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PUVA療法とは

 更新日:2023/03/27

PUVA療法とは

PUVA療法とは、光に対する感受性を高める薬剤であるソラレンを内服もしくは外用した後に、長波紫外線を皮膚に照射する治療法です。1970年代から開始され全世界で用いられています。乾癬や白斑、アトピー性皮膚炎や円形脱毛症などに対して有効な治療法であり、徐々に紫外線の照射量を増やしながら治療を行います。
一定の効果があるとされていますが、吐き気や重度の日焼けなどの副作用があり、長期使用により皮膚がんの発生リスクを高めるとされています。
最近では、副作用と効果の観点から、ナローバンドUVB治療に置き換わっているのが実情です。

メリット

・乾癬や白斑などの皮膚疾患の改善

デメリット/副作用

・吐き気や重度の日焼けを起こす可能性がある
・長期使用で皮膚がんを発症する可能性がある
・光線過敏症の方などは治療を受けられない
・内服の場合は、当日〜翌日は遮光する必要がある
・内服PUVAの場合、重篤な肝障害や腎障害を持つ人は施行できない
・妊婦や授乳婦には禁忌

治療期間

週に1~3度ほど、定期的に治療を行う必要があります。症状によるものの、寛解までには数ヶ月程度の期間を要します。

費用相場

3割負担で1回約1,000円です。乾癬やアトピー性皮膚炎などの疾患については保険が適用されます。
(ソラレンの処方料は別途必要)

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師