骨再生療法とは

骨再生療法とは

骨再生療法とは、歯周病などにより失われてしまった、骨をはじめとする歯を支える組織を回復させる治療です。
歯周組織再生療法とも呼ばれます。治療の流れとしてはメンブレンと呼ばれる器具を用いて組織を回復するためのスペースを作り、そこに組織の回復を誘導する薬剤を入れて骨などの組織を再生させていきます。使用される薬剤は歯の根の表面に細胞をくっつける役割を果たすタンパク質や、細胞を増殖させる成長因子など様々です。

メリット

・治療によって抜歯を回避できるケースがある
・自身の歯を使い続けられる

デメリット/副作用

・治療できる症例に限りがある
・再生できる量は個人により異なる

治療期間

骨再生療法の治療は、一般的に半年～1年程度時間をかけて行われることが多いです。再生される組織の量は患者さん一人ひとり異なります。

費用相場

骨再生療法は、治療に用いる薬剤や方法によっても費用が異なりますが、エムドゲインという薬剤を使用した治療では1歯で5～8万円程度とされています。リグロスと呼ばれる薬剤を用いた治療は保険適応となり、3割負担で7～8千円程度とされています。

注意点

治療期間や費用は治療内容などによって大きく異なる場合があります。