卵巣刺激法とは

卵巣刺激法とは

卵巣刺激法とは、排卵誘発剤の内服薬や注射を使い、排卵を促すことで妊娠の確率を少しでも高めようとする治療法です。複数の卵胞を発育させ、熟成卵の数を増やし採卵します。注射薬によるロング法・ショート法・アンタゴニスト法などの刺激周期法や、内服薬を使用する低刺激周期法、薬剤を使用しない自然周期法があります。

メリット

・様々な理由で自然妊娠が難しい場合、成熟卵子を排卵させることができる
・低刺激周期法、自然周期法は通院回数がおさえられ、経済的・身体的・精神的な負担が少ない

デメリット/副作用

・刺激周期法の場合は毎日注射を打つことになり、特に注射が苦手な人には身体的・精神的負担がある（自己注射の場合は通院回数が減ります）
・注射による排卵誘発は効果も大きいが、卵巣過剰刺激症候群になる可能性がある

治療期間

生理が始まってから採卵までの間に、卵胞の確認のため少なくとも3〜4回ほど通院します。来院して注射を打つ場合は、上記＋注射の回数分だけ通院が必要です。

費用相場

ロング法・ショート法・アンタゴニスト法：6〜30万円程度 ・低刺激周期法：3～18万円程度
自然周期法：2〜5万円程度
排卵誘発剤の使用有無、種類や量、卵胞の成長具合によって通院回数や費用は変わります。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。