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ダーモスコピーとは

 更新日:2023/03/27

ダーモスコピーとは

ダーモスコピー検査とは、肉眼では捉えられない皮膚の病変や構造パターンを調べるために、ダーモスコープと呼ばれる特殊な拡大鏡にゼリーを塗布し、皮膚に強い光を照射することで病変表面の乱反射を軽減して皮膚表面から内部にかけての観察を行います。
ダーモスコープには主に2種類あり、ダーモスコープの対物面と病変部との間にゼリーを塗布して観察する接触式ダーモスコープと、ゼリーを使用せずに対物レンズ及び光源に組み込まれた偏光フィルタを用いる非接触式ダーモスコープがあります。前者はゼリーを使用する手間はかかりますがより詳細な観察が可能であり、後者は簡便に使用できる半面、一部の色調の病変は観察しにくいといったそれぞれの特徴があります。
ダーモスコピー検査は安価であり、診察室ですぐに施行でき痛みも伴わないため、生検のような侵襲性の高い検査を減らせるメリットがあります。それにより患者さんの身体的・精神的・経済的な負担を軽減することができます。

メリット

・痛みがない
・一部の疾患では所見が確立しているので、不要な生検の回数を減らすことができる

デメリット/副作用

・所見が未確立の疾患も多数ある
・ダーモスコピー検査のみでは良悪性の判断が付かない場合もあり、その場合は生検などの追加検査が必要となる
・医師の習熟度により検査の信頼性が大きく異なる

治療期間

検査は5分程度で終了します。

費用相場

1回あたり216円です。(初診料などは別途かかります)

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師