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トーリック眼内レンズとは

 更新日:2023/03/27

トーリック眼内レンズとは

トーリック眼内レンズとは、手術によって白内障と乱視を同時に治療できる眼内レンズを使った手術方法のことです。この方法で手術をすると、裸眼視力の向上が期待できるため、視力矯正のために眼鏡をかける必要がなくなります。ただし、全ての乱視の患者さんに適用できる治療法ではないため、手術前に行う検査が非常に重要です。
乱視を目的とした手術なので、ただ視力が悪いだけである乱視のない患者さんには適用されない治療法となります。

メリット

・乱視が矯正されて裸眼での視力が改善する
・物が見やすくなって生活が便利になる
・2010年に厚生労働省で認められている手術である

デメリット/副作用

・全ての乱視に対応した手術ではない
・トーリック眼内レンズは特殊なレンズを使う手術であり、通常の白内障手術で治る場合は術後のことを考えて選択するべきではない
・1990年代に開発された比較的新しい手術であり、乱視を必ずゼロにできるとは限らない
・単焦点レンズの場合、眼鏡をかける必要がある

治療期間

日帰り手術が可能です。術後3〜6ヶ月程度の通院が必要となります。

費用相場

保険適用で4.5万円程度です。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師