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通水治療とは

 更新日:2023/03/27

通水治療とは

通水治療とは、不妊治療に関連する検査のひとつで、子宮内腔に挿入した細い管から生理食塩水を注入して卵管の通過性をみる検査方法です。超音波検査を併用する方法と、子宮鏡というカメラを併用する方法があります。通水によって卵管の通りが良くなると考えられ、なかでも子宮鏡を用いた通水検査の場合は検査後の妊娠の確率は33%といわれています。不妊治療を開始するにあたり、原因の検索もかねて行われる検査です。

メリット

・軽度の通過障害がある場合、通過性が改善することがある
・実施後、4~6ヶ月は妊娠率が上昇することが多い
・保険適用がある

デメリット/副作用

・子宮内腔に生理食塩水を注入する際に痛みが出ることがある
・卵管の通過性が悪い場合、痛みを強く感じやすい
・子宮の中に管を入れて生理食塩水を注入するので、腹痛や出血が起きる場合がある
・処置の後にお腹の張りを感じることがある

治療期間

月経7日目から10日目の間に行うことが多いです。外来で実施でき、およそ15分以内には終わります。

費用相場

通水検査は、その方法にもよりますが保険適用で3千~1万円程度です。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師