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【闘病】「今でも夢と思うことがある」3年ぶりの検診で“乳がん”の告知。自覚症状ゼロで突然始まった闘病生活(2/2ページ)

 更新日:2025/06/16
【闘病】「今でも夢と思うことがある」3年ぶりの検診で“乳がん”の告知。検診の重要性を感じた闘病の日々

担当医師のおかげで気負わずに治療と向き合えた

担当医師のおかげで気負わずに治療と向き合えた

編集部編集部

治療の前後で現在の生活に変化はありますか?

YOさんYOさん

これも幸いなことに、大きな変化はありません。乳がん発覚前と体調も変わりがなく、ホルモン治療で副作用があるかと思っていましたが、それもありませんでした。私の場合、抗がん剤治療をしなかったことも関係しているのかもしれません。ただ、これまでよく献血に行っていたのですが、今ではできなくなってしまったので悔しいです。

編集部編集部

初めて乳がんの告知を聞いたときはショックを受けたと思いますが、心の支えになったことはありますか?

YOさんYOさん

私にとっては担当の先生と話すことが心の支えでした。具体的に何かをしてもらったというわけではないのですが、先生の話し方や雰囲気に温かさを感じ、治療へ前向きになることができました。先生との定期的な会話は、治療へ向き合うモチベーションのためにも大切だなと感じます。今ではその先生と会えなくなり、ちょっと寂しいくらいです。最後の診察では、命の恩人である先生と写真を撮ってもらえたのでたまに見返しています。

編集部編集部

YOさんご自身の体験を通して、特に大事だと思ったことは何ですか?

YOさんYOさん

なによりも一番は、定期的に乳がん検診へ行くべきということです。乳がん発症率は女性のほうが高いですが、男性も発症することはあります。男女問わず乳がんになる可能性はあるので、日頃から自分の体をチェックして、いつもと違うところがあったら迷わず病院を受診してほしいと思います。

編集部編集部

最後にメッセージをお願いします。

YOさんYOさん

正直、私の感覚では乳がんの発覚から今まであっという間に過ぎたと感じました。今でも自分が乳がんだったと信じられませんが、胸の傷を見る度に「本当に乳がんだったんだ」と思います。病気になると思いもよらない変化が起こるので、誰もが自分の体と向き合って過ごしてほしいと思います。

編集部まとめ

3年ぶりの乳がん検診で「乳がん」と診断され、手術と放射線治療、そして今もホルモン治療を続けられているYOさん。がんはいつ、誰が発症してもおかしくはありません。そして、YOさんのようにたまたま検診で早期に発見できたという方はたくさんいらっしゃいます。しこりの自覚が乳がんの典型的な症状の一つとして比較的広く知られるようになりましたが、良いことである一方で「無症状」の乳がんも同じように“典型的”であることも多くの人に知ってもらいたいです。そのために乳がん検診があります。健康だからといって怠ることなく、定期的な健康診断や特定健診、人間ドックを受けるようにしましょう。

なお、Medical DOCでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。

この記事の監修医師