【闘病】原因不明の熱。「血球貪食症候群」「皮膚筋炎」の診断には半年以上かかった(2/2ページ)

自分を大切に出来ない人は、他人も大切に出来ない

編集部
今までの生活を振り返って思うことなどありますか?
一郎さん
もっと早く仕事を休めばよかったと思います。高熱が続いていても、解熱剤を飲んで仕事に行っていましたが、とても辛かったことを覚えています。職場の方々にも気を遣わせてしまったので、我慢せずに辛いことを伝えるべきでした。
編集部
現在の体調や生活はどうですか?
一郎さん
月に1回のペースで通院し、薬を内服しています。普通に生活しているだけでとても疲れやすい体となってしまったので、無理をしないように心がけています。
編集部
医療機関や医療従事者に望むことはありますか?
一郎さん
私も医療従事者の1人ですが、近年のコロナ禍で大変な業務が続いていると思います。また、感染対策を始め様々な事に気を使わなければならないことが多くあります。今後も大変な環境の中での仕事となりますが、頑張りましょう。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
一郎さん
大病を経験して改めて感じたことは、何事も自分の体が一番大切だということです。健康でなければ、どんなにお金があっても自分のやりたいこともできません。よく耳にするかもしれませんが「自分を大切にできない人は、他人も大切にできない」と思いますので、自分の体を一番大切にしましょう。体調が悪い時は絶対に無理をしないでください。病院できちんと原因を調べてもらいましょう。
編集部まとめ
「最悪の場合、亡くなってしまうかも」という病状説明を受けても「回復を諦めていた」というほど気力まで奪われていた一郎さん。大病を経験したことで、人生観も変わり、医療従事者として患者さんの気持ちにも一層寄り添えるようになったと言います。そして、「自分を大切に出来ない人は、他人も大切に出来ない」「体調が悪いときは無理をしないでください」と、自分の体を大切にすることを教えてくれました。一郎さん、ありがとうございました。






