鍼灸治療とは
鍼灸治療とは
鍼灸治療とは、専用の鍼や灸を用いて身体の特定の点を刺激する治療方法です。国家資格試験で認定された医師、はり師、きゅう師のみが施術を行うことができます。肩こり、腰痛など一般的に効果があるとされている疾患の他にも頭痛、風邪、胃腸の病気、下痢・便秘、冷え性、精神的疾患、婦人科系疾患など、幅広い疾患に対して効果が期待できるとされています。疼痛やけいれんに対しては鎮静作用、痺れや臓器の機能低下に対しては興奮作用など、症状により異なる働き方で機能を回復させる作用があるのも特徴といえます。
メリット
・鍼は極細のため痛点に触れる、毛穴に入る以外ではほぼ痛みを感じない
・幅広い疾患に効果が期待できる
・理学療法、作業療法、リハビリと併用できる
デメリット/副作用
・保険適応外の疾患は費用が高くなる
・まれに出血や内出血を起こす場合がある(時間が経てば消えていく)
・施術後に倦怠感を感じる場合がある
治療期間
鍼灸治療はまず週に2回程度からはじめ、症状や所見が改善されたら週に1回、月に1〜2回と期間をあけつつ継続していくのが一般的です。
費用相場
鍼灸治療は健康保険が適応となる疾患が定められており、かつ医師による適当な治療手段のないものが保険適応となります。保険適応外では1回5千~1万円程度、保険適応なら150~1000円程度とされています。
注意点
治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。