【闘病】再検査を受けていれば… 3年後「特発性血小板減少性紫斑病」に(2/2ページ)

歯科衛生士として患者の気持ちに寄り添っていきたい

編集部
現在の体調や生活などの様子について教えてください。
Akiさん
幸いなことに、私にはステロイドによる副作用がほとんどなかったため、体調が優れないということはありませんでした。ただ、食欲が増し、その1カ月で5kgほど太りました(笑)。そのため、今は体重を戻すために適度な運動を心がけています。2022年7月現在、プレドニゾロン、ランソプラゾール、ST合剤を服用中です。
編集部
あなたの病気を意識していない人に一言お願いします。
Akiさん
この病気に限ったことではありませんが、見た目ではわからないような病気を抱えている人たちは、ヘルプマークをつけて助けを必要としています。そういう人を見かけたら、声をかけてあげてください。あなたの勇気ある声がけで救われる人がいます。
編集部
医療従事者に望むことはありますか?
Akiさん
これは歯科衛生士として私も日頃から気をつけていることですが、患者さんの気持ちに寄り添うことです。当たり前のように感じますが、これを実行できる方はそこまで多くないのが現実なのかなと思っています。私がお世話になっている病院の先生や看護師さんはみなさんとっても良くしてくれるので、安心して治療を受けられました。私もそんな存在になれるよう、勤め先の歯科医院でも精進したいと思います。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
Akiさん
最後まで読んでくださりありがとうございます。この病気は完治することはありませんが、私は寛解を目標に、毎日一生懸命生きています。同じ病気の方も、そうでない方も“今”を大切に生きていけたらと思います。
編集部まとめ
健康に自信があればあるほど「まさか自分が」と思ってしまうのも無理はありません。今回体験談を寄せてくれたAkiさんが伝えてくれた「自分は大丈夫と思わずに、身体が何かしらのサインを出していたらすぐに病院を受診してほしいです」というメッセージを他人事と捉えず、違和感があったらすぐに受診しましょう。また、健康診断は自分の身体の状態を知るうえで大事なことなので、定期的に受けることが大切だと感じました。




