「一酸化炭素中毒」を防ぐためにどんなことに気を付けたらいい?【医師監修】

寒い季節になると、暖房器具やガス機器の使用が増えることで、一酸化炭素中毒の危険性も高まります。一酸化炭素は目に見えず、においもないため、気付かないうちに身体に影響を及ぼすことがあります。頭痛や吐き気などの初期症状を見逃すと、重症化するおそれもあります。本記事は、家庭でできる一酸化炭素中毒の予防方法や日常の注意点を解説します。

監修医師:
林 良典(医師)
名古屋市立大学
【経歴】
東京医療センター総合内科、西伊豆健育会病院内科、東京高輪病院感染症内科、順天堂大学総合診療科、NTT東日本関東病院予防医学センター・総合診療科を経て現職。
【資格】
医学博士、公認心理師、総合診療特任指導医、総合内科専門医、老年科専門医、認知症専門医・指導医、在宅医療連合学会専門医、禁煙サポーター
【診療科目】
総合診療科、老年科、感染症、緩和医療、消化器内科、呼吸器内科、皮膚科、整形外科、眼科、循環器内科、脳神経内科、精神科、膠原病内科
一酸化炭素中毒が起こる仕組みと起きやすい状況

一酸化炭素中毒とはどのような病気ですか?
参照:『飲食店や食品工場などでの一酸化炭素中毒事故にご注意ください』(松山市)
一酸化炭素中毒が起きる仕組みを教えてください
参照:『一酸化炭素中毒 (いっさんかたんそちゅうどく)とは』(済生会)
一酸化炭素はどのように発生しますか?
一酸化炭素中毒|家庭でできる予防の基本

家庭内で一酸化炭素中毒が起きやすい状況を教えてください
また、浴室でのガス給湯器の不完全燃焼や、ガレージ内で車のエンジンをかけたままにする場合にも一酸化炭素が発生する可能性があります。さらに、災害のときなどで屋内に発電機を持ち込んで使うときも換気に配慮する必要があります。
参照:『住宅で起きる一酸化炭素中毒事故に注意! 』(東京消防庁)
暖房を使用しているときに推奨される換気の頻度を教えてください
参照:
『一酸化炭素中毒に注意しましょう|室内環境』(東京都多摩立川保健所)
『一酸化炭素(CO)中毒とは』(日本ガス石油機器工業会)
ガスストーブや石油ストーブを使用する際の注意点を教えてください
参照:『なにげなく していませんか こんなこと』(経済産業省)
車の排気ガスによる一酸化炭素中毒を防ぐためにはどうすればよいですか?
また、エンジンをかけっぱなしにしたまま車内で仮眠や待機するのは避け、必要なときは定期的に窓を開けて換気してください。もし排気ガスのにおいや違和感を覚えた場合は、即座に窓を全開にして十分な換気を行い、エンジンを停止してください。不要不急の外出を控え、事前に天候や道路状況の確認が大切です。
参照:『[Q]雪で埋まった場合の一酸化炭素中毒の危険性とは?』(JAF)
一酸化炭素中毒を防ぐための安全対策

一酸化炭素の発生を知る方法はありますか?
参照:『警報機を設置しましょう|ご家庭の皆様へ|ガスを安全に使用していただくために』(経済産業省)
就寝中に使用すると危険な暖房器具はありますか?
参照:『ついうっかりが思わぬ事故にならないように』(経済産業省保安グループ)
一酸化炭素中毒の前兆や初期症状を教えてください
症状が重くなってくると意識が朦朧としたり、反応が鈍くなったり、さいごには意識消失や昏睡状態となり、生命に関わることもあるためとても危険です。短時間の曝露でも高濃度の場合は、症状を自覚する間もなく昏睡に至ることもありえます。
参照:
『一酸化炭素中毒になったときの応急手当 』(新潟県佐渡市公式ホームページ)
『飲食店や食品工場などでの一酸化炭素中毒事故にご注意ください』(松山市)
編集部まとめ

一酸化炭素中毒は無色・無臭のため気付きにくく、とても危険です。家庭での予防の基本は、まず燃焼式暖房器具やガス機器を正しく設置すること、1時間に1〜2回は窓を開けて換気をすることが大切です。十分な換気がなければ、不完全燃焼により一酸化炭素がたまりやすいです。さらに、一酸化炭素警報器の設置も推奨されており、これが発生を早期に知らせてくれます。古いストーブは不完全燃焼を起こしやすいため、使用を見直したり新しい安全機能付き製品への交換をしたりすることが大切です。暖房器具の周囲には燃えやすい物を置かず、使用中や就寝のときの無理な長時間使用は避けます。不完全燃焼防止装置付きのガス機器や警報器の活用で、事故を未然に防ぐことが可能です。冬場の安全性の高い暖房生活のために、これらの対策を日々の習慣にしてください。
参考文献
- 『飲食店や食品工場などでの一酸化炭素中毒事故にご注意ください』(松山市)
- 『一酸化炭素中毒 (いっさんかたんそちゅうどく)とは』(済生会)
- 『住宅で起きる一酸化炭素中毒事故に注意! 』(東京消防庁)
- 『一酸化炭素中毒に注意しましょう|室内環境』(東京都多摩立川保健所)
- 『一酸化炭素(CO)中毒とは』(日本ガス石油機器工業会)
- 『なにげなく していませんか こんなこと』(経済産業省)
- 『[Q]雪で埋まった場合の一酸化炭素中毒の危険性とは?』(JAF)
- 『警報機を設置しましょう|ご家庭の皆様へ|ガスを安全に使用していただくために』(経済産業省)
- 『ついうっかりが思わぬ事故にならないように』(経済産業省保安グループ)
- 『一酸化炭素中毒になったときの応急手当 』(新潟県佐渡市公式ホームページ)
- 『一酸化炭素中毒(CO中毒)[安全衛生キーワード]』(厚生労働省)



