ヘルペスとは
ヘルペスとは
ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルスが皮膚や粘膜に感染して引き起こされる病気のことです。
主に、単純ヘルペスウイルス1型と2型によるものに分類されます。
1型は、口唇ヘルペスやヘルペス性角膜炎などの原因となり、2型は性器ヘルペスの原因として有名です。
病変部との接触で感染するため、発症時の性行為は控えましょう。
また、性器にヘルペスの症状がある時期に出産すると、赤ちゃんに感染する可能性があります。その場合は帝王切開が検討されます。
ヘルペスは、一度感染すると神経節に潜伏し続けるため、再発しないように予防を行うことが大切です。
一般的に内服薬で治療しますが、重症の場合は点滴薬で治療することもあります。
治療によるメリット
・基本的に治療によりしっかり改善する
・再発性の性器ヘルペスの場合は、継続的な予防投与により、再発する可能性を下げることができる
・あらかじめ薬剤の処方を受け、発症時に患者自身の判断で治療開始する患者主導治療(PIT: patient initiated therapy)も可能になったため、発症後速やかに治療介入できる
治療上の問題点
・症状は抑えられても、根本的に治すことはできない
・腎機能が悪い場合は、薬剤の減量が必要になることがある
・他の内服薬との飲み合わせによって、治療薬の効果が弱まる場合がある
治療期間
単純ヘルペスは、基本的に数日間の内服治療をおこないます。
再発性の性器ヘルペスの予防の場合は半年〜1年の間、継続的に内服する必要があります。
費用相場
薬剤の種類や処方期間によって異なりますが、内服薬で2000円~10000円が一般的な相場です。
医療機関によっては、別途検査費用などがかかります。
注意点
治療期間や費用は治療内容などによって大きく異なる場合があります。