【闘病】再び増えてきた「新型コロナ」感染者 娘の入学式を台無しにした当時の記憶(2/2ページ)

支援物資が届かない

編集部
治療や闘病生活の中で、何か印象的なエピソードなどあれば教えてください。
あおきさん
買い物にも行けない中、支援物資が全く届かず困りました。隔離期間が明けてから届き始めたので、ほとんど意味がありませんでした。関係各所の方々はお忙しいとは思いますが、これではやむを得ず買い物に出かけてしまう感染者がいても仕方がないのではないかと思いました。
編集部
現在の体調や生活はどうですか?
あおきさん
熱が下がってからしばらくは体力も落ちて疲れやすかったりしましたが、現在は体調も戻り、幸いなことに味覚障がいなどの後遺症もありません。今まで通りの生活ができています。
編集部
コロナ感染の前後で変化したことを教えてください。
あおきさん
先ほどの支援物資の件があったので、非常時の際の備蓄を気にするようになりました。あとはもちろん、感染についてはこれまで以上に意識して対策をするようになりました。
編集部
医療機関や医療従事者に望むことはありますか?
あおきさん
発熱外来を調べてあちこち電話したときは、多くの医療機関に断られて辟易しましたが、実際にドライブスルー検査・診療などを経験してみると「こんなにも大変なことをしているか」と驚きました。お忙しい中、そして自分たちにも感染リスクがある中、こんなにも社会のために頑張ってくれているのだと感謝の気持ちでいっぱいでした。ありがとうございました。
編集部まとめ
通常「闘病」というと、医療機関と患者とで進める場合が多いですが、新型コロナウイルス感染症に関しては当時、「医療機関」「保健所」「行政」など、さまざまな機関と関わりながら行われている状態だったようです。「診てくれる病院がない」「支援物資も届かない」という中、この経験を前向きに捉え、「こんなにも大変なのか」「こんなにも社会のために頑張ってくれている」と、医療機関への感謝の気持ちを伝えてくれました。再び感染者の増加傾向に見られる中、あおきさんの談話が何かの役に立てば幸いです。






