PMDDとは
PMDDとは
PMDD（Premenstrual dysphoric disorder）とは、月経前不快気分障害のことです。
月経（生理）が始まる約2週間前から心身が不安定になる状態をPMS（Premenstrual syndrome）と呼びますが、PMDDはその中でも特にメンタルが不安定になる状態をいいます。
主に、抑うつ気分を中心とした、イライラ、不安、情緒不安定の症状が強く出現し、人間関係や社会活動にも支障が出る場合があります。
PMSの治療は、薬を用いないことも多いのですが、PMDDでは自殺念慮といった精神症状が強くみられることも多く、一般的には薬による治療が必要です。
薬は、低用量ピルや抗うつ薬、漢方薬を用いて治療する場合が多くなります。
一定期間の服用で済む場合もあれば、継続的な服用が必要な場合もあります。
治療によるメリット
・メンタル不調の改善が期待できる
・社会活動に支障なく生活できることが期待できる
・薬によっては、一定期間の服用で症状が改善する場合がある
・自分に合う薬が見つかると、治療がスムーズに進む場合がある
治療上の問題点
・人によっては継続して服用する必要がある
・再発する場合がある
・薬が合わない場合がある
・妊娠を希望する場合は、使用を注意しないといけない薬がある
治療期間
PMDDの治療は、受診した際に症状や経過を確認して、PMDDと診断されてから治療が開始されます。
基本的には自宅で薬による治療を行いますが、症状の程度によっては、入院が必要となる場合もあります。
一定期間の服用で済む場合や、継続して服用が必要になる場合があります。
費用相場
診察費、薬代、カウンセリング料などもかかります。
治療状況により大きく異なりますが、1ヶ月あたり5千～5万円が目安となります。
注意点
治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があるため事前にご相談ください。
