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多焦点眼内レンズとは

 更新日:2023/03/27

多焦点眼内レンズとは

多焦点眼内レンズとは、白内障手術に用いられる眼内レンズの1つで、濁った水晶体の代わりに設置される人工レンズのことです。保険適用の白内障手術に用いられるレンズは単焦点レンズですが、術後焦点があう範囲が限定的になります。この欠点を補填するために開発された、遠距離から近距離までピントを合わせられるレンズが多焦点眼内レンズです。多焦点眼内レンズを選択した場合、自由診療となります。

メリット

・遠近両方にピントを合わせられる
・レンズにはいくつか種類があり、自分のライフスタイルに合ったものを選択できる
・白内障手術と同時に、屈折矯正も行うことができる
・老眼の治療にもなる

デメリット/副作用

・単焦点眼内レンズよりもコントラストが劣る
・暗い場所では光がにじんだり、光の輪が見えたりする副症状がある
・保険適応外のため手術料金が高額になりやすい
・白内障以外に目の病気があると適応外となる場合がある

治療期間

手術自体の所要時間は10〜20分ほどです。
コンタクトレンズ使用中の方は、適応検査のためソフトレンズでは3日前、ハードレンズでは4週間前から装着を中止する必要があります。
使用するレンズが届くまでの期間は数週間〜1ヶ月ほどかかります。
術後は多くの病院で術翌日・1週間後・1ヶ月後から1年までは定期検診で通院します。

費用相場

自由診療のため、レンズの種類により費用に幅があります。
安いものですと片眼20万円から手術可能です。
レンズの性能によっては片眼50〜80万円ほどかかります。

注意点

治療期間や費用は治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師