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歯医者の定期検診で行うことは?受けるべき理由・頻度・費用相場について解説

 更新日:2023/09/27
診察を受ける男性

歯医者の定期検診とは、ご自身の健康状態を総合的に確認するプログラムのことです。

一般的には、すべての人が対象で学生の頃は学校で歯科検診を実施します。会社によっては、健康診断の中に盛り込まれている企業も増えてきました。

歯科医院には虫歯治療だけのために行くという考えをもった方は非常に多いと思います。歯が痛くなったら、いけばいいという認識があるため予防のためにいく方は少ないのが現状です。

しかし、定期的に歯科医院に通うことで口腔内のトラブルを早期に発見することができます。

口腔内の健康チェックを定期検診で行うことで、虫歯や歯の病気にかかるリスクは軽減されますので非常に重要です。

ここでは、歯科検診を受けるべき理由・頻度・費用相場について解説していきたいと思います。

潤田 眞

監修歯科医師
潤田 眞(ウルタ歯科医院)

プロフィールをもっと見る
東京歯科大学卒業。勤務医を務めたのち、祖父の代から続くウルタ歯科医院の院長に就任。地元の患者さんを中心に長く愛される歯科医院の院長として、もう四半世紀以上。幅広い患者さまを診つつ、特に予防治療に力を入れている。

歯医者の定期検診で行うことは?

定期検診
毎日の歯磨きだけでは取り切れていない汚れもあります。汚れが蓄積されれば、虫歯・歯周病にもなりやすいです。
定期的に口腔内の健康チェックをしてもらうことで、健康な状態を維持できるでしょう。ここからは定期検診で行うことをご紹介します。

問診

歯科検診の問診は、口腔内の健康状態や歯科治療の実績を事前に質問することで診療を進めやすくします。
問診をすることで、患者さまの口腔状態を調べ適切な治療やその人にあった予防策を立てることができます。
問診票には、個人の要望に関して事前に記入しておくと歯科医が意向を考慮した治療方法をしやすくなります。
問診票に誤った情報を記載してしまうと予防策の精度も下がってしまいますので正直に回答しましょう。

歯茎の状態をチェック

歯茎の状態をチェックすることで、歯肉炎・歯周病などの病気の可能性を見つけることができます。
歯の健康は、実は体全体の健康と密接につながっているのです。
歯周病などにより口から体内に菌が侵入することで、全身に炎症がおきたり感染することで他の病気を併発します。
歯茎チェックの症状に応じて、適切な治療方法を指示していただくことができます。

歯周ポケットの深さを測る

歯周ポケットとは、歯と歯茎の接合部からポケットの底までの距離のことで、歯周組織の健康状態を確認するための重要な指標とされています。
通常は歯周ポケットの深さは3ミリメートル以下ですが、歯茎の炎症や歯周病などでポケットの深さが増加します。

歯垢の染め出し

歯垢の染め出しとは、歯の表面に色素染料を塗ることで歯に付着した歯垢を視覚的に確認する方法です。
染め出しをすることで、歯垢の問題個所を特定できますので歯ブラシでの磨きのこしがわかります。
これにより、歯科医師が正しい歯磨き方法や歯間清掃の方法などを指導することができます。
最近では、染め出し剤の種類は一般的には下記の3種類が有名です。

  • フルオレッセン染料:歯垢やプラークを蛍光色に染める。
  • エリスモグリン染料:歯垢やプラークを赤色に染める。
  • メチレンブルー染料:歯垢やプラークを青色に染める。

歯垢・歯石の除去

歯垢・歯石を除去する方法として有効なのは下記になります。

  • 正しい歯磨き方法:歯と歯茎の接触部分に歯ブラシを45度の角度で当てながらやさしく歯を磨きます。
  • 歯間クリーニング:歯と歯の間の隙間にたまってしまう歯石を除去しますが、効果的なのはデンタルフロスを用いることです。
  • 超音波スケーラー:歯科医院で使用される口臭波振動により歯垢と歯石を除去します。

歯磨き指導

歯磨きの指導ポイントをいくつかご紹介します。

  • 歯ブラシは、硬い毛先よりも柔らかい毛先のものを選びましょう。
  • フッ素は、歯を強化し虫歯予防の効果もありますのでフッ素入りの歯磨きを使用しましょう。
  • 歯間清掃は、歯ブラシとデンタルフロスの両方を使用することで歯磨きでは除去できない歯と歯の間の歯垢を除去します。
  • 定期的に歯科検診へいくことで歯科医からの正しい歯磨き指導をうけましょう。

歯医者の定期検診を受けるべき理由は?

検診理由
歯科医院の検診を受ける理由としては、定期的な検診を通じて自分の歯の健康状態をチェックすることで虫歯の予防になることが第一にあげられます。
虫歯や歯周病などの口腔疾患の兆候を発見し、将来的な症状の進行を防ぐことは非常に重要です。
歯垢や歯石を除去するクリーニングを同時に行うことで、虫歯の原因となるプラークを除去し口腔環境を健全に保つことができます。
歯の検診を定期的に行い虫歯予防につなげましょう。

虫歯を早期発見できる

歯科医院には、虫歯になって痛みがでてから通院する方がほとんどです。
痛みが出るという状況は、それだけ虫歯が進行しているということになるのです。
歯の検診に、定期的に参加することは病気の早期発見につながります。
虫歯や歯周病などの症状が出る前に、定期検診に行きましょう。

歯周病の予防ができる

歯周状態を調査することで、歯茎の腫れや出血・歯周ポケットの深さを確認しますので歯周病の兆候やリスクを把握することができます。
定期検診で歯周ポケットの深さがモニタリングされますので、異常な変化があれば早期に対処することも可能です。

歯の喪失を予防できる

歯周病や歯肉炎などにより歯茎の状態が悪化すると歯周ポケットが深くなります。
それによって歯を喪失してしまうこともあるのです。
定期検診により、早期の治療や適切なケアを施すことで歯を失うリスクも軽減されるのです。
自分の歯を1本でも多く残すためにも定期検診で口腔環境を調べることは、虫歯予防に効果的といわれています。

治療費の負担を軽減できる

虫歯によって歯を喪失する状況になってしまうと、治療費は膨れ上がります。
差し歯や入れ歯で代用する場合、保険適用でも5,000円以上するといわれています。
差し歯は、欠損した歯を補うために使用されますので自然な歯にしたければ自由診療となり値段は高額になるのです。
最近では人口的な歯根を欠損した歯の代わりに挿入することで、入れ歯よりも自然な歯を蘇らせるインプラント治療が流行しています。
入れ歯に比べて見た目もきれいですが、費用がかなり高額になってしまいます。
定期検診によって虫歯や歯周病などの病気にかからないことが、治療費の負担を軽減することにつながるのです。

きれいな歯をキープでき自信につながる

人は笑うと自然に歯をみせて笑顔をつくります。
歯が黄ばんでいたり、変色したり、抜けていたりすれば笑顔をつくることはできるでしょうか?
楽しいことやうれしい時に、口をあけて笑ったりできないのは苦痛です。
自然に笑うためにも、定期的に歯の検診に行くことで歯の健康は守れます。
きれいな歯をキープし、自信をもった笑顔で過ごしましょう

歯医者の定期検診を受ける頻度は?

歯医者の定期検診を受ける頻度は?
歯医者の定期検診は、一般的には年に2回受けることが推奨されています。
個人差がありますが目安として、下記にガイドラインを記載します。

  • 歯の健康状態が良好な方:年に1回の定期検診
  • 虫歯や歯周病のリスクのある方:3ヶ月に1回の定期検診
  • 症状が悪化・治療中の方:1~2ヶ月に1回の定期検診

虫歯や治療だけではなく、歯の状態をきれいに保つためにはホワイトニングや見た目のケアも重要です。
審美治療では、全体的な歯並びの相談も受け付けていますので定期検診で自分が抱えている歯の問題を相談してみてください。

歯医者の定期検診の費用相場は?

歯医者の定期検診の費用相場は?
歯医者の定期検診にかかる費用の相場は、歯科医院によって異なります。
最近は、予防治療への注目度も高く保険適用の費用・自由診療の費用どのくらいかかるのか気になるところですね。
定期的に通院するために、費用相場を把握しておきましょう。
ここでは、保険適用・自由診療で一般的にかかる料金相場を説明します。

保険が適用される場合の費用相場

医療保険が適用される治療は、自己負担割合が原則として医療費の3割となります。
口腔内の健康状態により費用は異なりますが、3割負担で3,300円程度が相場といわれています。
3ヶ月に1度の定期検診を推奨していますので、年間にすると8,000〜12,000円ほどになるでしょう。
症状により通院頻度も異なりますが、定期検診に通うことで虫歯のない美しい歯を保つことができるのです。

自由診療の場合の費用相場

自由診療とは、保険外診療のことをいいますが自由診療は各歯科医院で違いがあります。
その理由としては、歯科医院が自由に費用を決めることができるため同じ治療でも費用は異なるからです。
自由診療の範囲としては、厚労省が認めている必要最低限の診療以外全てを行います。
定期検診を自由診療で受けた場合の相場は、歯科医院によって異なりますが目安としては平均11,000円程度になります。
自由診療は治療内容により価格が大きく変わりますので、自分に必要な検査内容を選ぶことが非常に重要です。

歯医者の定期検診の相談はウルタ歯科医院へ

ウルタ歯科医院
ウルタ歯科医院は、東京歯科大学水道橋病院の医療連携協力医療機関です。
患者さまの要望に合わせて、1人1人にあった治療法を提案しています。
治療の選択肢が複数ある場合は、治療方針を患者さまが納得いくまで話し合いをしてきました。
予防を積極的に提案することで、一生ご自身の歯で健康的な食生活を送っていただくことを目標としています。

医療連携協力医療機関とは

医療連携協力医療機関とは、病院間の連携を図るために設立された仕組みです。
複数の病院が患者さまの診療情報・検査結果を共有することで病状の正確な把握をし、協力しあう医療機関のことをいいます。
専門的な治療が必要な患者さまの場合、通院している病院では対処できない時には医療連携協力をしている病院へ搬送することが可能となります。
特に医療資源が限られている地方などは、連携医療機関の専門家が協力して診断や治療をサポートすることができるのです。
患者さまにとっては、とても安心できますね。

口腔内カメラやタブレット端末

ウルタ歯科医院では、口腔内カメラで撮影した画像をタブレット端末を用いて患者さまの口腔状態を見せながら説明することで治療方法を確定していきます。
手書きでのイラストなどにより説明することで、患者さまが納得いく説明を心がけておりますので安心して治療に入っていただくことができます。
通院いただいた際には、患者さまの今の歯の状況を1枚の紙に詳しく書き記してお渡ししています。
今、自分の歯がどれだけ残っているのか、歯茎の状態はどうなっているのかが解りますので患者さまの手元に残るようにしたいからです。

定期検診の意義

歯が抜けそうになっていたりボロボロになったりしている状態での治療には限界があります。
差し歯や入れ歯しか方法がないなど、治療方法も制限されてしまうからです。
そのため個人の虫歯予防の意識が非常に重要になりますので、早期発見での費用の軽減・治療期間の軽減などの利点を認識していただきたいと思います。
ウルタ歯科医院に来院して歯石を取ってクリーニングをすることが、こんなに気持ちが良いのだと実感していただきたいと思います。
実際に患者さまでクリーニングを気に入ってしまい1ヶ月に1度来院したいといわれる方もいらっしゃるようです。
大正14年(1925年)に奄美大島から出てきた現院長の祖父が開業した歯科医院です。
足立区で3番目に古い歴史ある歯科医院として、親子3代から4代と続けて通院してくださる患者さまもいらっしゃるそうです。
地域に密着した頼りになる歯科医院として日々治療を行っています。
ご自分の歯の状態に不安がある方・説明をうけてみたい方は、是非ウルタ歯科医院にお気軽にご来院ください。

アクセス・住所・診療時間

JR常磐線・東京メトロ各線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレス 北千住駅 徒歩5分

東京都足立区千住3-50

診療時間
10:00~13:00
14:30~19:00

△…土曜の午後は18:00まで

この記事の監修歯科医師