PMSとは

PMSとは

PMSとは、月経前症候群のことで、月経開始の3～9日くらい前から始まる、さまざまな精神的・身体的な不調のことです。女性ホルモンの変化が大きく関係していると考えられています。
主な症状は情緒不安定、イライラ、不安、眠気、抑うつ、集中力の低下、睡眠障害などがあります。一般的に、漢方薬で症状を和らげたり、低用量経口避妊薬（OC）、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬（LEP）、プロゲスチン製剤などのホルモン製剤で排卵を抑える治療法などをおこないます。ホルモン製剤は服用期間のみ排卵を止めるものなので、服用を止めるともとに戻ります。その後の妊娠には影響が及びません。

メリット

・症状の改善だけでなく、ニキビや肌荒れの予防もできる
・卵巣がんや、子宮体がんの予防効果も期待される
・月経周期が規則正しくなる

デメリット

・OCやLEPを使用する際には血栓症のリスクがある
・頭痛や吐き気が出る場合がある
・不正出血が起こる場合がある
・乳房が張る場合がある
・乳がんのリスクがわずかに上昇する可能性がある

治療期間

PMSの治療法は、受診した際に処方された薬を飲むのが一般的です。
症状が改善しない場合や、治療の継続を希望する場合は再診が必要になります。

費用相場

PMSの治療は、3,000～20,000円が一般的な相場になります。
医院によっては、別途診察費がかかります。

注意点

治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。