【闘病】喉の痛みから「急性骨髄性白血病」が判明した女子高校生(2/2ページ)

優しい医療スタッフに助けられました

編集部
医師や看護師など、医療関係者には話しやすい雰囲気でしたか?
T.Hさん
皆さんとても明るくて、いつでも相談しやすい方たちばかりでした。優しくて、入院生活をイヤだと感じたことはありませんでした。鬱のような状態になり、八つ当たりしても、毎日声をかけてくれて、常に寄り添って明るく元気づけてくれた沢山の方々に感謝しています。
編集部
治療中の心の支えとなったものは、何でしたか?
T.Hさん
友人とのSNSのやり取りや、小児科で一緒に入院している子どもたち、好きなダンス&ボーカルグループの存在ですね。
編集部
治療後はどのような変化がありましたか?
T.Hさん
大好きだったバレーボールができなくなりました。また、高校も留年して3年生を2回過ごしました。筋力は衰え、体力もほとんどなくなりましたね。
編集部
現在の体調はどうですか?
T.Hさん
合併症の慢性移植片対宿主病(GVHD)による閉塞性細気管支炎で、今は酸素ボンベが手放せません。感染対策には気を付けていますが、よく風邪をひいてしまいます。
編集部
現在、就職活動中とのことですが。
T.Hさん
高校生の時は卒後の進路が決められる状態ではなかったので、現在も無職のままで、リモートで就労支援センターに通い始めています。就職できるように頑張っています。
編集部
では、最後にこの病気を知らない方へ、一言お願いします。
T.Hさん
不治の病だった白血病も治る病気に分類されるようになりました。とはいえ、抗がん剤治療は精神力をかなり削られます。私は医療関係者、友人、親の支えがあったからこそ頑張れたと思っています。
編集部まとめ
今回は急性骨髄性白血病(M4型)のご経験をお聞きしました。治療中のつらさはもちろんのこと、治療後も肺機能障害といった苦しさとの闘いが続く中、就職に向けて今後も頑張ってほしいと思いました。







