当医
現在に至る
目次 -INDEX-
インプラントとは?
まずは、インプラントの仕組みやこれまでの歴史など、インプラントの基礎を解説します。
インプラントの仕組み
インプラントとは、歯を失った部分の顎骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。従来の入れ歯やブリッジは周囲の歯に負担をかけたり、違和感を覚えたりすることもありました。しかし、インプラントは顎骨にしっかりと固定されるため、自分の歯に近い感覚で噛むことができます。 インプラントは“フィクスチャー(人工歯根)”と“アバットメント(連結部分)”、“上部構造(人工の歯)”の3つのパーツで構成されます。 まず、インプラントの土台となる人工歯根を顎骨に埋め込み、数ヶ月の治癒期間をかけて骨としっかりと結合させます。人工歯根に使われるチタンは生体親和性が高く、骨と強固に結びつくオッセオインテグレーションという現象によって強固に固定されます。この、骨と一体化する性質による安定性が、インプラントの魅力といいえるでしょう。 骨と結合したら、人工歯根の上に人工歯根と人工歯をつなぐアバットメントを装着し、最後に患者さんの歯並びや噛み合わせに合わせた人工歯を取り付けます。 これが、見た目が自然で、食事や会話の際に違和感が少なく過ごせるインプラントの仕組みです。インプラントの歴史と普及
インプラント治療の歴史は古く、1950年代にスウェーデンのブローネマルク博士が骨とチタンの結合を発見したことが始まりとされています。そこから研究が進み、安全性や成功率が高まったことで、世界中に広がっていきました。 日本でも1990年代以降に普及が進み、今では歯科治療の一つとしてよく知られています。精密な診断機器や手術技術の向上により、安全性と成功率も高まっていることから、信頼性のある治療として位置づけられています。インプラント治療の流れと注意点
インプラント治療は高度な技術と丁寧な準備を必要とする治療です。流れを知っておくことで、不安を和らげて安心感を持って治療に臨めるでしょう。
カウンセリングと検査
治療は、カウンセリングと精密検査から始まります。患者さんの希望や不安をしっかりと聞き、歯科用CTやレントゲンにより骨の状態や神経・血管の位置を確認し、インプラントの埋入が可能かどうかを診断します。 歯周病や全身疾患の有無も考慮し、患者さん一人ひとりに合った治療計画が立てられます。手術から治癒期間
次にインプラントを埋め込む手術を行います。局所麻酔下で行うため、治療中の痛みはほとんど心配いりません。 インプラント埋入後は、骨とインプラントをしっかり結合させる治癒期間に入ります。通常は数ヶ月かけてゆっくり進行します。この治癒期間を経ることで、人工の歯を支えるための強固な土台が完成します。人工歯の装着とメンテナンス
骨とインプラントが結合したら、人工歯を取り付けるステップに進みます。 まず人工歯根の上にアバットメントを取り付け、その上に患者さんの歯並びや噛み合わせに合わせて作られた人工歯を装着します。仕上がりは自然で、自分の歯のような見た目を手に入れられます。 ただし、装着後も定期的なメンテナンスが欠かせません。毎日の歯磨きなどのセルフケアと、歯科医院での定期検診によるチェックとクリーニングを組み合わせることで、長期的に安定した状態を維持できます。インプラント治療のメリット・デメリット
インプラント治療は大きなメリットがありますが、注意すべき点もあります。
メリット・デメリットをしっかり理解し、インプラント治療を検討しましょう。
インプラントのメリット
インプラント治療の大きなメリットは、自分の歯に近い感覚で噛めることです。顎骨にチタン製の人工歯根を埋め込むため、ズレたり外れたりする心配がなく、しっかりと噛む力を回復できます。硬い食べ物や繊維質の多い食材も違和感なく食べられるため、食生活の質が向上し、全身の健康維持にもつながるでしょう。 さらに、インプラントは審美性にも優れています。周囲の歯と調和した仕上がりが期待でき、笑ったときに金属が見えることもなく、人前で口元を気にせず自然な笑顔を取り戻せます。 もう一つの大きなメリットは、周囲の歯に負担をかけにくいことです。周囲の健康な歯を削る必要がなく、残っている歯を守りながら治療できます。また、噛む刺激が顎骨に伝わるため、骨が痩せるのを防ぎ、顔の輪郭の維持や老け顔の予防にもつながります。 このように、インプラントは機能性・見た目・長期的な健康維持という点で多くのメリットがある治療方法といえます。インプラントのデメリット
一方で、インプラントには注意すべき点もあります。 まず、外科手術が必要になることです。歯茎を切開して顎骨に人工歯根を埋め込むため、身体への負担や術後の腫れ・痛みが一定期間生じる可能性があります。また、全身疾患をお持ちの方や骨の状態によっては治療が難しい場合もあり、事前の精密な検査と歯科医師の判断が欠かせません。 治療期間が比較的長いこともデメリットの一つです。埋め込んだ人工歯根と骨がしっかり結合するまで数ヶ月を要し、その後に人工歯を装着します。すぐに歯が入るわけではないため、治療を始めてから最終的な完成までには時間が必要です。 さらに、治療費が高額になりやすい点もデメリットといえるでしょう。インプラントは基本的に保険適用外であり、歯科医院や選ぶ素材によって費用が変わります。費用相場は、1本辺り300,000〜500,000円(税込)です。 また、治療後はメンテナンスが大切です。適切なケアを怠ると、インプラント周囲炎という歯周病に似た症状を引き起こす可能性があります。これはインプラントの脱落につながることもあるため、治療後の定期検診と日々のセルフケアが欠かせません。インプラント治療を安心して受けるためのポイント
インプラント治療は、失った歯を自然な機能と見た目で取り戻せる治療法ですが、外科的な処置を伴うことに対して、不安や疑問を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?インプラントは専門性の高い治療なので、安心して治療を受けるためには、歯科医院選びや治療環境、サポート体制を確認することが大切です。
経験豊富な歯科医師によるインプラント治療
インプラント治療は、高度な専門性を必要とする治療です。顎骨の厚みや神経・血管の位置を正確に把握し、適切な埋入位置を決定するには、臨床経験の豊富さが大きく関わります。経験の少ない歯科医師では対応が難しいケースでも、数多くの症例を手がけてきた歯科医師なら患者さんごとに適切な治療計画を立てられるでしょう。 また、学会や研修会で新しい知見を取り入れ続ける姿勢も重要です。経験と知識を兼ね備えた歯科医師に任せることで、安心感を持って治療を受けることができるでしょう。充実した検査・診断設備
インプラント治療には、正確な診断と綿密な計画が欠かせません。そのためには、検査機器や診断設備の充実度が歯科医院選びのポイントのひとつとなります。 たとえば、歯科用CTによって顎骨の状態や神経の位置を三次元的に把握することや、シミュレーションソフトを用いた治療計画、静脈内鎮静法による不安の軽減など、患者さんに寄り添った設備や体制が整っている歯科医院だと治療の安全性が高まるでしょう。また、滅菌・消毒の徹底や専用のオペ室など、安全面を支える環境が整っていることも大切です。術後のメンテナンス体制
インプラントは治療後のケアも重要なので、術後のフォロー体制がしっかりしているかどうかも、インプラント治療の成功につながる大切な要素のひとつです。 埋入したインプラントを長期的に機能させるには、定期的な検診と専門的なメンテナンスが欠かせません。歯科医院でのクリーニングや噛み合わせのチェックだけでなく、生活習慣や歯みがき方法の指導など患者さん自身のセルフケアを支えてくれるなど、フォロー体制がしっかりしている歯科医院は長期的に安心感を持って通えるでしょう。インプラントなら赤坂B&S歯科・矯正歯科にご相談を
インプラント治療を安心して受けたいと考えるなら、歯科医院の体制や方針にも注目する必要があります。赤坂B&S歯科・矯正歯科は、新しい設備と専門性の高い歯科医師によるチーム体制を整え、患者さん一人ひとりに寄り添ったインプラント治療を提供されています。ここでは、赤坂B&S歯科・矯正歯科の特長を紹介します。
新しい設備が揃う安心感のある治療環境
インプラント治療の安全性を高めるうえで欠かせないのが、精密な検査とシミュレーションです。赤坂B&S歯科・矯正歯科では、歯科用CTやシミュレーションソフトを活用して顎骨の状態や血管・神経の位置を正確に把握することで、事前にリスクを回避した治療計画の立案が行われています。 また、手術を行うオペ室は衛生管理を徹底して感染リスクを抑え、歯科用顕微鏡やデジタル機器を駆使することでより精度の高い治療の実現を目指すなど、患者さんが安心感を持って治療を受けられる環境が整えられています。 新しい設備が揃った環境下でのインプラント治療は、患者さんにとって安心材料となるのではないでしょうか。インプラント専門の歯科医師によるチーム医療
インプラント治療は外科処置や補綴物、噛み合わせ調整など、幅広い知識と経験が求められます。赤坂B&S歯科・矯正歯科には、インプラント治療に精通した歯科医師が在籍し、それぞれの専門分野を生かしたチーム医療が行われています。
外科手術を担当する歯科医師は骨造成や難症例の対応にも習熟しており、骨量不足や全身疾患を抱える方のインプラント治療にも対応しています。また、補綴物を担当する歯科医師は、噛む機能と見た目の自然さを両立させるだけでなく、仕上がりの美しさにもこだわって設計しているといいます。さらに、矯正歯科や審美治療の知識を持つ歯科医師が連携することで、口腔全体の健康と調和を見据えた治療が提供されています。
このように、それぞれの分野に強みを持つ歯科医師がチームで治療に取り組むことで、総合的で高品質なインプラント治療の実践に取り組まれています。
患者さんに寄り添ったカウンセリング
インプラント治療を検討している方の中には、手術への不安や費用に関する疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。赤坂B&S歯科・矯正歯科では、治療を始める前に十分な時間をかけてカウンセリングを行い、患者さんが納得してから治療に進める体制を整えています。 カウンセリングでは、口腔内の状態を詳しく説明して複数の治療方法を提示されているそうです。それぞれの治療方法のメリット・デメリット、治療計画や費用についても透明性を重視してわかりやすく説明し、治療後の生活習慣やメンテナンスの重要性についてのアドバイスも行うことで、将来的な不安を軽減するサポートにも注力されています。 ただ治療するだけでなく患者さんの安心を守ることを大切にしている姿勢は、インプラント治療を検討する方にとって安心感につながるといえるでしょう。 インプラントは、長期にわたって機能性と快適さを支える治療法です。赤坂B&S歯科・矯正歯科は、患者さんに信頼されるインプラント治療の提供を目指されているので、インプラントを検討されている方は相談してみてはいかがでしょうか。赤坂B&S歯科・矯正歯科の基本情報
アクセス・住所・診療時間・費用・治療回数・治療期間
東京メトロ銀座線・丸ノ内線 赤坂見附駅 徒歩1分
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参考文献




