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包茎治療とは

 更新日:2023/03/27

包茎治療とは

包茎には、先端の包皮口が亀頭よりも小さく包皮をめくれない真性包茎、包皮はめくれるが通常は亀頭を覆っている仮性包茎があります。また、仮性包茎で亀頭を露出した際に、包皮が亀頭を締め付けて戻らなくなるのを嵌頓(かんとん)包茎と呼びます。
治療には、包皮を切除して亀頭を露出させる手術療法、包皮の先端にステロイド軟膏を塗り、包皮の狭い部分を柔らかくして手でむく包皮翻転指導があります。子供の場合、基本的に積極的な治療は不要ですが、炎症や感染症を繰り返す場合は治療を行います。ほとんどの新生児は真性包茎であり、両親が無理に剥こうとするあまり嵌頓包茎となる場合もあり注意が必要です。

メリット

・包茎が原因の亀頭包皮炎や尿路感染症を防げる
・コンプレックスの解消
・日帰り治療で次の日に通学や通勤できる

デメリット

・手術後は入浴や性行為など行動制限がある
・手術方法によっては傷が残る可能性がある
・包皮翻転指導の場合、途中で治療をやめると元に戻る可能性がある

治療期間

包茎の手術は30分程度です。成人の場合は局所麻酔で実施します。入院の必要はありません。子供の場合は全身麻酔で4~5日程度入院が必要な場合があります。手術後は抜糸や包帯を外すタイミングで医療機関を受診します。
包皮翻転指導の場合、毎日1~2回を2週間以上は続ける必要があります。

費用相場

包茎治療は自由診療と保険診療で費用が異なります。
自由診療で見た目にこだわる場合は、下記に加えて数十万単位で費用がかかります。
・仮性包茎5~33万円程度
・真性包茎13~30万円程度
・嵌頓包茎16~30万円程度
保険診療で3割負担の場合、背面切開術は2200円程度、環状切開術は6100円程度です。これに加えて別途診察費がかかります。包茎手術はオプション治療が多いため、手術内容や費用でのトラブル事例もあり、注意が必要です。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師