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「花粉症予防はいつから始めるべきか」2026年春の花粉飛散予測から考える対策のタイミングを医師に聞く

 公開日:2026/01/24

日本気象協会は、2026年春の花粉飛散予測を発表しました。スギ花粉が2月上旬から飛び始め、3月上旬〜中旬にピークを迎える見込みです。特に東日本や北日本では例年より飛散量が多くなる見込みで、事前の備えが欠かせません。地域によって飛散の傾向が異なるため、最新の情報を確認し、早めの対策で症状を最小限に抑えることが推奨されます。この内容について渡邊医師に伺いました。

※2026年1月取材。

渡邊 雄介

監修医師
渡邊 雄介(医師)

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1990年、神戸大学医学部卒。専門は音声言語医学、音声外科、音声治療、GERD(胃食道逆流症)、歌手の音声障害。耳鼻咽喉科の中でも特に音声言語医学を専門とする。2012年から現職。国際医療福祉大学医学部教授、山形大学医学部臨床教授も務める。

所属
国際医療福祉大学 教授
山王メディカルセンター副院長
東京ボイスセンターセンター長

日本気象協会が発表した内容とは?

編集部

日本気象協会が発表した内容を教えてください。

渡邊 雄介先生渡邊先生

今回紹介する内容は、日本気象協会が発表した2026年春の花粉飛散予測です。日本気象協会によると、花粉飛散は、スギ花粉が2月上旬に九州や東海などで飛散開始となる見込みで、九州から関東の範囲では2月中旬、北陸から東北では2月下旬から3月中旬にかけて飛び始めるとのことです。2月にかけての気温は平年並みか高く、寒暖差が大きい予想で、暖かい日には花粉がわずかに飛び始めると見込まれています。飛散開始時期は全体としてほぼ例年並みですが、東北では3月の気温が高い予想のため、例年より早くなると予測されています。

ピーク時期については、早い地域で2月下旬からスギ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。広い範囲でピークとなるのは3月上旬から中旬で、ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬と予測されています。

飛散量は地域差が大きく、西日本では例年並みの所が多い一方、東日本と北日本では例年より多く、非常に多い所もあると予測されています。

花粉症の予防法・治療法とは?

編集部

花粉症の予防法・治療法について教えてください。

渡邊 雄介先生渡邊先生

花粉症の予防では、鼻や目に花粉が付着しないようにすることが基本です。マスクやメガネの着用が有効で、通常のメガネでも目に入る花粉量を減らせます。コンタクトレンズは花粉の季節に刺激になりやすいため、可能であればメガネに替えるとよいでしょう。衣類は羊毛類が花粉を付着させやすいので注意が必要です。帰宅後は顔を洗って花粉を落とし、目や鼻を洗う場合は刺激で悪化することもあるため医師に相談します。

治療は対症療法と根治療法に分かれ、対症療法では第二世代抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、点鼻薬・点眼薬、鼻噴霧用ステロイド薬などを症状に合わせて組み合わせ、飛散開始直後から始める初期療法も有効です。粘膜を傷つけるタバコを避け、規則正しい生活とバランスのよい食事を心がけて、早めの対策を続けましょう。

発表内容への受け止めは?

編集部

日本気象協会が発表した内容への受け止めを教えてください。

渡邊 雄介先生渡邊先生

飛散量は、西日本では例年並み、東日本と北日本では例年より多いと予測されています。ここで注意したいのは、「例年並み」という言葉が「少ない」という意味ではないことです。例年でも症状が出る方にとっては十分な飛散量といえるため、西日本の方も決して油断はできません。一方、東日本や北日本で「例年より多い」「非常に多い」とされる地域では、例年なら軽症で済む方でも強い症状が出る恐れがあります。昨年の飛散状況を振り返り、早めに準備を整えておきましょう。

また、2月は気温の寒暖差が大きくなるという予報にも注目しています。急に気温が上がる日には、予測されている飛散開始日より前であっても、わずかな花粉で敏感に反応してしまう患者さんが多くいらっしゃいます。「少し目が痒いかな?」と感じた段階ですでに粘膜に炎症が始まっていることも多いため、飛散開始が予測される2月上旬の1〜2週間前から対策を始める「初期療法」を検討していただきたいですね。

編集部まとめ

2026年春は、スギ花粉が2月上旬から飛び始め、3月上旬〜中旬にピークを迎える見込みです。西日本は例年並みが多い一方、東日本・北日本は多い地域があるため、早めの備えが重要です。外出時はマスクやメガネで付着を減らし、帰宅後は顔を洗って花粉を落としましょう。症状が出やすい人は飛散開始直後から治療を始めると効果的なので、早めに受診して対策を整えましょう。

この記事の監修医師