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放射性ヨード内用療法とは

 更新日:2023/03/27

放射性ヨード内用療法とは

放射性ヨード内用療法とは、ヨウ素-131というアイソトープの入ったカプセルを服用する甲状腺疾患に対する治療の一種です。甲状腺ホルモンをつくる細胞が減少するためバセドウ病の改善が期待できます。甲状腺がんにおいては細胞に取り込まれた放射性ヨードががん細胞に向かって放射線を放出し、がん細胞を破壊します。

メリット

・カプセルを飲むだけなので負担が少ない
・手術を望まない甲状腺疾患の治療に有効
・術後の遠隔転移の治療にも効果的

デメリット/副作用

・倦怠感、吐き気、嘔吐、四肢麻痺などの副作用が起こる場合がある
・妊娠希望患者には推奨できない
・入院期間中、個室からでることや面会は禁止
・放射性ヨードを使用するため実施できる施設が限られる
・一定期間は内服した放射線ヨードが退院後もごく少量放出されるため周囲の人への配慮が必要

治療期間

入院期間は4~7日間です。症状に応じて半年から1年程度間隔をあけて10回程度行われます。

費用相場

まず治療前の検査費用で9千円前後かかります。治療自体の相場は症状や入院日数により前後しますが10~15万円程度です。

注意点

治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師