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EOGガス滅菌器とは

 更新日:2023/03/27

EOGガス滅菌器とは

EOGガス滅菌器とは、医療現場で使われる医療機器や医療材料を滅菌するための、酸化エチレンガスを使用する低温滅菌機器です。
他の低温滅菌法と比較しても使用可能な対象が多く、滅菌不良が少ない安定した滅菌法です。低温滅菌のため、加熱による材質の変化が気になる医療機器に使用されます。
また、浸透性が強いうえ、他の滅菌器と比べてランニングコストが安く済むのが特徴です。
ただし、放射線滅菌を施した塩ビ素材のものはEOG滅菌することはできません。

本機器使用によるメリット

・他の低温滅菌器と異なり、薬剤の投与が1回で済む
・比較的に安いランニングコストで利用できる
・適応範囲が広く、滅菌不良が少ない安定している
・低温滅菌のため、加熱による材質の変化がない

本機器使用上の問題点

・放射線滅菌を施した塩ビ素材のものはEOG滅菌することができない
・完全に菌を滅菌することはできない
・滅菌に時間がかかる

治療期間

EOGガス滅菌器は、55℃で3時間、40℃で6時間かかります。
基本的には、滅菌時間が長いほど効果は高いと言われています。

費用相場

EOGガス滅菌器は、直接治療で使うものではなく、医療機器の滅菌器のため、特に費用相場というものはありません。

この記事の監修医師