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頭部MRIとは

 更新日:2023/03/27

頭部MRIとは

頭部MRI検査とは、強力な磁石でできた筒の中に横たわり、脳や血管などに異常がないか調べる検査です。脳卒中や脳腫瘍などの診断に用います。脳卒中については発症時期をある程度推測することも可能です。
仰向けの状態で大きなドーム状の機器の中に入り、磁気と電波を利用して頭部の断層画像を撮影します。全方向からの断層画像を鮮明に撮影でき、骨や空気の影響を受けないため、骨にはさまれた部位の撮影も可能です。

メリット

・放射線の被ばくがないため、子どもでも検査を受けることができる
・診断を行うために適した撮影法を選ぶことができる
・造影剤を使用せずに、または最小限の造影剤で検査が可能
・細部まで詳細な画像が撮れるため、脳疾患の早期発見が可能である
・メスを使わずに頭の内部の様子を詳細に知ることができる

デメリット/副作用

・検査時間が長く、閉所に慣れていない患者さんはストレスを感じる
・検査中の音が大きく不快に感じる人がいる
・動いてしまうとブレて良い画像が得られない
・病変によっては、行ったのとは別の撮影法が追加で必要になることがある
・心臓ペースメーカーが入っている人など、体に金属が含まれる手術を受けた人は検査が受けられないことが多い

検査期間

一般的にMRI検査はCT検査よりも時間がかかります。頭部MRI検査時間は20~30分程度です。

費用相場

脳ドックなど健診の場合は自己負担となり、2万円程度かかります。特定の症状が認められる場合は保険が適用され、健康保険3割負担の場合は5千円前後の自己負担となることが一般的ですが、高性能な機種を使用している病院で検査を受けると、健康保険を使用しても1万円ほどかかることもあります。

注意点

検査・治療期間や費用は、医療機関や検査・治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師