歯がボロボロになってしまったら?再び自信を取り戻せる治療方法を紹介!
一箇所のむし歯や破折ではなく、歯全体がボロボロになってしまうと、食事や会話など機能面だけでなく見た目も気になるという方は多いでしょう。
歯がボロボロになった際は、ブリッジや入れ歯といった従来の方法から、インプラント治療まで選択肢は豊富です。
今回の記事では、歯がボロボロになる原因や治療法の選択肢について解説します。
歯の健康を取り戻し、再び歯に自信を持てる治療方法から、自然な歯に近い見た目と咀嚼力を手に入れられるインプラント治療の流れや注意点も紹介します。
監修歯科医師:
近藤 光(赤坂B&S歯科・矯正歯科)
2015年 医療法人社団歯友会赤羽歯科 単独型臨床研修
2016年 同法人池袋診療所 入局
2016年 医療法人スマイルコンセプト 非常勤勤務
2016年 赤羽歯科 退職
2017年 高田歯科インプラントセンター 非常勤勤務
2017年 しんみ歯科 非常勤勤務
2018年 高田歯科 退職
2019年 フリーランス矯正歯科医となる
2019年 医療法人社団優綾会カメアリデンタル 矯正歯科担当医
2019年 デンタルクリニックピュア恵比寿 矯正歯科担当医
2020年 しんみ歯科 退職
2020年 医療法人社団角理会 茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科 矯正歯科担当医
2021年 医療法人恵優会フォルテはにゅうモール歯科 矯正歯科担当医
2021年 舞浜マーメイド歯科 矯正歯科担当医
2022年 医療法人恵優会かすかべモール歯科 矯正歯科担当医
2022年 レフィーノデンタルクリニック 矯正歯科担当医
2022年 医療法人社団カムイ会柏なかよし矯正歯科・小児歯科 矯正歯科担当医
現在に至る
目次 -INDEX-
歯がボロボロになる原因
一体、歯がボロボロになってしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
不適切な歯磨き習慣や生活習慣
歯がボロボロになる大きな原因として、不適切な歯磨き習慣や生活習慣が挙げられます。
例えば、こまめに歯磨きを行わなかったり、一回の歯磨き時間が短すぎたりすると、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
一方で歯磨きの時間が長すぎたり磨く力が強すぎたりすると、歯の表面を守るエナメル質が傷つき、むし歯や知覚過敏につながるため注意が必要です。また、喫煙や過度な飲酒といった生活習慣も口腔環境に悪影響を与え、歯の健康を損なう原因となります。
歯周病やむし歯の放置
前述のとおり、歯がボロボロになる大きな原因は歯周病やむし歯です。歯周病やむし歯は、初期の段階では強い症状が出にくいため、気になる症状はあっても受診を先延ばしになっている方もいるかもしれません。
むし歯は進行すると歯の表面に穴が開くだけではなく、内部まで感染が広がり歯が崩れるように割れてしまうこともあります。また、歯周病は進行すると歯肉の退縮や歯槽骨の炎症を起こし、歯を失う原因となります。
歯周病やむし歯を放置すると、お口のなかだけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼすため注意が必要です。
食生活や加齢の影響
口腔環境に大きな影響を与えやすいのが、食生活と加齢です。食生活のなかでは特に、酸味の強いものや糖分を多く含むものがお口の中の酸性度を上げやすく、歯に悪影響を及ぼします。お口の中の酸性度があがると歯のエナメル質が溶け、歯そのものが弱くなるほか、むし歯にもなりやすくなります。
さらに、少しずつエナメル質が溶けだし歯が摩耗するため、加齢に伴って歯そのものが脆い状態に近付いていくでしょう。
加えて、年齢とともに唾液の分泌が減少し口腔内の自浄作用が低下するため、むし歯や歯周病も進行しやすくなります。
歯がボロボロになった場合の対処法
歯がボロボロになると、初期のむし歯のように一箇所を治療するだけでは対処できなくなります。
歯の状態が気になったり、食事の噛み合わせや見た目が気になったりした場合の対処法としては入れ歯・ブリッジ・インプラントといった治療法が挙げられます。
入れ歯
入れ歯は、取り外し可能な人工の歯を入れる方法です。
入れ歯での補綴が必要になった範囲に応じて、総入れ歯か部分入れ歯を選択することとなります。入れ歯は材料により保険適用となるものもあり、ほかの治療法よりも経済的負担が抑えやすいです。
また、手術をせずに導入できるため侵襲が少なく、持病がある方も受けやすい治療法でしょう。
さらに着脱が容易なため、日々のお手入れや調整がしやすいです。
ただし、着脱式であるため安定性の面でほかの治療法に劣り、咀嚼力が弱くなりやすいというデメリットがあります。加えて、歯ぐきが痩せると合わなくなるため、定期的な調整が必要です。
入れ歯の費用相場は保険適用で3割負担の場合、部分入れ歯は5,000〜15,000円程度、全顎義歯は10,000〜15,000円程度となります。保険適用外の入れ歯は材料や装着方法により費用に幅があり、30,000〜500,000円(税込)程度です。
ブリッジ
ブリッジは、自分の歯そのものや歯の機能を部分的に失った場合の治療方法です。
失った歯の両側にある健康な歯に、橋渡しするように人工歯を装着します。入れ歯と比べると自然な咀嚼力を得られることがメリットですが、装着するために失った歯の両脇にある健康な歯を削る必要があります。また、ブリッジをするためには両脇に健康な歯が必要なため、歯をすべて失った場合やほかの歯も弱っている場合には選択できない治療法となります。
欠損歯1本分のブリッジの費用相場は、保険適用で20,000〜30,000円程度、保険適用外で50,000円~100,000円(税込)程度です。
インプラント
インプラントは、歯を失った部分の歯槽骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を固定する治療法です。
顎骨に人工歯を固定しているため、入れ歯やブリッジのように周囲の歯に負担をかけることがなく、自分の歯と同等の咀嚼力を取り戻せます。
また、審美性が高く天然歯のような自然な見た目となります。一方、治療には手術が必要であり、侵襲が大きいことがデメリットです。
ほとんどのケースで保険適用外となるため、経済的な負担は大きくなります。インプラント1本の費用相場は400,000円〜500,000円(税込)程度です。
インプラント治療の流れ
ここまで治療法ごとの概要やメリット・デメリットを紹介してきました。
ここからは、なかでもインプラント治療について詳しく解説します。インプラント治療はどのような流れで進めるのか、オプションで行える治療や治療後のケアについても紹介します。
初診から治療完了までの流れ
インプラント治療を始める際は、まずカウンセリングで患者さんの希望や困っている点を伺い、実際にお口の中の状態を確認します。その後、治療方法の説明を受けたうえでインプラント治療を希望する場合、事前に顎骨の状態を確認する歯科用CTによる口腔の撮影や噛み合わせの検査が必要となります。
検査の結果をもとに具体的な方針が決まったら、治療方法や費用の説明があります。説明に対して同意が得られたら治療を開始し、多くの場合は2回に分けて手術が行われます。
1回目の手術では歯槽骨にインプラント体を埋入して、数ヵ月間人工歯根が骨になじむのを待ちます。問題なくインプラント体が骨と結合したら、2回目の手術で埋め込んだ人工歯根の上にアバットメント(人工歯の支台)を装着します。
歯肉の状態が落ち着いてから人工歯を装着して治療は完了です。
オプション治療について
インプラント治療を行う際、人工歯根を埋め込むための歯槽骨にある程度の厚みが必要となります。しかし、口腔内の状態によっては、骨が痩せていてインプラント治療が難しい場合があります。
その場合は、骨を再生させるためのGBRや、骨の不足を補うサイナスリフトやソケットリフトといったオプション治療を行うことで、インプラント治療ができる可能性があります。
インプラント治療を受ける際は、こうしたオプション治療も行える歯科医院を選択することで、骨の厚みが足りない場合も希望する治療が受けられる可能性が高いです。
治療後のケアやメンテナンスの重要性
インプラント治療で入れた歯そのものは、人工物のためむし歯にはなりません。しかし、お口の中の環境が悪くなると、インプラント周囲炎のリスクが高まります。
インプラント周囲炎とは、インプラント周囲の粘膜や歯槽骨が炎症を起こす病気です。そのため、インプラント治療後は毎日のケアのほか、歯科医院での定期的なメンテナンスを継続することが重要となります。
インプラント治療の注意点
機能面や審美性でのメリットが大きいとされるインプラント治療ですが、治療を受ける前に知っておきたい注意点がいくつかあります。
主な例として、治療にかかる期間やインプラント治療が適応できないケースについて紹介します。治療を検討する際の参考にしてください。
外科的手術が必要となり治療時間が長くかかる
インプラント治療は、人工歯根を歯槽骨に埋め込むために外科手術を伴う治療となります。
手術は前述のとおり2回程度に分けて行い、手術と手術の間は人工歯根が骨と結合したり歯肉が再生したりするのを待つ時間が必要です。
そのため、ほかの治療方法と比べて治療完了までの期間が長い治療方法といえます。
インプラントが適さないケースがある
インプラント治療は咀嚼力に優れた治療方法ですが、すべての患者さんに適しているわけではありません。
まず、歯槽骨の密度や高さが十分でない場合、インプラントを安定させることが難しくなるでしょう。そのため、歯槽骨が痩せている方は、インプラント治療が困難な場合があります。
対処法としては、前もって骨移植や骨再生治療を行ったり人工骨を使用したりする方法があるため、不安な方はこれらに対応している歯科医院を探してみてはいかがでしょうか。
また、何らかの原因で若くして歯を失った場合、外科手術のリスクが高い妊娠中の方や顎骨が成長途中である10代の患者さんにはインプラント治療は推奨されません。
持病によっては治療が難しいことがある
持病により治癒に影響があると考えられる方や、治療後の口腔環境の維持が難しいと予測される方は、インプラント治療が難しい場合があります。
具体的には、傷や炎症が治りにくいといわれている糖尿病の方や、手術におけるリスクが高い高血圧・循環器系の疾患がある方は手術が困難と判断される場合があるでしょう。
また、認知症の方は術後に十分な口腔ケアやインプラントの管理が行えない可能性があります。
こうした持病がある場合は、担当の医師と十分に相談し、適切な治療方法を選択することが重要です。
インプラント治療なら赤坂B&S歯科・矯正歯科にご相談を
今回は、歯がボロボロになってしまった場合にお口の機能と自信を取り戻すための治療方法と、なかでも機能性・審美性が高いとされるインプラント治療について解説しました。
最後に、インプラント治療を検討している方に、東京都港区にある赤坂B&S歯科・矯正歯科を紹介します。
経験豊富な歯科医師による審美性も兼ね備えたインプラント治療
赤坂B&S歯科・矯正歯科の近藤院長は、歯列矯正を主軸に一般歯科からインプラントまで幅広い治療に対応しています。
審美生も兼ね備えた修復が可能で、噛み合わせや審美治療に関する知識・経験も豊富な歯科医師です。
そのため、インプラントでの口腔機能の回復はもちろん、口元の自然さや美しさにもこだわりたいという方にも適切な治療を提案されています。
また、インプラントの際に、横の歯が倒れてしまっている場合は、歯列矯正治療も選択肢に入れながら適した治療を進めていきます。これにより、噛み合わせや見た目のバランスも考慮した包括的な治療が受けられます。
新しい技術を駆使した、高度な総合治療の提供
歯科領域でも検査や治療のための機器は進歩を続けており、新しい技術を取り入れることでより精密な治療を行ったり、患者さんの負担を軽減したりといったことが可能になります。
赤坂B&S歯科・矯正歯科では、データを立体的な画像として再現する歯科用CTや、口腔内スキャナーiTeroなどを導入しています。
その他にも治療の痛みや不快感を軽減する工夫をしているため、痛みへの不安が強い方もリラックスして治療を受けられるでしょう。
患者さんの痛みや不安に寄り添った丁寧な治療
お口の中の状態や選択した治療方法が同じでも、治療により満たしたいニーズや抱えている不安は異なるかもしれません。
そこで、赤坂B&S歯科・矯正歯科では、患者さん一人ひとりが抱える不安や症状に寄り添った治療を心がけているそうです。
インプラント治療を受けようと考えている方はもちろん、不安があり治療方法に悩んでいる方も、ぜひ治療について相談してみてはいかがでしょうか。
赤坂B&S歯科・矯正歯科の基本情報
アクセス・住所・診療時間・費用・治療回数・治療期間
東京メトロ銀座線・丸ノ内線 赤坂見附駅より徒歩1分
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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10:00~19:00 | ● | - | ● | ● | ● | ● | - | - |
【費用(税込)】
CT 22,000円
メタルボンドインプラント 473,000円
ジルコニアインプラント 495,000円
結合組織移植術 165,000円
GBR 110,000円
ソケットリフト 88,000円
サイナスリフト 220,000円
【治療期間】3ヶ月〜1年
【治療回数】2〜6回
参考文献