【闘病】毎晩のセルフチェックで『乳がん』発覚 「なんで30代の私が?」(2/2ページ)

病気の有無関係なく「自分の人生を充実させる方法」を模索する

編集部
現在の体調や生活などの様子について教えてください。
いだもさん
現在は月に1回通院しています。乳がんのホルモン受容体陽性タイプにおいて、2021年12月から再発予防にも使えることになったCDK4/6阻害薬のベージニオ(アベマシクリブ)150mgを1日2回、ホルモン療法薬としてタモキシフェンを1日1回、3カ月に1回子宮の働きを止めるリュープリンの注射をしています。ベージニオの副作用として下痢があり、外出時に不安がある日々が続いています。また、ホルモン療法によって閉経状態になり、ホットフラッシュなどの更年期障害も辛いですね。
編集部
乳がんを意識していない人に一言お願いします。
いだもさん
女性にとって非常に身近な病気である「乳がん」。治療法は日進月歩で、長く付き合う病気になってきました。不安もたくさんありますが、病気の有無に関係なく「自分の人生をいかに充実したものにするか?」ぜひ考えてみてください。
編集部
医療従事者に望むことはありますか?
いだもさん
診療科の枠を超え、さまざまなプロフェッショナルの方々に支えていただきました。これからもよろしくお願いします。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
いだもさん
女性がかかる病気の中でも罹患率の高い「乳がん」。診断されてからはさまざまな情報に心が揺らぐと思いますが、日本で受けることのできる標準治療は世界でも高いレベルの治療法だと信じてください。長い戦いになりますが、日々を大切に進んでいきましょう。
編集部まとめ
いだもさんは、毎日ご自分でセルフチェックを行っていたからこそ、早い段階で病院を受診することができました。セルフチェックの必要性を感じながらも、なかなか毎日実践できる人は少ないのではないのでしょうか? 女性の9人に1人が罹患する「乳がん」は、早期発見・早期治療がカギを握ります。ぜひ、セルフチェックと不安な時はすぐに医療機関するようにしてください。
なお、Medical DOCでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。


