目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 医科TOP
  3. コラム(医科)
  4. 【闘病】足のむくみの正体が「好酸球性多発血管炎性肉芽腫症」だったとは

【闘病】足のむくみの正体が「好酸球性多発血管炎性肉芽腫症」だったとは(2/2ページ)

 更新日:2025/06/25
【体験記】足のむくみの正体が「好酸球性多発血管炎性肉芽腫症」だったとは

先延ばしせずに受診してください

先延ばしせずに受診してください

編集部編集部

現在の体調や生活はどうですか?

G.I さんG.I さん

もちろん入院時と比べると元気ですが、完治はしない難病ということもあり、一筋縄ではいかないなと感じています。血液検査の数値は改善してきていますが、足の痺れや痛みは相変わらず残っているので、痛みが続くときは気持ちも下向き気味です。少しずつ良くなっているようですが、長期にわたっているので、時々不安になってしまうことがあります。少しでも前向きになれるように、友達や同僚と食事に行ったり出掛けたりして気持ちを上げています。

編集部編集部

病気の前後で変化したことを教えてください

G.I さんG.I さん

限度はありますが、「自分がやりたいと思うことは挑戦してみよう」と思うようになり、1人でドライブなどを楽しむようになりました。休みの日に友人や同僚を誘って出掛けることももちろんありますが、行きたいなと思ったときに出掛けています。一度きりの人生、誰かのために生きているのではない、自分が幸せでないと意味がないと思うようになりました。

編集部編集部

今までを振り返ってみて、後悔していることはありますか?

G.I さんG.I さん

普通に考えればあり得ない体調の変化であったのに、当時は異常とは感じなかったことに驚きを感じています。今後は体調の変化に気づいたら、先延ばしせずに受診しなければと思っています。

編集部編集部

医療機関や医療従事者に望むことはありますか?

G.I さんG.I さん

入院から退院まで本当にお世話になり、感謝しかありません。退院後も、一度休みの日にお世話になることがありましたが、救急指定の日でなくても診てもらえたのは安心できました。

編集部編集部

最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。

G.I さんG.I さん

私の場合、病院にかかっていて症状も分かってはいたものの、浮腫みやすさは年齢のせいかなとか、足の痺れは腰痛のせいかなと思ってしまい、身体からのサインを見逃していました。今はネットでいろいろ検索できる便利な世の中なので、いつもと違う症状があった時は是非調べてみると良いと思います。皆さんも何だかいつもと違うと感じた時、年のせいや勘違いなどと思わずに、病院に行ってみてください。

編集部まとめ

不調が現れた時に「年齢のせいかな」と受診を先延ばしにしていたことを後悔している、と話してくれたG.I さん。いつもと違うと感じたら、忙しくても、まずはインターネットで症状を検索したり、医師を探したりしてみることから始めてみましょう。早期発見はとても大事です。G.I さん、ありがとうございました!

この記事の監修医師