電動吸引法とは

　更新日:2023/03/27

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電動真空吸引法とは

電動真空吸引法（EVA）とは、手動真空吸引法とともに「真空吸引法」という妊娠12週未満までの流産や初期中絶手術の治療法です。子宮内に金属製のチューブを通し、電動のポンプで吸引します。「吸引法」の他に子宮内容物を掻き出す「ソウハ法」もありますが世界保健機関（WHO）は「吸引法」を推奨しています。

・ソウハ法に比べ、子宮内膜へのダメージが少ない
・手術時間が短いため日帰り手術が可能
・子宮内にいれるチューブが使い捨てでないため費用が安く済む場合がある

・処置により痛みが出たり、子宮を傷つけてしまうリスクがある
・子宮内にいれるチューブは使い捨てではないため、消毒が不十分な場合は衛生面で不安がある
・内容物を取り切れない可能性がある
・人工妊娠中絶では、自由診療のため全額自己負担である

治療時間は5～15分程度で、通常静脈麻酔により眠っている間に行われます。さらに麻酔から覚めるまでに1〜2時間程度かかります。
通常、手術から1〜2週間後と2〜3ヶ月後に術後検査があります。

費用は流産手術の場合3～5万円、中絶手術の場合は全額自己負担のため10〜15万円程度（妊娠週数や施設により変動）です。
別途麻酔料や術後検査費などがかかることがあります。　　

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。