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インプラントの費用は?後悔しない治療のために知っておきたいこと

 公開日:2025/09/26
インプラントの費用は?後悔しない治療のために知っておきたいこと

インプラントは、失った歯を補うための治療法です。治療を検討している方の中には費用が気になるという方もいるのではないでしょうか。 インプラント治療は基本的に自由診療となり、選ぶ素材や本数、追加処置の有無によって費用が変わります。本記事では、インプラントの基本的な費用や変動する理由、注意すべきポイントを整理し、後悔しない治療のために知っておきたいことを解説します。

山田 隆介

監修歯科医師
山田 隆介(ロイヤル歯科クリニック代々木)

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1993年 広島大学歯学部卒
1993年 広島歯科勤務
1995年 ロイヤルハイツ歯科矯正クリニック開設
2014年11月 渋谷区代々木へ移転し、「ロイヤル歯科クリニック代々木」開院

インプラント治療にかかる費用の基本

インプラント治療にかかる費用の基本 インプラントの費用を理解するには、まず治療の仕組みや構造を押さえておきましょう。ここでは、まずインプラントの基本構造と一般的な費用相場について解説します。

インプラントの構造

インプラントは、3つの要素で成り立っています。

  • フィクスチャー(人工歯根)
  • アバットメント(連結部分)
  • 人工歯(上部構造)
人工歯根を顎骨に埋め込み、その上に被せる人工歯を装着することで、見た目も機能も自然な歯に近い状態を取り戻せます。 費用はこれらのパーツごとに設定される場合もあり、使用する素材やメーカーによっても金額は異なります。 インプラントには、噛む力や見た目が天然歯に近い、隣の歯を削らずに治療できるというメリットがありますが、外科手術が必要になるため身体への負担があり、治療期間が長く費用がかかりやすいというデメリットもあります。

インプラント治療の1本あたりの一般的な費用相場

日本でのインプラント治療の費用は、1本あたりおおよそ30〜50万円(税込)が相場とされています。 この金額には手術費用や人工歯の製作費、検査費などが含まれますが、骨の状態や歯科医院の設備、追加処置の有無によって費用は変動します。

インプラント費用が変動する理由

インプラント費用が変動する理由 インプラント治療の費用はさまざまな要因によって変動します。なぜ価格差が生じるのかを知っておくことで、見積もりの妥当性を判断しやすくなるでしょう。

使用する素材やメーカー

インプラントを構成する各パーツには、複数の素材やメーカーの選択肢があります。 特に、人工歯根は世界的に使用されることが多いメーカーほど研究データが豊富で信頼性も高く、長期的に安定した結果が得られやすい反面、費用はやや高めになる傾向があります。 また、連結部や人工歯も素材によって特徴が異なります。連結部はチタンやジルコニアが用いられ、強度や審美性に影響します。人工歯はセラミックジルコニアなどがあり、自然な見た目を重視する場合には費用が高くなる傾向があります。 このように、どのメーカーを選ぶか、どの素材を採用するかによってインプラント治療の総費用は変動します。

インプラントを埋める本数

インプラントを埋入する本数が増えるほど費用は高くなります。 部分的な欠損で1〜2本の治療と、複数の歯を失った場合や全顎的に治療する場合では総額は大きく異なります。

骨造成(GBR法)やソケットリフトなど追加処置の有無

インプラントを埋め込むためには、十分な骨の高さや厚みが必要です。しかし、歯を失ってから時間が経過している場合やもともとの骨量が少ない場合は、インプラントを固定するだけの骨が足りないことがあります。 その場合に行われるのが、骨造成GBR法)やソケットリフトといった追加処置です。 骨造成GBR法)は、人工骨や自家骨を補填して骨を再生させる処置です。ソケットリフトは、上顎の奥歯にインプラントを埋める際に上顎洞と呼ばれる空洞との距離が近い場合に行う処置で、特殊な器具を用いてインプラントを支えられる骨の厚みを確保します。 これらの追加処置が必要な場合、処置の難易度にもよりますが数万円から数十万円、費用が追加となることがあります。

手術方式

インプラント治療にはさまざまな手術方式があり、選択する方法によって費用は変動します。 例えば、コンピューターガイド手術は、事前に歯科用CTによる撮影と専用ソフトでシミュレーションを行い、作成したサージカルガイドを用いてインプラントを埋入する方法です。精度が高くリスク軽減につながりますが、ガイド作成に追加費用がかかります。 ほかにも、静脈内鎮静法や全身麻酔を併用した手術は患者さんの負担を軽減できますが、麻酔科医の立ち会いや専用設備が必要なため、追加費用がかかることがあります。 また、骨量が少ない患者さんに対して行うフラップレス手術もあります。これは歯肉を切開せずにインプラントを埋め込む方法で、高度な診断と特殊な器具を必要とするため、歯科医院によっては追加費用が設定される場合があります。

歯科医院の設備や歯科医師の技術力

安全性に配慮しながら精度の高い治療を行うために、歯科用CTや専用の手術室など先進的な設備が整っている場合や、経験豊富で技術力が高い歯科医師による治療を行っている場合は、費用がやや高めに設定されているケースもあります。

インプラント費用を考える際の注意点

インプラント費用を考える際の注意点 インプラント治療を受ける際は、治療前に総額がいくらかかるのか、治療後に追加費用が発生しないかをしっかり確認することが大切です。費用を比較する際は、金額だけを見るのではなく、内訳やアフターケアを含めて確認しましょう。

費用にメンテナンスやアフターフォローが含まれているか

インプラントは人工歯根なのでむし歯にはなりませんが、周囲の歯茎や骨が炎症を起こすインプラント周囲炎になる可能性があります。インプラント周囲炎を放置すると、インプラントがぐらついたり抜け落ちたりすることがあるので、治療後も定期的に通院して、噛み合わせのチェックやクリーニングを受けることが大切です。 歯科医院によっては、治療費に定期検診・メンテナンス・保証制度が含まれている場合もあれば、別途費用がかかる場合もあります。初期費用が安くても、メンテナンスが有料で都度かかると、長期的には高額になってしまいます。治療を受ける際は治療費にどこまで含まれているのか、保証期間や再治療の条件はどうなっているかを必ず確認しましょう。

治療費の内訳が明確か

インプラント治療は、手術・人工歯根(フィクスチャー)・被せ物(上部構造)・診断や検査など、複数のステップで構成されています。そのため、一式の費用が提示されても、何にいくらかかるのかがわからなく不安に感じることもあるでしょう。 信頼できる歯科医院は、初診相談の段階で費用の内訳を明確に提示してくれます。例えば、歯科用CT撮影費用、手術費用、上部構造の素材による差額などを細かく説明してもらえると安心です。こうした透明性のある歯科医院を選ぶことで、治療途中に予想外の追加費用が発生するリスクを避けられます。

分割払いなど支払い方法が豊富か

インプラント治療は高額になることもあるため、分割払いやデンタルローンに対応しているかも確認しておきましょう。支払い方法についてもカウンセリング時に確認し、自分のライフプランや家計に合わせて無理なく治療を続けられるかどうかが大切です。

インプラント治療を受けるクリニックの選び方

インプラント治療を受けるクリニックの選び方 インプラントは一度入れると長期的に使うことになるため、インプラント治療を受ける歯科医院は慎重に選ぶ必要があります。歯科医院の設備や歯科医師の技術力、保証内容、費用の透明性などを総合的に確認することが欠かせません。ここでは、歯科医院選びで特に注目すべきポイントを解説します。

インプラント治療のための設備が整っているか

インプラント治療の成功には、歯科医師の技術だけでなく、歯科医院の設備も大きく関わっています。 特に骨の厚みや神経・血管の位置を三次元的に確認できる歯科用CTは、埋入位置を正確に決定するために欠かせません。シミュレーションソフトを導入していれば、手術前に治療計画に沿ってインプラントの角度や深さを調整できます。 また、専用のオペ室や滅菌システムを完備しているかも重要です。清潔な環境で手術が行えるかどうかは、感染症リスクを抑えるうえで大切なポイントです。 このように、歯科医院の設備は治療の安全性や精度、手術時のリスク、術後の安定性に影響します。

歯科医師のインプラント治療の技術力が高いか

インプラントは外科手術を伴うため、歯科医師の技術力の高さは重要なポイントです。経験豊富な歯科医師は、骨の厚みや神経の位置、噛み合わせのバランスまで考慮した治療計画を立てられるため、長期的に安定した仕上がりが期待できます。 さらに、症例経験が多いほど難症例への対応力が高まり、トラブル時の対応も迅速に行えるでしょう。 インプラント治療を担当する歯科医師の治療経験や症例数、学会や研修への参加状況、骨造成に対応しているかなどの難症例への対応力は、技術力を判断するうえでの大切なポイントです。

保証とアフターケアが整っているか

保証制度と期間、アフターケア体制が整っているかも確認したいポイントです。 インプラントの保証には、一定期間内であれば再治療を無償で行う制度や、人工歯の破損時に対応してもらえる制度などがあります。保証の内容は歯科医院によって異なるため、適用条件や期間を事前にしっかり確認しておきましょう。治療後の定期検診やクリーニングの頻度、費用が初期費用に含まれているかどうかも確認しておくことがおすすめです。

治療費用の内訳が明確か

歯科医院によって、手術費込みや上部構造別など費用設定が異なります。あらかじめ明確に説明してくれる歯科医院を選びましょう。 具体的には以下のような内容を確認しておくとよいでしょう。

  • 歯科用CTによる撮影や診断料は含まれているか
  • 上部構造(被せ物)の素材ごとの料金差
  • メンテナンス費用や保証制度の有無
これらを事前に確認することで、総額の見通しが立って安心して治療に臨めるでしょう。

インプラントならロイヤル歯科クリニック代々木にご相談を

ロイヤル歯科クリニック代々木 インプラント治療は費用が高額になることもあり、歯科医院によって治療方針や費用、アフターケアの内容が異なります。信頼できる歯科医院を選ぶことで、長期的に使えるインプラント治療を受けられるでしょう。 ここからは、患者さんの負担を抑えつつ高品質なインプラント治療を提供している、ロイヤル歯科クリニック代々木について紹介します。

治療期間と費用を抑えた高品質なインプラント治療

ロイヤル歯科クリニック代々木 ロイヤル歯科クリニック代々木では、先進的なデジタル技術と精密なシミュレーションシステムを活用し、治療計画を綿密に立てています。これにより、通院回数や治療期間を抑えながら、安全性と精度が高いインプラント治療に努めています。 さらに、設備を整えたり治療工程管理の効率化によってコストを削減し、患者さんが納得できる適正価格での治療の実現を目指しているそうです。

できる限り歯を抜かず、神経を残す治療

“自分の歯を守る”治療方針で、ロイヤル歯科クリニック代々木は精密な診断と高度な治療技術を駆使し、歯と神経をできる限り残すよう努められています。将来的な口腔内の健康を見据え、インプラント治療だけではなく、患者さんの天然歯を長持ちさせることも重視した治療計画は、安心感につながるのではないでしょうか。

安心感のあるアフターケアとサポート体制

インプラントは、治療後のメンテナンスも大切です。ロイヤル歯科クリニック代々木では、治療完了後も定期検診や噛み合わせの調整、専門的なクリーニングを継続的に提供し、長期的な安定性をサポートしています。さらに、保証制度やトラブル時の迅速な対応にも注力し、患者さんが安心してインプラントを使い続けられるような体制を整えています。 治療後も丁寧なケアとサポートを受けられる歯科医院でインプラント治療を受けたいと考えている方は、ロイヤル歯科クリニック代々木に相談してみてはいかがでしょうか。

ロイヤル歯科クリニック代々木の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

JR 山手線・都営大江戸線 代々木駅より徒歩3分

東京都渋谷区代々木1-21-12 ヤマノ25ビル3階

診療時間
10:00〜13:00 - - -
15:00〜18:00 - - -
★:11:00~13:00 ☆:15:00~19:30

【費用(税込)】  手術 220,000円  上部構造   ハイブリットセラミッククラウン 55,000円   セラミッククラウン(メタルボンド) 77,000円 【治療期間】1ヶ月ほど(症例による) 【治療回数】2〜5回ほど(症例による)

この記事の監修歯科医師