「体質改善して太りにくい体になりたい」20代女性が半年間トレーニングで理想体型を目指す
Medical DOCでは、健康への取り組みとして、都内のパーソナルジム「T-Fitness」とコラボ企画を始めました!今回の体験者は、当メディア関係者である赤堀さん(28歳)です。
約半年間にわたり、赤堀さんの変化をレポートします!
※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2023年7月取材。
体験者プロフィール:
赤堀さん(株式会社GENOVA社員)
都内在住の28歳。もともと体を動かすことが好きだが、お酒の量が多いこともあり体型にコンプレックスを抱いている。最近ゴルフをはじめ「かわいいゴルフウエアで脚を出したい!」と、このプロジェクトに参加を決意。
記事監修医師:
中川 悠樹
※先生は記事を監修した医師であり、体験者の担当医ではありません。
エムスリー株式会社 Patient Support 事業本部アドバイザー。
2009年、京都大学部医学部医学科卒業後、京都大学医学部附属病院、田附興風会北野病院、三井記念病院、横浜労災病院にて、外科医師・救急科医師として勤務した後、現職。
ほかにも株式会社VITAARS CEO補佐、細谷透析クリニック 非常勤医師、ふじの町クリニック・健診センター 非常勤医師を兼任。
2022年1月にAYA(任意団体)を設立、2023年6月に法人化(特定非営利活動法人AYA設立)し、病気や障がいのある子ども達の世界を広げることをミッションに活動を行っている。救急科専門医・外科専門医・JSPO公認スポーツドクター・医師会認定産業医・旅行医学会認定医。
トレーナー:
笹森 大生(T-Fitnessトレーナー)
T-Fitnessジム事業責任者・トップパーソナルトレーナー・NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)・Animal Flow®︎ Lv.1インストラクター
大手フィットネスジムにて実績を積み2023年よりT-Fitnessジム事業責任者へ就任。
目次 -INDEX-
事前インタビュー
編集部
このプロジェクトに参加しようと思ったきっかけを教えてください。
赤堀さん
もともとダイエットや筋トレに興味があったのですが、きちんと鍛えたことがなく、体型にコンプレックスを抱えたまま体型を隠すようなゆるい服を着ていました。
最近ゴルフを始めたので、かわいいゴルフウエアが着たい!足を出したい!と、ダイエットへの熱が高まってきたところに社内でこの企画があると聞き、チャレンジしたいと思いました。
編集部
現在は週にどのくらい運動していますか?
赤堀さん
平日は通勤時に、駅まで自転車を漕いでいるくらいですね。片道10分くらいでしょうか。土日は趣味のダンスやゴルフをやっています。
ジムは、以前、知人に誘われて通ったことがありますが、続きませんでした。
編集部
体を動かすことは得意なほうですか?
赤堀さん
好きです。ダンスも続けていますし、最近始めたゴルフも楽しくやっています
編集部
現在の食事習慣について教えてください。
赤堀さん
朝は会社で、コンビニのおにぎりかヨーグルト、昼は外食かお弁当、夜は外食、といった感じで自炊はほとんどしません。
お酒も好きで週に3回は飲みに行っています。一度飲みに行くとビールや日本酒など6~7杯くらい飲みますし、その後2次会に行くこともありますね。
飲みに行かない日も自宅で飲んでいます。
編集部
つい自分に甘えてしまう瞬間がありましたら教えてください。
赤堀さん
デスクワークが多いので間食をしてしまいます。内容は少し気にしてナッツなどにしていますが、お土産などでいただいたものはすべて食べています。目の前にあると、お腹が減っていないのに食べてしまうのが問題ですね。
あとは、ちょっとした移動でもエレベーターやエスカレーターに乗ってしまったり、徒歩で行けそうなところを自転車に乗ってしまったり、飲んだ後にラーメンを食べたりしてしまいます。
編集部
半年後の自分に期待していることを教えてください。
赤堀さん
まずは、体質改善をして健康で太りにくい体になりたいです。若い時は、多少無理をしても一晩眠ったら回復していたのですが、今は疲れやすくお酒も抜けにくく、寝ても寝足りない感覚があります。睡眠時間も5時間くらいですね。あとは、下半身をスッキリさせて脚を出すゴルフウェアを着てみたいです!
EBHSについて
「EBHS Life(エビスライフ;以下、「EBHS」と呼びます)」とは「科学的エビデンスに基づいたヘルススコア(Evidence Based Health Score Life:EBHS Life)」のことです。
医師の中川悠樹先生に解説していただきます。
編集部
EBHSとは何ですか?
中川先生
EBHSとは、日本人の健康状態と平均余命の関係に注目し、個人の健康状態を包括的にスコア化した新たな標準健康指標です。
複数の検査数値を持つ健康診断データや、ゆらぎの多い生活習慣のデータを、AIを用いて誰でも理解できる単一の数値にしました。
編集部
どのように測定するのですか?
中川先生
健康診断の結果および生活習慣等のアンケートのデータを元に、EBHSアルゴリズムを搭載したAIが、受験者の将来的な疾病リスクや余命を予測します。
EBHSアルゴリズムの構築に使われたのは、約5万人分の健康診断/生活習慣データや、3千件以上の寿命予測に関する論文レビューなど、エビデンスの高いデータです。
日本人平均のEBHSを100とし、平均よりも健康状態が良いとEBHSも高く算出され、健康状態が悪いとEBHSも低く算出されます。
編集部
今、EBHSが注目されている理由を教えてください。
中川先生
みなさんが普段見ている健康診断のデータは、専門的で意味がつかみにくい上に、項目が複数あってわかりにくいと思います。
健康をみなさんにとってわかりやすく、利用しやすいものにするために、数ある数値データの次元を1次元にまで減らしました(専門用語で「次元削減」と呼びます)。
EBHSは、一目で自分の健康状態がわかるだけでなく、他者と比較することも可能になっているため、自身の健康はもちろん、家族や友人とも一つの数字をもとに話ができるという点が、注目されている理由でしょう。
編集部
EBHSの結果が悪いと、どんなリスクがあるのですか?
中川先生
大きく分けて2つのリスクがあると考えられます。
1つ目は、健診検査値が悪いことによる生活習慣病の疾病リスクです。
血糖値や血圧、脂質など、生活習慣病に深く関わる検査値が悪い場合、EBHSは悪化しやすい傾向があります。
しかし、これだけではありません。EBHSでは「健診結果が良かったのにもかかわらず、生活習慣病や重大疾病を発症した方」のデータも分析してから、疾病発症リスクの高い生活習慣も学習データに取り込んでおり、このような方と共通する生活習慣のある方は、スコアが下がるようにAIが判断します。健康診断の「要注意」といった結果や自覚症状が全くなくても、EBHSの低下が見られたらアラートと考え、生活習慣を見直すことが大事です。
編集部
ありがとうございました。赤堀さんの結果はどうだったのでしょうか?
中川先生
平均値100のところ赤堀さんのEBHSは103.8と、平均よりやや高い(EBHS +3.8)結果が出ました。
EBHSの結果を踏まえて
編集部
EBHSの結果はどうでしたか?
赤堀さん
正直、思っていたより良かったです。
でも自分では食生活にかなり偏りがあると感じています。今は結果に出ていないだけで、このままの食生活を続けていくとスコアが落ちていくと思うので、そうならないように今からしっかりと取り組んでいきたいです。
編集部
半年後に再測定する予定ですが、どのくらいの数値を目標にしますか?
赤堀さん
EBHSは2.5、予想寿命は1.5年プラスできればと思います!
編集部
赤堀さんのEBHSスコアはどうですか?
中川先生
赤堀さんは、ほぼすべての数値に関して優良で同世代女性の中では比較的健康ですが、ランキングを見ると同世代女性50万人の中では約19万位と、さらに健康度が高い人が多くいます。つまり、今以上に健康になれる可能性があります。
EBHSを使うと、これまで健診の結果で「異常がないから大丈夫」と思っていた方も「もっと健康になるためにはどうしたらよいか?」が分かるようになるのです。
編集部
では、改善できるプランを教えてください。
中川先生
1日の野菜の摂取量が少ない(小鉢1皿程度)ようなので、意識して摂ることをお勧めします。(推奨は小鉢5皿程度)
また、休息が取れていないと感じているようなので、もう少し睡眠時間を増やしてみると良いかもしれません。
編集部
赤堀さんのEBHSについて、何かアドバイスがありましたらお願いします。
笹森さん
お酒がお好きなのだと思いますが、アルコールの量が増えると、中性脂肪やコレステロール値が悪くなりやすいので、今後は運動習慣を増やすとともに、アルコールを控えていくことが重要です。
編集部
パーソナルジムでEBHSが利用できると、どんな効果が期待できますか?
笹森さん
EBHSは、今までの健康指標と違い「健康度合い」が数値化されており、一目で今の健康状態を知ることができるのが特徴だと思っています。
食事・運動・睡眠などが乱れると数値に反映されます。逆にこれらを意識すると、きちんと数値に現れるのがとても良いですね。わかりやすく数値化されることで、トレーニングのモチベーションにつながりやすいと思います。
編集後記
今回は、実際にトレーニングを開始する前の状態をお伝えしました。
次回はいよいよ、パーソナルトレーニングメニューや、具体的な食事指導などをレポートします!半年後の赤堀さんにご期待ください!