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自己通気療法とは

 更新日:2023/03/27

自己通気療法とは

耳管通気療法とは、耳と鼻をつなぐ耳管に空気を通す治療法です。中耳腔に水が溜まっている状態である滲出性中耳炎や、耳管狭窄症を改善させます。この通気療法を「オトヴェント」という器具を用いて自宅でおこなうのが、自己通気療法です。
小児の滲出性中耳炎の治療や、飛行機・ダイビングの際に耳抜きがうまくできない方にも効果が期待できます。

メリット

・通院することなく、小児でも自宅で治療がおこなえる
・耳抜きの改善にも効果が期待できる
・自分のタイミングで日々の治療をおこなうことができる

デメリット/副作用

・自分で器具を購入する必要がある
・改善できない場合には別途治療が必要になることがある
・耳管開放症の場合、症状が増悪する場合がある

治療期間

医師の指導の元で施行を検討してください。
中耳炎の場合、並行して内服薬の治療をおこなう事が一般的です。
治療には数週間~数か月かかる場合があり、改善しない場合追加の治療が検討されます。

費用相場

自己通気療法は、オトヴェントの購入費2000~3000円がかかります。器具の購入には医療保険が適応されません。
受診した場合別途診察費がかかります。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師