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絨毛染色体検査とは

 更新日:2023/03/27

絨毛染色体検査とは

絨毛染色体検査とは、流産絨毛染色体検査(POC)とも言い、流産した時に手術で絨毛(赤ちゃんになる細胞)を取り出し、約4週間培養してその染色体の数と形態を詳細に調べる検査です。原則として流産手術で検体を採取しますが、自然に排出された組織でも検査できる場合があります。
POCにより、流産の原因が胎児の染色体異常によるものかどうかを分析することができます。

メリット

・流産の原因が胎児の染色体異常かどうかを調べることができる
・検査結果は、その後の治療を考えるうえで重要な情報となる場合もある

デメリット/副作用

・母体血の混入が多いと,胎児ではなく母体の染色体を判定してしまう
・絨毛組織は凍結を避け専用の培養液に浸し4℃で保存しておく必要がある
・POC 検査は保険適用外の検査で、高額な費用が生じる
・検査をしても、流産の原因が明確にわからない場合や、その後の流産予防に繋がらない場合がある

治療期間

流産手術の時に絨毛(赤ちゃんになる細胞)を取り出し約4週間培養して検査します。

費用相場

染色体検査は保険適用外のため4~10万円程度必要となります。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師