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VSRAD Plusとは

 更新日:2023/03/27

VSRAD Plusとは

VSRAD Plusとは、MRIを使用したvoxel-based-morphometry(VBM)解析の1種であり、大脳萎縮を詳しく評価することで早期アルツハイマー型認知症などの診断支援システムです。従来のVSRADよりも正診率が向上し、詳細な診断結果が出力されるものとなっています(新たにVSRAD advanceもリリースされています)。MRIのデータ解析をするPCにインストールし脳全体を解析します。個人の誤差を修正し、健常者の画像との比較統計を行い、脳の萎縮具合を診断します。

メリット

・アルツハイマー型認知症の診断に有用である
・MRI検査のみのため検査中の痛み等はない

デメリット/副作用

・細かな部分の萎縮は医師の経験に左右される
・個人差は考慮されているものの、100%の精度ではない
・脳の萎縮を基準としているためMRIで判断できない部分の診断はできない
・一般的なMRI撮影よりも時間がかかる

検査期間

検査はMRIのみとなるため、長くても1時間程度になります。その後PCによる解析があり、その後医師の判断を必要とするため、検査結果については後日になる場合があります。

費用相場

脳ドックの一つとして行われることが多く、費用は5~6万円程度が相場となっています。

注意点

検査・治療期間や費用は、医療機関や検査・治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師