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インプラント治療の費用はなぜ高い?費用の内訳とインプラント治療で大切なこと

 公開日:2024/11/29
インプラント治療の費用はなぜ高い?費用の内訳とインプラント治療で大切なこと

インプラント治療は、歯を失った部分に自然な見た目としっかり嚙む力を回復できる治療法です。

しかし、治療費用が高額だと感じる方は少なくないでしょう。なぜインプラントの治療費用は高いのかと疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

この記事では、インプラント治療の費用の内訳や、インプラント治療において大切なことを解説します。

納得したうえでインプラント治療を受けられるよう、ぜひ本記事を参考にインプラント治療に関する理解を深めてください。

植木 克昌

監修歯科医師
植木 克昌(植木歯科医院)

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日本大学松戸歯学部 卒業
日本大学松戸歯学部研修医 修了
日本大学松戸歯学部有床義歯補綴学講座 研究生
日本大学松戸歯学部 助手(専任扱)
日本大学松戸歯学部 非常勤医師

インプラント治療の費用はなぜ高いのか

インプラント治療の費用はなぜ高いのか
インプラント治療の費用が高い理由には、以下のような点が挙げられます。

  • 保険が適用されない
  • 幅広い専門知識と高度な治療技術が必要
  • 材料費や設備費用がかかる
  • 治療期間が長い

一部の症例を除き、通常のインプラント治療には保険が適用されません。そのため、治療にかかる費用は全額自己負担となり、治療費が高額になります。
また、インプラント治療では顎骨にインプラント体を埋入する外科手術が必要です。手術には高度な治療技術に加え、基礎的な歯科医学や口腔外科、歯周病、矯正歯科、補綴などの専門知識も求められます。さらに、安全性の高い治療を行うため、品質の高い材料や衛生管理を徹底した手術室・精密な検査機器などの設備が必要なことも費用が高くなる理由です。
治療にかかる期間は症例によって異なり、治療期間が長くなるほど通院回数が増え、治療費も高くなります。
インプラントを埋入してから骨が結合するまでは、一般的に3〜6ヶ月といわれています。埋入する箇所に骨造成が必要な場合はさらに治療期間が長くなり、1年程かかる場合もあるでしょう。

インプラント費用の内訳

インプラント費用の内訳
インプラント治療にかかる費用は、大きく以下に分けられます。

  • 検査・診察費用
  • 手術費用
  • インプラント体・アバットメント・上部構造の費用
  • 骨造成手術の費用
  • 仮歯やメンテナンスなどの費用

治療にかかる費用は、インプラント体を埋め込む外科手術の費用だけではありません。インプラント治療を受ける際は、術前検査や材料費なども含めた全体の費用をしっかり確認することが大切です。
では、インプラント費用の内訳を詳しく見ていきましょう。

検査・診察費用

治療前に行う検査と診察の費用の目安は、15,000〜50,000円(税込)程度です。術前に行う検査は、以下のとおりです。

  • 血液検査
  • むし歯・歯周病検査
  • CT検査

安全性の高い治療を行うため、血液検査でインプラント治療に影響する疾患がないかどうか調べます。また、むし歯や歯周病があるとインプラント周囲炎を起こし、インプラントの寿命が短くなってしまう可能性があります。そのため、術前にむし歯や歯周病の有無を調べておくことも大切です。
さらに、CT検査を行い、顎骨や神経、血管の状態や位置を正確に把握します。手術で神経や血管を傷つけずにインプラントを正確な位置に埋入するためにも、CT検査は重要です。

手術費用

手術費用の目安は、1本150,000〜300,000円(税込)程度です。
インプラント手術は、インプラントを埋入する一次手術と、インプラントの頭部分を歯肉から出す二次手術があります。一次手術でインプラントを埋入した後、顎骨と結合するのを待って二次手術を行います。
一度に2本以上のインプラントを埋め込む場合はその分費用がかかるので、2本目以降の手術費用も確認しておきましょう。
顎骨の状態によっては手術を2回に分けず、インプラントの埋入とアバットメントの連結を一度に行うこともあります。

インプラント体・アバットメント・上部構造の費用

インプラントは顎骨に埋め込むインプラント体と上部構造で構成され、2つをつなげる役目を果たすパーツがアバットメントです。
上部構造はインプラントに取り付ける人工歯のことで、なかには、インプラント体とアバットメントが一体になったタイプもあります。
インプラント体とアバットメントの費用は手術費用に含まれるケースが多く、上部構造の費用相場は50,000〜200,000円(税込)程度です。

骨造成手術の費用

骨量が十分に確保できずインプラントの埋入が難しい場合、骨造成手術を行うことがあります。
骨造成手術は、骨量や骨の厚みを増やす手術のことで、骨造成手術を行うと骨量が不足している方でもインプラント埋入が可能となり、インプラントが長期的に機能できるようになります。
費用は骨造成の方法によって幅があり、30,000~300,000円(税込)です。

その他の費用

ここまで解説した検査・診察や手術などのほかにかかる費用の例は、以下のとおりです。

  • 仮歯の費用
  • メンテナンス費用
  • 麻酔代や薬代
  • むし歯・歯周病の治療費用

インプラント埋入後、骨と結合して人工歯を取り付けるまでの間に使用する仮歯の費用が別途かかるケースがあります。人工歯を取り付けた後も定期的にメンテナンスに通う必要があり、メンテナンス費用は保険適用外で、歯科医院によって異なります。目安は3,000〜5,000円(税込)程度でしょう。また、術前の検査でむし歯や歯周病が見つかった場合、その治療費もかかります。

インプラント1本あたりの費用

インプラント1本あたりの費用
ここまで、インプラント治療にかかる費用の内訳を解説しました。では、検査や手術・材料費なども含めたインプラント1本あたりの費用はどのくらいなのでしょうか。
ここでは、骨造成を行わない場合の前歯と奥歯それぞれの費用について説明します。ただし、同じ前歯や奥歯でも、使用するインプラント体や上部構造の素材によって費用が大きく変わります。具体的な費用については、歯科医師としっかり相談しましょう。

前歯の場合

前歯1本あたりの費用の目安は、300,000〜500,000円(税込)程度です。
前歯はお口を開けたときや笑ったときなどに目につきやすく、奥歯に比べて審美性が求められることが少なくありません。審美性の高いインプラント素材や処置を選択した場合は、相場よりも費用が高くなるケースがあります。歯科医院によっては数種類のインプラントを取り扱っているので、歯科医師と相談のうえ自身の希望や予算に合ったものを選びましょう。

奥歯の場合

前歯と奥歯で大きな差はありませんが、奥歯は前歯と比べて目立ちにくいため見た目よりも機能性が重視されることが一般的です。そのため、費用が前歯より抑えられる場合があります。
奥歯1本あたりの費用は300,000〜400,000円(税込)程度です。
ただし、奥歯は噛む際に大きな力がかかるため、強度や耐久性の高い素材が使用されることが多いです。具体的な素材の選択肢や費用は歯科医院ごとに異なるため、事前に確認しましょう。
治療内容はもちろん、費用に関しても事前に歯科医師と十分に相談し、納得したうえで治療を進めることが大切です。

インプラント治療で大切なこと

インプラント治療で大切なこと
インプラント治療は、歯を失った部分に天然歯のような見た目と噛む力を取り戻せる治療です。一方で、デメリットもあります。治療後も定期的なメンテナンスのために通院する必要があるため、インプラント治療を検討する際はメリットとデメリットをしっかり理解し、自分に合った治療計画を立てることが大切です。

メリット・デメリットを理解したうえで治療を受ける

インプラント治療のメリットは、以下のとおりです。

  • 人工歯をしっかり固定して強く噛める
  • 残っている周囲の歯への負担が少ない
  • 取り外す手間がかからない
  • 審美性も回復できる

歯を失った部分に噛む力や自然な見た目が回復し、食事や会話を楽しめるのがインプラント治療の大きな魅力です。また、隣の歯を削る必要がないため、健康な歯を保ちながら治療ができます。さらにインプラントを入れることで噛む力のバランスが整い、残っている歯への負担が軽減されるため、ほかの歯を長持ちさせる効果も期待できます。
ただし、インプラント治療には以下のようなデメリットもあるため、治療を受ける際にはそれらを十分理解しておくことが大切です。

  • 治療期間が長い
  • 治療費用が高い
  • 顎骨や全身の状態によっては治療が難しいことがある
  • 外科手術が必要

治療の際に疑問点があれば歯科医師に相談し、解決してから治療を受けましょう。

自身に合ったインプラント治療計画を立てる

お口の中の状態や仕上がりの希望などは、患者さんによって異なります。そのため、自身に合った治療計画を立てることも大切なポイントです。
治療計画には、治療内容やスケジュール、費用、メンテナンス計画などが含まれます。また、治療を行う部分だけではなくお口の中全体や全身状態をしっかり検査・診察し、患者さん一人ひとりに合った治療計画を立ててくれる歯科医院を選びましょう。

長期的に長持ちさせるために定期的なメンテナンス

インプラントを長持ちさせるためには、歯科医院での定期的なメンテナンスが大切です。
治療後に定期メンテナンスを受けてない患者さんは、受けている患者さんよりもインプラントの寿命が短く、インプラント周囲炎の発生頻度も高いといわれています。定期的に歯科衛生士による清掃や指導を受け、噛み合わせやインプラント周囲の状態確認などを行うことで、インプラントを長期的に使用できます。
歯科医師の指示に従い、治療後の定期メンテナンスもしっかり受けましょう。

インプラントのことなら植木歯科医院にご相談を

植木歯科医院
インプラント治療をお考えなら、栃木県佐野市にある植木歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。

植木歯科医院は、開院から30年以上にわたり、地域住民のお口の健康をサポートしてきた地域密着型の歯科医院です。土曜日も診療を行っているため、平日は忙しい方でも通院することが可能です。

お子さんからお年寄りまで幅広い患者さんのお口の悩みに対応しています。

低侵襲で予後も安心感のあるインプラント治療

植木歯科医院は、エールガイドを使用した精密なインプラント治療を行っています。

エールガイドを活用すると正確な位置にインプラントを埋入でき、手術の際に神経や血管を傷つけるリスクを抑えられるそうです。

歯肉を切開せずに治療できるため、その分手術にかかる時間が短縮されて、患者さんの負担を軽減できるといいます。

「手術の痛みが心配」「外科手術が不安」という方にとって、エールガイドによる低侵襲なインプラント治療はメリットといえるのではないでしょうか。

また、植木歯科医院では痛みが苦手な患者さんのために、静脈内鎮静法を用いた痛みを感じにくい治療にも対応しています。

歯を失ってしまった方へ一生もののインプラント治療を提供

植木歯科医院
植木歯科医院は一生もののインプラントの提供をモットーとし、患者さん一人ひとりに合った治療を行っています。

お口の中をしっかり検査し、悩みや要望を丁寧にヒアリングしたうえで、患者さんごとに治療計画を立てているそうです。

また、治療後のメンテナンスもしっかりサポートしてくれるため、インプラントの機能を長期的に保てるでしょう。

歯を失ったままにしておくと、お口だけではなくお顔や身体のゆがみや肩こりなど、全身の健康に影響する場合もあります。そのため、歯を失った場合は早急に治療を行うことが大切です。

歯科医院と患者さんが協力して歯の将来を考えた予防治療

歯の将来を考えた予防治療に力を入れていることも、植木歯科医院の特徴です。

植木歯科医院では、歯や全身の健康を守るために、歯科医院での専門的なケアと患者さん自身による自宅でのケアを組み合わせた予防治療を実施しています。

歯科医師と協力して対策をとることで、歯そのものだけでなく身体の健康も守ることができるのは大きなメリットといえるでしょう。

また、植木歯科医院では完全予約制と担当ドクター制を採用しており、患者さんが安心感を持って相談できる環境を整えています。

インプラント治療を検討している方や気になるお口の悩みがある方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

植木歯科医院の基本情報

アクセス・住所・診療時間・治療期間

JR両毛線 佐野駅より車で6分

栃木県佐野市植上町1539-2

診療時間
9:00~13:00
14:30~18:00

★:14:30~17:00
【費用(税込)】330,000〜440,000円
【治療期間】3〜6ヶ月
【治療回数】5〜6回

この記事の監修歯科医師