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流産手術とは

 更新日:2023/03/27

流産手術とは

流産手術とは、妊娠11週6日までに子宮内の胎児が何らかの理由で心拍が停止し成長が止まってしまった場合に行われます。手術方法は搔爬法と真空吸引法(VA)の2つがあります。また、必ずしも手術療法は必要ではなく、自然に胎児成分が排出されるのを待つ待機療法が選択されることも多いです。お母さんの意思を尊重して、ほとんどの場合はどちらの選択でもよいとされています。しかし、長期間にわたり子宮の中に組織が残っていると、感染症を引き起こす可能性や、まれに播種性血管内凝固症候群(DIC)を引き起こすこともあります。自然に排出されるのを2~4週間程度待って、それでも出なければ手術療法をとることが多いです。

メリット

・日帰り手術が可能で、健康保険が適用される

デメリット/副作用

・出血や感染症のリスクがある
・子宮の損傷や妊娠成分の遺残、仮性動脈瘤など合併症のリスクがある

治療期間

手術自体は5〜15分程度で終了し、術後2時間程度休み、診察後に帰宅可能です。

費用相場

保険適用で2万円前後です。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師