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ワセリンとは

 更新日:2023/03/27

ワセリンとは

ワセリンとは、石油から精製された皮膚保護剤です。

皮膚の表面を覆うことで水分の蒸発を防ぎ、外部の刺激から肌を守ります。

肌に対する刺激性が少なく、アトピー性皮膚炎の方や赤ちゃんにも使用できます。

使用する際には、少量を手のひらで温めて薄く伸ばして塗ります。

副作用は少ないのですが、使用前には目立たない部位で肌に赤みやかゆみが出ないことを確認しましょう。

また、保湿目的以外にも、傷口・やけどの応急処置や湿潤療法に使用する場合もあります。

メリット

・肌の水分を蒸発するのを防ぐ
・目元や赤ちゃんの肌にも安心して使える
・安全性が高い
・ヒルドイド®など他の保湿剤に比して値段が安い

デメリット

・まれに接触皮膚炎(赤みやかゆみ)を起こす可能性がある
・塗りすぎるとベタつきやテカリが出る

治療期間

保湿は基本的に乾燥している限り継続します。

外傷に用いる場合は、傷口を洗い流してワセリンを塗り、ガーゼで保護します。

時にラップや絆創膏を当てることもあります。

1日1回程度水道水で洗い流して付け替え、皮が張ったら治療完了です。

費用相場

商品によって異なりますが、代表的な商品のプロペト®の薬価は10gあたり約20円です。

この記事の監修医師