【新型コロナワクチン】自衛隊の大規模接種会場、東京・大阪で再開へ
自衛隊による新型コロナウイルスワクチンの大規模接種を1月31日から東京で、2月7日から大阪で開始すると発表されました。このニュースについて工藤医師に伺いました。
監修医師:
工藤 孝文(医師)
日本内科学会・日本糖尿病学会・日本肥満学会・日本東洋医学会・日本抗加齢医学会・日本女性医学学会・日本高血圧学会、日本甲状腺学会・日本遠隔医療学会・小児慢性疾病指定医。
再開される大規模接種会場の詳細は?
今回、再開が発表された大規模接種会場の詳細について教えてください。
工藤先生
自衛隊による大規模接種会場は昨年11月末で閉鎖されました。しかし、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を後押しするために、岸田首相は防衛省に再設置を指示していました。大規模接種会場は東京と大阪に設置され、1月31日から7月31日まで接種が可能になります。
東京会場での接種回数については、1月31日からは1日あたり720回とのことです。2月6日は終日会場を閉鎖して移行作業などを実施し、2月7日からは1日あたり2160回へ接種数を拡大する方針です。大阪会場は、2月7日から7月31日まで接種ができるよう準備が進められています。大阪会場では初期の調査結果に基づく推算で、1日あたり960回の接種能力を確保できる見込みだということです。
また、モデルナ製ワクチンが使用され、18歳以上が接種可能となります。ただし、予約がない人や接種券を持参していない人への接種はおこなわないことになっています。
大規模接種会場の予約方法は?
予約がないと接種ができないということですが、予約はどのようにおこなえばいいのでしょうか?
工藤先生
東京会場の予約については1月28日から、大阪会場は2月4日から始める予定とのことです。予約専用ウェブサイトやLINEのほか、電話を使った予約も受け付ける予定になっています。予約開始時間やURLなどの詳細については別途公表するとのことです。
大規模接種会場の再開で期待できることは?
大規模接種会場が再開されることで期待できることはどのようなことがありますか?
工藤先生
やはり、ワクチン接種が加速することが一番でしょう。その結果として、優先順位をつけて接種をおこなっていますが、現役世代への接種も早まることが期待されます。
まとめ
自衛隊による新型コロナウイルスワクチンの大規模接種を1月31日から東京で、2月7日から大阪で開始することが今回のニュースで明らかになりました。両会場で1日最大計3120人にワクチンを打つことになり、3回目の接種の後押しにつながりそうです。