新生児検査とは

公開日:2021/08/31  更新日:2021/11/12

新生児検査とは

新生児検査とは、新生児の先天性の病気を早期発見するための検査です。

早期に治療を開始して重症化や発達の遅れを防ぐことが目的です。

新生児検査には、先天性代謝異常等検査(新生児マススクリーニング検査)と新生児聴覚検査があります。

先天性代謝異常等検査は、代謝異常や内分泌系の病気を発見する検査です。

かかとに針を刺して、ろ紙にごく少量の血液をしみこませてタンデムマス法で検査を行います。

新生児聴覚検査は、OAE(耳音響放射)とAABR(自動聴性脳幹誘発反応)のどちらかの方法で耳の聞こえを検査します。

OAEは耳にプローブを挿入して、音に反応して得られた内耳の反響音を記録する方法です。

ABRは小さい音をイヤホンから流し、脳からの電気的反応を頭皮の電極で検出します。

メリット

・成長や発達への影響を小さくできる
・病気を早期に発見でき、重症化を防ぐことができる
・赤ちゃんの負担が少ない

デメリット/副作用

・軽症や非典型的な場合は発見できない場合がある
・先天性代謝異常等検査は、出生体重が2,000g以下だと体重増加後に再検査の必要がある
・OAEは耳垢や羊水の影響で要再検になりやすい

治療期間

新生児検査は出生後数日以内に行うのが一般的です。

先天性代謝異常等検査は2週間程度で検査結果が出ます。

異常がない場合は1ヶ月健診で、再検査や精密検査が必要な場合は数日~2週間程度で連絡があります。

新生児聴覚検査の所要時間は30分から1時間程度です。赤ちゃんが寝ている時に行います。

費用相場

先天性代謝異常等検査は、採血費用のみで2500~4000円程度です。検査費用の自己負担はありません。

新生児聴覚検査は、自費診療で2000~9000円程度です。

検査方法で異なりますが、1000円程度~全額自治体からの助成があります。助成は初回検査のみの場合、初回と再検査ともに助成対象の場合があります。

注意点

治療期間や費用は、治療や検査内容などによって大きく異なる場合があります。