巻き爪治療とは

　更新日:2023/03/27

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巻き爪治療とは

巻き爪治療とは

巻き爪治療とは、巻き爪にワイヤー矯正や切除手術を行い、爪が皮膚に食い込むことを防ぐ治療です。巻き爪矯正では、爪を切らずワイヤーの力で時間をかけて正しい爪の形を目指します。専用ワイヤーを爪の両端に引っ掛けて中央を引っ張るVHO法、爪に穴をあけ形状記憶合金ワイヤーを通す弾性ワイヤー法、食い込んだ爪と皮膚をテープで引き離すテーピング法、チューブを爪と皮膚の間に挟み込むガター法などがあります。また、炎症がひどく肉芽組織という赤い組織の盛り上がりが強い場合は、フェノール法という手術を行います。フェノール法は、爪の食い込んだ部分を局所麻酔下でその根元から除去し、フェノール処理で爪母を腐食させて同部位の爪の再生を防ぎ、再発を防ぐことを目的とした手術です。

メリット

テーピング法、ガター法・比較的簡単に施行できる弾性ワイヤー法・数ヶ月は効果が持続する・VHO法が使用できない第1趾（親指）以外にも使用可能 VHO法・爪が短くても施術できる・3ヶ月程度効果が持続するフェノール法・根治できることが多い・肉芽組織が大きくても治療可能

デメリット

テーピング法、ガター法・食い込みや爪の変形が強い場合は根治に至らないこともある弾性ワイヤー法・爪がある程度伸びないと治療できない・爪が肥厚しているとワイヤーを通せないことがある VHO法・第1趾（親指）以外は矯正できない・炎症している場合はすぐに施術できない可能性がある・施術後に数日間違和感がある可能性があるフェノール法・術後の爪の幅が狭くなる・腐食が不十分だと爪が再生し再発する可能性がある

治療期間

テーピング法やガター法は、症状が改善するまで適宜観察します。 VHO法の治療時間は15分程度、矯正期間は1年程度です。3ヶ月に1回は病院でワイヤーの付け替えをします。弾性ワイヤー法の治療時間は5分程度、矯正期間は半年～1年程度です。1～2ヶ月に1回ワイヤーの付け替えをします。フェノール法の手術時間は30分以内で、創部の治癒が完了次第、通院も終了となります。