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インプラント治療で後悔しないためには?よくあるトラブルを解説

 更新日:2024/01/11
インプラント治療で後悔しないためには?

歯を失った際の治療方法として、インプラント治療があります。

インプラント治療を行う際に、安易にクリニックを選ぶのは危険です。なぜなら、外科手術を伴うインプラント治療は、高い技術力が求められるからです。

もし技術の低いクリニックで治療を行えば、後々トラブルが起きてしまうケースも少なくありません。

この記事では、インプラントの基礎知識や治療方法を始め、インプラント治療で起きやすいトラブルを解説しています。

また、後悔しないクリニック選びについても記載していますので、インプラント治療を検討している方は最後まで読んでいただければ幸いです。

白鳥 恭男

監修歯科医師
白鳥 恭男(白鳥歯科クリニック)

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医療法人社団健光会 理事長
1982年東北歯科大学を首席で卒業

1984年 4月に千葉県千葉市に開業

1985年12月に茨城県岩井市に開業

1993年~ アメリカ ロサンゼルスのインプラント外科・サイナスリフトの権威Dr.Denis Smilerに師事

2006年5月 大田区蒲田に「白鳥歯科」開業

インプラントとは

インプラントとは
人工的に作られた材料・部品を体に入れることをインプラントといいます。インプラントと聞くと歯をイメージする方が多いと思いますが、正式には口腔インプラント歯科インプラントといいます。
インプラントは歯を損失した部位に天然歯と同等に使える人工の土台を骨の中に埋め込み、その土台の上に人工の歯を装着する治療方法です。
インプラント治療は古くから行われており、紀元前に行われていたという記録もあります。現在のインプラント治療に通じる技術は1900年代初めに誕生し、日本では1983年に治療が始まりました。

インプラント治療のメリット・注意点

インプラント治療のメリット・注意点
インプラント治療により綺麗な歯が手に入ることは大きなメリットですが、注意しなければならない点もあります。
また、一般的には保険適用外となるため、原則として自費での治療となることも注意したいポイントです。それでは詳しく解説していきます。

メリット:他の歯並びや身体に影響が出にくい

インプラントは咬合力が分散されるため、他の歯へ過度な負担がかからないというメリットがあります。ブリッジの場合、健全な隣の歯を土台にするために歯を削らなければなりません。土台となった歯には負担がかかるので寿命は短くなる傾向にあります。
インプラントの場合だと、失った歯の部位を治療するだけで完結するため、他の歯への影響がありません。
そのため、従来の治療法と比べて他の歯並びへの影響が少ない治療法といえるでしょう。また、インプラントの土台の純チタンは腐食せず人工関節などにも使用される素材なので、身体への安全性が高い材質です。

メリット:審美性が良く固いものも噛みやすい

人工歯に使用される材質はプラスチック・セラミック・プラスチックとセラミックを混ぜたハイブリッドセラミック・金合金などです。いずれも変色しづらい材質のため、審美性を長く保つことができます。
また、他の治療法と比べても咬合力が落ちづらく、固いものも噛みやすい傾向にあります。インプラントは顎の骨に埋まっているため、自分の歯と同じように強い力で噛むことができるのです。

注意点:治療期間が長引く恐れがある

インプラント治療では、まずインプラントを顎の骨に埋め込みます。その後、インプラントと骨が一体化(オッセオインテグレーション)するまで待たなくてはなりません。すぐに人工歯を装着できるわけではないのです。
一体化するまでの期間は骨の状態などによって異なりますが、一般的には上顎で約5ヶ月、下顎で約3ヶ月程度です。インプラント治療を受けてからすぐに綺麗な歯が手に入るわけではないので、その点はデメリットといえるでしょう。

注意点:外科手術を必要とする

歯を失った際の他の治療法と違い、インプラントを顎の骨に埋め込むために外科手術が必要となります。手術に要する時間は埋め込むインプラントの本数にもよりますが、2・3本の場合だと40〜50分程です。
手術の際には口を大きく開け続けなければならないことなどもあり、麻酔を使用して寝たような状態で行われます。手術後の腫れは2〜3日目がピークで、その後は少しずつ収まってきます。
糸は7〜10日ほどで抜糸されることが多いです。インプラント治療は他の治療法と比べても大がかりです。痛みが長引くなどのトラブルが起きる可能性があるというデメリットもあります。

インプラント治療でよくあるトラブル

インプラント治療でよくあるトラブル
外科手術が伴うインプラント治療では、術後にトラブルが発生してしまうこともあります。
これらのデメリットを考えず安易に治療することは危険です。後々大きなトラブルに発展しないよう、リスクを把握したうえで治療を行うようにしましょう。

人工歯が破損・脱落

人工歯を永久に使うことができるかというと、そうではありません。欠けたり外れたりしてしまうことがあります。
歯科医師の技術不足によりこれらのことが起こることもありますが、人工歯の耐久性の問題であることもあります。人工歯が外れてしまう多くの原因は、土台のインプラントの問題・噛み合わせのズレなどが挙げられます。
噛み合わせが悪いことにより、人工歯に過度な負担がかかってしまい外れてしまったり、過度な負担がかかりかけてしまうことがあります。

腫れや痛みが続いたり麻痺が残る

インプラント治療の手術では、骨に穴を開けます。手術中は麻酔が効いているため心配はありませんが、手術後に麻酔がきれた後は痛みが残ります。
通常、痛みは1〜2週間ほどで治りますが、腫れや痛みが長期間続くこともあるのです。3週間以上腫れや痛みが残る場合は、以下のような原因が考えられます。

  • 骨が予想よりも硬く、ドリルとの摩擦により骨が火傷を負ってしまった(オーバーヒート)
  • 切開部が大きく、手術時間が予想よりも長くなった
  • 手術中、もしくは手術後に細菌感染した

もし3週間以上痛みが続くようなら、歯科医院で受診しましょう。

インプラント周囲炎などに感染

歯周病は歯周病菌によって炎症・歯茎の退縮などが起こる病気ですが、これがインプラントに起きた場合はインプラント周囲炎と呼びます。
インプラント周囲炎に感染するとインプラント周りの骨が破壊され、インプラントが抜けてしまうこともあります。
歯茎のみに炎症が起きている段階であれば改善させることもできますが、深いところまで感染すると骨が破壊されてしまうのです。そのような状況まで進行してしまうと、治療にも身体の負担が大きくなります。後から後悔しないためにも早期に対処することが重要です。

インプラントが固定されない

インプラントは一度埋め込んでしまえば動くことはありません。しかし、中にはインプラントがぐらついてきたと悩む方がいるのも事実です。
インプラントがぐらついてしまう原因は、主に以下のようなものが挙げられます。

  • 噛み合わせのバランス設計のミス
  • メンテナンス不足
  • 耐久性が低い人工歯をつけた

いずれにせよ、ぐらついたまま放置してしまえばさらに大きなトラブルに発展してしまう可能性もあります。もしそのような症状があれば、速やかに歯科医院を受診するようにしましょう。

誤った位置への埋入や上顎洞への穿孔

外科手術が必要なインプラント治療では、歯科医師の技術力が求められます。技術が低ければ、誤った位置へインプラントを埋入されてしまう可能性もあるのです。
また、上顎の奥歯のインプラントでは、近くに上顎洞と呼ばれる空洞があり、そこにインプラントが突き出るリスクがあります。もしそうなってしまえばインプラント治療自体が失敗に終わってしまいます。

インプラント治療で大切なのは技術力

インプラント治療で大切なのは技術力
インプラント治療で大切なことは、技術力です。
術後に腫れや痛みが長引くなどのトラブルが発生する可能性があることはデメリットですが、高い技術力を持った歯科医師に担当してもらうことができれば少しでもリスクを減らすことができます。では、インプラント治療においてどのような技術が必要なのか解説していきます。

治療経験による総合的な精密診断

インプラント治療を行う前に顎関節・噛み合わせ・歯周病・むし歯など、総合的に検査を行うことが重要です。
もし、歯周病やむし歯などがあれば、先に治療する必要があります。これらのことを総合的に診断できる経験豊富な歯科医師を選ぶようにしましょう。
後悔しないためにも、説明も不十分のままむやみにインプラントをすすめてくるような歯科医院には注意が必要です。治療の前に、まずは精密な診断が必要です。

骨が足りない場合の骨造成や難症例への対応

インプラントを埋め込むだけの骨が足りない場合、足りない部分の骨を増やす治療が必要となります。
しかし、この治療は非常に高い技術を必要とするため、全ての歯科医院が対応できるわけではありません。「治療できない」と判断されるケースもあります。逆に、過去に治療ができなかったとしても、経験豊富な技術力の高い歯科医院では治療ができることもあります。

インプラント手術の技術力

インプラントを埋め込む顎の骨の周りには重要な血管や神経が通っています。手術ではこれらの組織を傷つけないようにしなければなりません。
また、正しい位置にインプラントを埋め込むことができていなければ、人工歯が外れる・ぐらつくなどのトラブルが発生する可能性もあります。外科手術が発生するインプラント治療では確かな技術力が求められるのです。

インプラント治療で後悔しないためのクリニックの選び方

インプラント治療で後悔しないためのクリニックの選び方
インプラント治療をするにあたり、高い技術力が必要なことはご理解いただけたでしょう。
しかし、どのようにして高い技術力を持ったクリニックを選べば良いか不安な方も多いのではないでしょうか。後悔しないクリニック選びのポイントについて解説していきます。

インプラント治療の設備が整っているか

インプラント治療設備が充実しているかどうかは、大切なポイントです。
いくら歯科医師の経験が豊富だとしても、十分な設備が整っていなければ精密な診断はできません。治療をする前に、CTスキャン・レントゲン・顕微鏡など、新しい設備が揃っているかどうかをチェックするようにしましょう。

インプラント治療の経験や技術をチェック

外科手術を伴うインプラント治療では、高い技術力が求められます。技術のない歯科医院を受診してしまえば、後々トラブルになるリスクは高くなります。
また、一概にインプラント治療といっても症状は人により様々です。多くの患者さんを治療してきた歯科医師であれば、様々な症状を見てきた経験があるはずです。
まずは、受診しようとしている歯科医院にどのような症例や経験があるのかを確認することは、技術力を知るうえで重要な目安となってきます。

事前相談やカウンセリング、アフターケアが充実しているか

治療の前に十分な説明がなければ、安心できるクリニックとはいえません。事前相談やカウンセリングが充実しているかどうかは、クリニック選びにおいて大切なポイントです。
これは、患者さんが十分に納得してから治療を行うという誠実さが伝わってくるからです。また、アフターケアが充実しているかどうかも必ず確認しましょう。
インプラントは埋め込んだら終わりではなく、自分の身体の一部として長く付き合っていくものです。その過程でトラブルが発生するリスクもあります。
どのくらいの期間・どのような内容でアフターケアを行っているかをチェックするようにしましょう。

インプラント治療で後悔したくないなら白鳥歯科クリニックへ

白鳥歯科クリニック外観
インプラント治療で後悔しないクリニックを選ぶなら、白鳥歯科クリニックがおすすめです。豊富な経験を持つ歯科医師から、充実した快適な環境の中で治療を受けることができます。

インプラント治療において高い技術力が必要なことはすでに述べましたが、後々トラブルになって後悔しないためにも、高い技術力のある白鳥歯科クリニックをチェックしてみましょう。

30年以上の豊富な経験・技術で難症例にも対応

白鳥歯科クリニック診察
白鳥歯科クリニックでは、30年前にインプラント治療が開始されました。ドイツ・フランスなど多くの学会で研究を重ねてきた豊富な知識があります。
また、骨が足りない場合のサイナスリフト骨造成は専門的に学ぶためアメリカで指導を受けたり、インプラント治療を行うスタッフは治療技術維持・向上のために、国内だけでなく海外でも研修を行い治療技術の向上を目指しています。

30年前からインプラント治療の経験を重ねているに加え、このように日々研鑽を積んでいるため様々な症例に対応可能です。過去に治療が難しいといわれた症状にも対応できる、高い技術力があるといえます。

また、インプラント手術の成功率は、手術の的確さと手術時間にも影響されます。白鳥歯科クリニックでは、患者さんの心理的負担・身体的負担とインプラント手術成功率向上のため、手術はスピーディーに的確に行われます。

先進的な設備で快適・安心な治療を提供

白鳥歯科クリニック診察室
外科手術を伴うインプラント治療では、精密な診察が欠かせません。白鳥歯科クリニックでは、CTスキャン・レントゲン・顕微鏡など新しい設備を導入しています。

CT撮影は従来のレントゲンと異なり、3Dで精密な画像診断を行うことが可能です。インプラント治療で大切な骨の厚みや幅、硬さ、位置、歯の根の状態などをしっかり分析することで、正確な診断を行います。

また、清潔で広い治療台も完備しているので、快適な環境で安心した治療を受けることができるでしょう。

コミュニケーションを大切にした担当医制で総合的な治療

白鳥歯科クリニック院長
白鳥歯科クリニックは担当医制を取り入れており、患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。

毎回同じ歯科医師に診察してもらえることは安心感に繋がりますし、もし合わないと感じれば担当医師の変更も可能です。

また、白鳥歯科クリニックでは基本治療を重視しています。インプラント治療を行うにも、口腔内に他の問題があれば後々トラブルが起きてしまいます。そのようなときは、まず他の問題を解決してから本来の治療を行うことが望ましいです。

このように、お口の状態を総合的に見て根本の原因を解決して再発しないようにするという方針をとっています。

インプラント治療で後悔しないためには、クリニック選びが大切です。もしインプラント治療を検討しているのであれば、白鳥歯科クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

白鳥歯科クリニックの基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

関東鉄道常総線北水海道駅 車で約18分

茨城県坂東市辺田995-1

診療時間
9:00〜12:30
14:30〜19:00

★:14:00〜17:00

費用:インプラント基本料
   - 埋入手術(1本) 220,000円(税込)
   - 上部構造(1本) 110,000円(税込)
   オプション検査・手術費用(必要な場合のみ)
   - GBR 100,000円(税込)
   - ソケットリフト(1歯) 110,000〜165,000円(税込)
   - サイナスリフト(1歯) 110,000円(税込)
治療期間:3~6カ月
治療回数:7~15回

この記事の監修歯科医師