【闘病】勤務中に「脳出血」で意識失い緊急搬送 原因は『脳動静脈奇形』だった(2/2ページ)

定期的に検査を受けてほしい

編集部
脳動静脈奇形を意識していない人に一言お願いします。
実里さん
脳動静脈奇形は先天性の疾患で、いつ発症するか分かりません。発症するまでは無症状ですが、脳出血を起こすと後遺症が残ることもあります。
編集部
医療従事者に望むことはありますか?
実里さん
私と関わってくださった医療従事者の皆さんには本当に感謝していて、特に望むことはありません。強いて言うなら、医療従事者の皆さんもぜひ健康に気をつけて治療にあたってほしいと思います。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
実里さん
私の場合、もし事前に脳動静脈奇形があると分かっていれば、脳出血を起こす前に治療ができたかもしれません。不幸中の幸いですが、私は職場で倒れたから早く対応をしてもらえました。そして後遺症もなく回復できました。でも、これが「もしほかの場所で倒れていたら」と思うと、ゾッとします。皆さんも自分の身に異常を感じたら、すぐ誰かに相談してほしいです。
編集部まとめ
実里さんの話をきいて「定期的な検査」と「病気を発症したあとの迅速な対応」がいかに重要かを強く感じました。この記事を読んでいるあなたも、異変がなくとも定期的に検査を受けるようにしましょう。脳動静脈奇形のように、初期の症状が分かりにくい病気の可能性がありますので。定期的な検査による早期発見があなたの命を救うかもしれません。
なお、Medical DOCでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。

記事監修医師:
村上 友太(東京予防クリニック)
※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。


